最終章だけど、、、

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千日紅と百日紅

2020-08-08 12:00:17 | 日記
「百日紅  ややちりがての 小野寺」   与謝蕪村

「さるすべり 寺中おほかた 見えにけり」  炭太祇

「散れば咲き  散れば咲きして 百日紅」   加賀千代女
   
「炎天の   地上花あり  百日紅」   高浜虚子

朝から、ぼんやり自室にいて、急に思い立ち、書棚から一冊本を取り出しました。
日本大歳時記全集のうち夏を。

ああ重い、ペーパーレスがうたわれている世の中で、こんな全集ものは真っ先に処分しないといけないのだろうな・・・人に貸して以来戻ってこない あの一冊借りた人は忘れているのだろうか、等々、年のせいか、思いが連綿と頭の中を駆け巡る、まるでネット社会みたい。

百日紅、もちろん、さるすべり ですぐに変換してくれる。
これにまつわる俳句を上に挙げてみました。そのための歳時記全集でした。



盛夏には、どこにでも色鮮やかな姿を見せてくれるこの花が私は大好き。
自宅にも(鉢植えだけど)咲いてはいるが、やはり、これは、木に、しかも大樹に咲くのが好ましいです。仰ぎ見てそこに百日紅 という風情がたまらずいい。

赤い色の花はそれほどすきではないはずが、百日紅のローズピンクのこれは房になって花を咲かす形状のせいか(つまり、大きな花びらではなくて)とっても好き。
対照的に、夏と言えば夾竹桃ですが、これの赤い(朱色っぽい)のはあまり好みません。
ノウゼンカズラの色と似ています。ノウゼンカズラの方がうんと好き。
夾竹桃は白いのはまあ好きですが、赤いのは、見たいと思いません。何たるわがまま!

夏の暑さにも耐えて百日咲いているので百日紅という、とどこかで聞きました。
不思議なのは千日紅。ほんとうに千日咲くのかな?
何だか春に咲くシロツメクサに花が似ている気がしますが。
そして千日紅は明らかに草です。百日紅とは全く違います。
どうして、似て非なる名前がつけれれているのでしょう。

千日紅は、こちらです。


俳句はありませんでした。。。

もう暦の上では、立秋だそうです。
暑中お見舞い申し上げます、はもう、時期を失したことになります。
で、
残暑お見舞い申し上げます なの?これでも???

引き続き、お暑さ如何お過ごしですか お大切に 







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