本日、パップ晶子 による「バルトーク公開講座」を受講して来た。 パップ晶子 は「音楽之友社版 バルトーク」を既に5冊編集している大家である。 私自身全5冊購入して、いろいろと調べていたのだが、やはり「著者本人の講座」を聴くと、細部まで疑問がほどけて行く。本日号から(連続になるかどうかははっきり言えないが)全5巻に亘り、「パップ晶子版 バルトーク楽譜」について掲載する。
まずは、講座で最も力の入っていた「子供のために 第1巻」から
2005年出版。
正直言って「摩訶不思議な感触」が初めに手に取った時の思い出としてある。
からである。 何でだろう? 不思議だ!
とにかく「使い易い楽譜」である!
など、至れり尽くせりである。『曲毎の大意』は改訂版では削除されているので、改訂版(Boosey & Hawkes)よりも使い勝手は相当に良い(そして安い!)
「ハンガリー音楽のリズムの特徴」なども極めて分かり易く記載されているので、まず「作品解説」を読んでから、弾くなり、指導すると良いように感じる。
「初版至上主義」以外の日本人であれば、この楽譜が最も良いと思う。
まずは、講座で最も力の入っていた「子供のために 第1巻」から
バルトーク お薦め楽譜 その1
パップ晶子編集 ニュースタンダードピアノ曲集 バルトーク子供のために(1)
- 推薦度 :☆☆☆☆☆
- 正確さ :☆☆☆☆☆
- 資料価値:☆☆☆☆☆
- 校訂報告:☆☆☆☆☆
価格: ¥ 1,680 (税込)
2005年出版。
正直言って「摩訶不思議な感触」が初めに手に取った時の思い出としてある。
- 原典版楽譜であるのに
- どこにも「原典版」とも「Urtext」とも書かれていない
からである。 何でだろう? 不思議だ!
とにかく「使い易い楽譜」である!
- 1946年改訂版を基礎にした「原典版」の基準に優に達している楽譜本体
- 子供にわかり易いように、冒頭に「挿絵」と「説明」、曲毎に「大意」を記載
- 指導者にわかり易いように、巻末に「作品解説」が17頁も(!)掲載
など、至れり尽くせりである。『曲毎の大意』は改訂版では削除されているので、改訂版(Boosey & Hawkes)よりも使い勝手は相当に良い(そして安い!)
「ハンガリー音楽のリズムの特徴」なども極めて分かり易く記載されているので、まず「作品解説」を読んでから、弾くなり、指導すると良いように感じる。
「初版至上主義」以外の日本人であれば、この楽譜が最も良いと思う。