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ドイツ連邦行政裁判所は2月末、ディーゼル車の市街地走行禁止の判決!

2018年03月07日 00時57分00秒 | 日記

ドイツ連邦行政裁判所は2月末、都市におけるディーゼル車の市街地走行禁止を認める判決を下したという。欧州ではディーゼル車が普及して性能もガソリン車よりすぐれているくらいだが、消費者のディーゼル離れも進んでおり、雇用確保のため「延命」を狙ってきた独政府などにとっても誤算となっている。

ドイツ政府では 閣僚や業界団体の幹部は「走行禁止はマストではない」と抵抗するが、「数十年はディーゼルは必要」と繰り返してきたメルケル首相にとっても今回の判決は誤算だった。 ディーゼル車はガソリン車と比べると燃費性能に優れ二酸化炭素(CO2)の削減につながる。一方で窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)など大気汚染の原因となる不純物を排出するため、処理装置が必要になる。15年に発覚した独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正では、試験時よりはるかに多くのNOxなどの有害物質を排出していたことが明らかになった。

 それでもメルケル政権は約80万人の自動車関連の雇用に配慮し、ディーゼル車の延命色の強い政策を打ち出してきた。17年8月に開いた政府・自治体、自動車大手による「ディーゼル・サミット」では、走行禁止を避けるため、自動車メーカーに負担の少ないソフトウエア改修を命じた。

日本ではまだ法的禁止策は出ていないが、ディーゼル車は敬遠される切っ掛けになりそう。マツダはせっかく優れたディーゼル車を出しているが、業績に影響が出るのでは?

 

水銀採取や水銀を使った蛍光灯などの製品をなくそうということで、水俣条約が2017年8月16日国連で締結され、、2021年以降は水銀添加製品の製造や輸出入が禁止される。そうはいってもまだまだ水銀を使った蛍光灯や水銀灯はLED照明が高いから、ぎりぎりまで蛍光灯や水銀灯は製造され続ける気配がある。

 

ディーゼル車やガソリン車を2030年とか以降は欧州や中国では製造禁止するというが、照明における蛍光灯や水銀灯と同じ運命になるのだろう。


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