ユニクロのファーストリテイリングの在庫回転日数は、55日間。ユニクロの店頭と倉庫には合計して約2ヵ月弱かけてようやく売り切れるほどの大量の在庫が積まれていることになる。
一方、アマゾンは29日、ウォルマートが33日。1ヵ月程度の在庫で巨額な売上を上げている。在庫が多いと売れ残るリスクも多くなるし、それだけ多くの資金がそこで寝てしまう。
アマゾンやウォルマートの場合、AIで、在庫を圧縮、商品仕入資金を少なくして、経営効率を上げ、総資産利益率を向上させ、優良企業なっている。
ユニクロは、いい商品をつくることにお金を費やし、それを店内に山積みして集客するスタイルを採っている。そのぶん、在庫が増加して経営効率という面ではマイナスになる。
最近スマホのユニクロアプリを提供し、消費者はオンライン在庫や近隣店舗の在庫を見つけて、そちらで買い物をできるようにした。これにより在庫が減らせる。
また、もしそのことで、しまむら、ウォルマート、L Brands並みとなる1カ月程度の在庫でやり繰りできるようになったとしたらファーストリテイリングの総資産利益率は実に12%向上する。
しかしアマゾンなんかは、このユニクロアプリと同じ様なスマホアプリを提供しており、ファーストリテイリングもやっとアマゾンなどと同じ土俵でビジネスができるようになったということであろう。
スマホがますます市民生活に不可欠なITというよりコモディティになったということ!
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