詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

アーメンよろしく

2019年11月01日 | 犯罪
ハロウィーンのカボチャみたいに
目鼻立ちのしっかりした
真っ赤な月が昇ってきた

まるで一枚のビロードの夜空に
網目からこぼれる光りが星となり
大きな綻びからもれる光りが
月明かりとなって

ちゃりんちゃりんと
ポケットのほころびから
金貨がまた一枚流れ星となって
地上に落っこちてくる

アーメンよろしく
どうかよろしく
僕の家の前の庭に落っこちますように

夜空

2019年11月01日 | 犯罪
ハロウィーンのカボチャみたいに
目鼻立ちのしっかりした
真っ赤な月が昇ってきた

まるで
一枚のビロードみたいな夜空に
網目からこぼれる光りが星となり
大きな綻びからもれる光りが
月明かりとなって

ちゃりん ちゃりんと
ポケットのほころびから
金貨がまた一枚
流れ星となって
地上に落っこちてくる

アーメン
どうかどうか
僕の家の前の庭に落っこちますように

森へ行こう

2019年11月01日 | 犯罪
青い風が吹きわたる
森へ行こう
綿帽子の落下傘を揺らしながら

植物の種がふんわりふわり
悩みも怒りも哀しさも
風の中へと流離ってゆく

いったい何を
得られたんだろうかと悩む前に
どれだけ多くを
与えてもらったんだろかと感謝しながら

自分のようにちっぽけな存在でさえ 
何かしらを 
与えることができるんだと慰めながら

ふんわりふわり
青い風のなかを飛ぶ綿帽子みたいに
しんしん雪の季節を乗り越え
また違った季節にめぐり合うために