詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

いとおしくて、なんども涙が〜燐光群『憲法くん』の初日  永田浩三

2019年11月30日 | 犯罪
 昨夜(11/29)は「座・高円寺」へ。燐光群の『憲法くん』の初日。松元ヒロさんの原作をもとに、坂手洋二さんが、いまのさまざまな憲法を揺るがす問題を、演劇ってこんなことができるというお手本のような、そして、それをジェットコースターのように展開して見せた意欲作。いつものように、役者さんの動きが綺麗で、切れがある。いとおしくて、なんども涙が頬を伝った。憲法くんは、ひとつの人格なんだ。

 学生の卒業制作に、同性婚をめぐる裁判がある。そのテーマも『憲法くん』のなかに、ばっちり登場する。坂手流の舞台装置と対立。見事だなあ。「両性の同意のみ」の解釈、なにより優先されるべきは「法のもとでの平等」ではないか。死刑制度についても鮮やかだ。さまざまな観点から、死刑制度の問題点をあぶりだす。

 驚いたのは、幕張の武器見本市、ナチスによるユダヤ人虐殺を伝える教育、難民収容所での虐待、そして桜を見る会・・・。いったい、いつ台本ができたんだろう、いつ練習したんだろうというほど、ホットなテーマが次々に登場するのだ。役者さんたちは、あの長い長いセリフを入れるのに、大変だったと思う。大学生にも高校生にも、中学生にも、見てほしい。全国を巡回する作品に育ってほしい。(武蔵大学メディア社会学科教授)

→燐光群HP

世に倦む日日 @yoniumuhibiより

2019年11月30日 | 犯罪
昨夜のNHKの中曽根康弘死去のニュースで、功績として「日米同盟の強化」を大々的に上げて賛美していた。報ステも同じ。本当に脱力させられる。「日米同盟の強化」。それによって日本がどうなったか。この30年間で日本がどうなってしまったか。上も下も、右も左も、日米同盟真理教。

少し深読みの見方としては、安倍晋三が谷内正太郎を使って訪朝を画策しているフシがあり、その水面下交渉で痺れを切らせた北朝鮮が花火一発という可能性もある。安倍晋三、解散前に支持率上げるネタとして訪朝(拉致問題)を利用したいだろう。https://www.jiji.com/jc/article?k=2019111300447&g=pol …

米国に突きつけている回答要求期限が年末だから、対米牽制策の一撃として十分あり得ますよね。となると、また「国難」解散か。追い詰められて藁にもすがりたい安倍晋三には、渡りに舟に見えるかもしれない。どうせ1月か2月にはやらないといけない日程だから。https://news.yahoo.co.jp/pickup/6343958

トランプの支持率の秘密は、朝日の金成隆一が書いていたように、一にも二にも株価だ。米国の世帯の株式保有率は半数以上。トランプは、言わば約束したとおり国民に利益を与えている。イラン危機が株価のためだということを国民は知っている。自由だの民主主義だのは無関係。イラン自身も分かっている。

それなら、バレル30ドルでベネズエラから買って日本で精製すればいい。ベネズエラは売るだろう。サウジやUAEからバレル60ドルで買うより安上がりになるはず。それが商売というもの。

国民的産業(大塚久雄)である石油産業を潰されて、ベネズエラの人々は極貧の地獄の中にある。その分、米国の石油資本が儲かってWTIが維持され、NYの株価上昇が支えられ、トランプの支持率が維持されている。総理大臣になって、ベネズエラとイランから石油を買いたいよ。バレル40ドルで。

このグラフが分かりやすいですよね。主な産油国の原油生産量推移。いい資料だ。米国によるベネズエラ潰し(マドゥロ政権潰し)は、米国国内の石油産業を守るためのものだということが分かる。イラン制裁もそう。ベネズエラを潰さなかったら、原油は30ドル。https://bit.ly/2XX4T0u

TBSのBS政治番組で、韓国の文正仁が、成都での日中韓首脳会議の日程を23日だとリークした。安倍官邸は慌てているだろう。報ステとNEWS23の冬休み日程、どうなるかな。文正仁、いいね。痛快だ。リベラルのパックンが激賞。ずっと東京に張り付いてBSの政治番組に出まくって欲しいよ。

原油はだぶついている。需要は見通しより減って供給過剰になっている。日本人が考えているより米国は省エネ社会に変わっていて、省エネが善であり美になっている。中国はハイテクと自然エネで化石燃料の消費を抑え始めた。一方、油田開発はどんどん進んで地球上の供給力は増える一方。

株のトランプバブルを支えているのは、原油価格ですよね。米国のシェール・ビジネスは60ドルを切ったら採算が合わないと言われている。トランプによるイラン制裁やイラン危機は、原油価格を維持することが目的の政策だ。イラン危機がなければ、原油は30ドル以下。当然、株もこんなに騰がってない。

ケイセイ・フーズ労働組合 : 不当労働行為を栃木県労働委員会に申し立て

2019年11月30日 | 犯罪
佐野サービスエリアでの不当労働行為(労働組合潰し)について栃木県労働委員会に救済申し立て

 私たちは、佐野サービスエリア(SA)上り線で働く従業員の労働組合です。この度、ケイセイ・フーズ労働組合は、佐野SA上り線の運営会社である株式会社ケイセイ・フーズによる「労働組合潰し」(不当労働行為と呼ばれる違法行為)について、栃木県労働委員会に不当労働行為救済申し立てをしました。

 会社は、労働組合委員長である加藤氏への退職強要を執拗に続けています。具体的には、「加藤組合員が退職しないと来年度ネクセリア東日本との再契約はできない」「加藤が速やかに退職しないのであれば、●●、●●、●●の組合役員3名に対し、『損害賠償を求める訴訟を提起いたします』」といった文書を配布したり、福田伸一社長が10名近い従業員の面前で、加藤氏に対して「自発的に辞めてくれ」「あなたのやっていることは従業員の雇用を失わせるものだ」と周りに聞こえるような大きな声で迫ったりしています。

 また、加藤委員長へ不当な懲戒処分の嫌疑をかけたうえ、加藤委員長へ1ヶ月近く自宅待機命令を続けています。他にも、従業員の自宅に組合を批判する文書を送ったり、組合事務所を突然使用禁止にしたりしています。

 こうした会社の言動は、労働組合法で禁じられている、労働組合員への不利益取り扱い(労働組合法第7条1号)や労働組合の支配介入(労働組合法第7条3号)の不当労働行為に当たります。

 そこで、昨日(11月28日)、栃木県労働委員会に救済申し立てをした次第です。違法な「組合潰し」が今も続いている現状があります。

 ケイセイ・フーズ労働組合 加藤正樹(執行委員長)

*写真=加藤委員長