本日は、「幻想ソナタ」D894を。
この曲が「幻想ソナタ」と呼ばれるようになった経緯は以下の通りである。
出版時「幻想曲」の名前だけ圧倒的に大きかったので、「大筋でシューベルトが了解していた」と推測するのが、現在の主流の学説であり、ベーレンライター新シューベルト全集もこの学説を採っている。
「幻想ソナタ」D894 作品78 アナリーゼ
この曲が「幻想ソナタ」と呼ばれるようになった経緯は以下の通りである。
- 「第4ソナタ」として、1826年10月作曲される
- 出版社=ハスリンガー が「ソナタ」名での出版を嫌がった(売れ行きが悪いからと推測)
- シューベルト が 「ソナタ または 幻想曲」のどちらの名でも了解
- ハスリンガー が 「幻想曲、アンダンテ、メヌエット、アレグレット」として 1827年4月に出版
出版時「幻想曲」の名前だけ圧倒的に大きかったので、「大筋でシューベルトが了解していた」と推測するのが、現在の主流の学説であり、ベーレンライター新シューベルト全集もこの学説を採っている。