“へ”は「平常」の“へ”

う～～～………
う～～う～～～………

いやいや、や～っと身体と頭が平常に戻って来たような気がする。
正月ボケ、今年はきびしー

何でもかんでも寄る年波のせいにしてはいけないと思うけれど
ほんっっっとに動けなくなったと言うか、立ち直りに時間がかかると言うか
どうも“やる気”に火がつかない。

いかん！今年は頭と体の体操に勤しむぞ！！

なんて考え始めると、自分がいかにも老化の波に飲まれまくっているようだけれど
よーく考えてみると、だ。
かぁちゃん、ぺこちゃんのデイがドンッと休みで
一応小掃除とおせち作りをして
愚息二人が出たり入ったりして
その内一人が扁桃腺の熱を出して
オヤジさんがおせちを食べに来て

……結構休む間なく働いたもんな。疲れても不思議はないわな


そうそう、年末年始につきものの？今年のドタバタと言えば
お皿を重ねて移動していたら、手が棚にぶつかって引力のままそれらが落ちたとか（お皿３枚砕け散る）
かぁちゃんの爪を切ろうと爪切りを持ったら、何故か二つに分かれて使えなくなったとか
玉ねぎをスライサーで切るついでに親指をスライスしたとか（皮一枚残ったので蓋をしたらもうほぼ完治）
洗濯物を干していたら、タコ足の足が２本ポロリと落ちたとか

次から次の出来事に
「あ～あ、年末年始は忙しすぎるから色々起きるわぁ。」とぼやいたら
「あんた、それいつもの事やで。」と、背の君が言った。
あ、そうか、それもそうだ。
なんだ、これが私にとっては平常なのだった。
なら、忙しいからだと思っていたのは気のせいで、いつもと同じだったんだね。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・てかっ！？


「何でもかんでも破壊するデストロイヤーめが。」
と、続けて彼が言うので、私はすかさず反論した。


「デストロイヤーって言わんとってぇや！！どうせやったらハカイダーって言いぃや！！！」