詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

「比嘉春潮ー沖縄の歳月、自伝的回想録から」日本図書センター読了

2019年11月14日 | 犯罪
胃潰瘍の手術をした胃の調子が良くないので、ベットで本を読んでいた。

タイトルの本はー
著者が明治16年に生誕してからの約百年間の実に貴重な日本・沖縄の歴史的な証言だ。
明治後の沖縄と戦前日本を理解するキーマンのような位置にいた人の貴重な回想録だ。
出版社生活が長かったので、その頃の文学者のほとんどや、伊波普ユウ・柳田國男・折口信夫等の民族学者のほとんどや歴史学者のかなりの人々との交流も興味深い。

沖縄知事の秘書官的立場だったので、そこで後の警保局長・内務大臣になったエリート内務官僚に貸しがあったので(沖縄の辻と呼ばれる遊郭&社交場&宴会場で妓を紹介)その裏側にも詳しい。

特に興味深かったのは、関東大震災の後に、彼を含めて訛のきつい沖縄人の多くが、暴行を加えられたり、何度も殺されそうになったエピソードだ。
反体制的と見なされたほとんど労働運動家や社会主義者のほとんどもまた拘束されて、大杉栄一家や亀戸の労働組合員等が軍隊に銃殺されたりした。

相当数の沖縄人や日本人でも言語障害のある人々が、自警団の検問の際に「君が代」がうまく歌えずに、殺されたとも書かれている。

この頃東京で、浮浪者一歩手前の生活をしていた・・日本を代表する詩人の山之口獏や宮沢賢治もまた、そのような目にあったり、目撃したのではないかと想像できる。

様々な地獄をみた一年

2019年11月14日 | 犯罪
様々な地獄をみた一年がもうじき終わる
胃潰瘍手術から糖尿病で入院で始まった一年だった。

それから始まった職場でのパワハラやセクハラだった。
「早くやめろ」「仕事はしなくていい」「トイレは開けてしろ」(トイレの電気をよく消し忘れるという理由で)「後ろから襲うかもしれんぞ」(新人にもよく言ってた上司だった)

「ロリータビデオを観ろ」(それも税金で建てられた公共施設内で)どころか・・公共施設内のPCを使って助平な写真(同性愛のも)をダウンロード後に加工して見せつける上司たちによって掃除や電話も取るなという半年間だった。
(学会系企業で「学会員じゃないから駄目なんだ」という特殊な会社でもあったが・・)

それから、交通事故や山での転落事故。とうとう、さすがの僕も精神的にまいってしまったのが、夏だった。

僕のリストラ体験からいうと、会社を辞めるか死んでしまうかまで、たいがいはエスカレートするから・・
そこを逃げ出したくないとか、納得できないなら、できるだけ詳しい人に、できるだけ早く相談するのがベストだ。

ただ公的機関や弁護士は、あまり詳しくないので、信頼できる労働組合や組合活動に詳しい人間に相談がいい。
僕の場合も、そこでよく聞いて、一人ででもいいから組合を作ればよかったナーと後悔している。
人間は人生ー逃げ出すか、闘うかの二つの道しかないのだから。

教訓    加川良

2019年11月14日 | 犯罪
命は一つ 人生は一回
 だから 命を 捨てないようにね
 慌てると つい フラフラと
 御国のためなのと 言われるとね

 青くなって しりごみなさい
 逃げなさい 隠れなさい
  
 御国は俺たち 死んだとて
 ずっと後まで のこりますよね
 失礼しましたで 終るだけ
 命のスペアは ありませんよ

 命を捨てて 男になれと
 言われたた時には 震えましょうよね
 そうよ 私は 女で結構
 女の腐ったので かまいませんよ
 
 死んで神様と 言われるよりも
 生きて馬鹿だと 言われましょうよね
 きれいごと ならべられた時もこの命 すてないようにね   
     (作詞 上野 瞭・加川 良  作曲・加川 良)