「美」を愛する人へのメッセージ

岩国市を中心に「いろ・色・パステル画」展を開催しています。また、「美」という大きなテーマに向かって発信していきます。

「2回目のメトロポリタン美術館」

2011-04-09 07:29:58 | ニューヨーク旅行記」

 その後、「チェルシーギャラリー街」に行きましたが、土曜日と言うのに閑散としていて、どこか拍子抜けしました。

 

何軒かの「ギャラリー」に入りましたが、どことなく違和感を感じてしまい、次の場所へいくことにしました。

2回目となる「メトロポリタン美術館」に行くと、打って変わるように人の渦でどこからこんなに人が集まってくるのだろうかと言う気持ちがおきてきます。

2回目の目的は、もう一度「印象派」の作品を見てみたいと言うことで、「印象派」の作品を中心に見てまわりました。

 

この「モネ」の作品を見て、心の高揚感を覚えるのは不思議な感覚でした。

「モネ」の「光と色」に対する執着心のようなものがひしひしと伝わり、その画家の目指すところが作品に大きく左右されることがわかります。

 

いろいろな色を駆使して、そこに「目で見える以上の美しい空間」を作り上げている「モネ」の力量に思わずため息が出てきます。

 

人は「一つのテーマ」を追い続けると、いつかは考えもしなかった地点までいけることが、こうした作品を見ると理解できます。

 

この2枚だけでなくたくさん「モネ」の作品はありましたが、この2点がとても印象的でいつまでも忘れられない作品となりました。

この「ルノワール」の「シャルパンティエ夫人と子供たち」はどなたも一度は目に触れたことがあると思いますが、ここ「メトロポリタン美術館」にあるんです。

 

この当時、男の子に「女装」するのが貴族の流行で、実は二人女の子がいるように見えますが、一人は男の子なんです。

会場全体を見ると、その大きさがわかると思いますが、かなり大きな作品です。

また、「ピアノを弾く姉妹」ですが、以前パリの「オランジェリー美術館」で見たのとは少し感じが違い、「ルノワール」独特のやわらかな雰囲気が薄れているのがわかります。

「ドガ」の作品もたくさんあり、「踊り子」を描き続けた「ドガ」の軌跡のようなものが見えてきます。

彼独特の「構図」へのこだわりのある作品2枚をあげましたが、「動き」を好む「ドガ」にとって「構図」はとても大事な要素だったように思えます。

 

こうして「19世紀ヨーロッパ絵画」を中心にもう一度見てみると、いかに我々日本人が知っている絵画が「ヨーロッパ」に現存する絵画を中心にしていることがわかりました。

 

「モネ」や「ルノワール」「ドガ」だけでなく、またいつか紹介しますが「ゴッホ」等についても知らない作品がここにはたくさんあり、「絵画」が好きな人にとっては、是非行ってみることをすすめたくなる所です。

 

また、「絵の見方」が変わり新たな目で「絵」を見れることは確かです。

 

a href="http://art.blogmura.com/pastel/">にほんブログ村 美術ブログ パステル画へ
にほんブログ村 にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村