スタインウェイグループ(含む カワイ&パールリバー)vs. ヤマハグループ(含む ベーゼンドルファー)
今回のスタインウェイアップライトK132 が 15%アップ → ベーゼンドルファー130 を越す「世界一価格」を目指したことは昨日号で述べた。本日号にて、標題の件を深掘りする。
スタインウェイ陣営
- スタインウェイ = ホール設置コンサートグランド世界シェア95%以上
- カワイ(ボストン製造) = 日本ピアノ製造シェア2位
- パールリバー(エセックス製造) = 世界ピアノシェア1位 = スタインウェイ と メーソン&ハムリン の サードライン1層スプルース響板ピアノ製造
ヤマハ陣営
- ヤマハ = 世界ピアノシェア3位 & 日本ピアノシェア1位
- ベーゼンドルファー = ホール設置コンサートグランド世界シェア2位
さて、勝敗はどちらなのか? 各分野別に眺めてみよう。
- ホール設置コンサートグランド台数 : スタインウェイ >>> ベーゼンドルファー
これは、スタインウェイ圧勝です。
- セミコンサートグランド(214cm)価格 : ベーゼンドルファー214VC(28,820,000円) > スタインウェイB211(25,971,000円)
意外に感じる人が多いだろうが、ベーゼンドルファーが1割以上高い、がスタインウェイ値上げ後の価格。
- 短い170cmグランド価格 : ベーゼンドルファー170VC(22,550,000円) > スタインウェイM170(17,787,000円)
意外に感じる人が多いだろうが、ベーゼンドルファーが2割以上高い、がスタインウェイ値上げ後の価格。「スタインウェイ最重点機種」と私高本が判断。
- アップライト価格 : ベーゼンドルファー > スタインウェイK132
意外に感じる人が多いだろうが、ベーゼンドルファーが高い、がスタインウェイ値上げ後の価格
- 世界シェア : パールリバー > ヤマハ
中国市場で「1位=パールリバー」「2位=ハイルン」「3位=ヤマハ」がここ2年の実績。ヤマハは半年近く生産ライン止めているようだが、パールリバーは?
- 日本シェア ; ヤマハ > ボストン+スタインウェイ
パールリバーは日本市場に進出しない、が実績。
- 日本中級価格ピアノシェア : ヤマハ > ボストン
現在、ボストンが上昇中。
- 日本中級価格ピアノ音質 : ボストン156PEII > ヤマハC3Xespressivo
但し、島村楽器では店員が ヤマハC3Xespressivo が良いかのように演奏して「高い機種を薦める」実行中
- 日本中級価格ピアノ音立ち上がり : ボストン156PEII > ヤマハC3Xespressivo
但し、島村楽器では店員が ヤマハC3Xespressivo が良いかのように演奏して「高い機種を薦める」実行中
- 日本中級価格ピアノアクション : ヤマハC3X > ボストン156PEII
音立ち上がりと音質良いボストンの方が「弾き易い」と90%以上の人が感じるだろう