マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

2012年フランス旅行4日目⑤

2012-11-19 18:38:37 | 日記
パリ東駅には、予定通り夕方6時に到着。
朝早くから盛りだくさんの一日でしたが、この日もこれで終わりではありませんでした。
ホテル近くのパン屋さんでパンを購入、軽い晩ごはんを済ませて、夜はルーブル美術館です。
金曜日は、ルーブル美術館が夜9:45まで開いている日なのです。
ルーブルは、夜でも入場料が安くはならず€11でしたが、学生料金が無料になっていました。
メトロ1号線で行きましたから、駅から「カルーゼル・デュ・ルーブル」を通って入りました。
夜ですから、入場は待つこともなく簡単!
ルーブルも何度も行っていて、いつも見るのはドノン翼ばかり、モナリザやミロのビーナスは行くたびに見ているのですが、リシュリュー翼は一度も見ていません。
なので、今回はリシュリュー翼から見ることにしました。
フェルメールの「レースを編む女」や「ガブリエル・デストレとその姉妹」などを見、大急ぎで回りましたが、あまりにも絵が多く所狭しと飾られていて、少々辟易!

雑然と展示されている印象派の作品もざっと眺めましたが、ホントに作品がかわいそうになる展示でしたね。
昼間に歩き回ってさすがに疲れていたので、ほどほどにして、ドラクロワの「民衆を率いる自由の女神」を見て帰ることに。

初めてこの絵を見たときはその大きさに圧倒されましたが、いろんな絵を見る経験を積んだ後ではそういう驚きもなく、意外に小さいかも…とか思ってしまいました。
ルーブルも一日かけてゆっくり見ないとな…。
長い一日が終わりました。


2012年フランス旅行4日目④

2012-11-19 00:18:32 | 日記
食後、1時過ぎだったか、しっかりトー宮殿のトイレに行ってから、歩いてフジタ礼拝堂に行きました。
1959年、ノートルダム大聖堂で洗礼を受けた藤田嗣治が、シャンパンメゾンのG.H.Mumm社の資金支援を受けて建てた礼拝堂で、Mumm社の敷地内にあります。
フジタ独特のフレスコ画が有名とか。
 
フレスコ画、もちろん見ましたよ。
すごく丁寧に説明をされていました。
こんな感じの絵が壁一面にありましたが、私には今一つ良さが理解できませんでした。


我々がここを出る頃、日本人の団体さんがバスで来ていました。
中にいた人たちもどこかのツアーだったようなので、人気があるようです。
三男に地図を任せて歩いて行きましたが、最後にどっちに曲がるのか…と地図を見ながら話をしていると、通り過ぎる車から、「フジタ礼拝堂でしょ、左に曲がればいいよ。」と、大きい声で教えてくれました。
もちろん、フランス語でです。
まぁ、この辺りで日本人が探しているとしたら、フジタ礼拝堂でしょうから。

ちょうどいい時間になったので、このあと、道路をはさんで斜め向かいにあるシャンパンセラーG.H.Mumm 社に見学に行きました。
 
3組6人が一緒でした。
フランス語か英語のガイドしかないとのことだったので、三男が英語は分からないというので、フランス語の方を申し込んでいました。
案内する人は、「大丈夫かい?」みたいな雰囲気でしたが、まぁ、そこそこには…というところでしょう。
映像や展示物もありますし、それなりにわかるものです。
もちろん細かいところまでは分かりませんでしたし、途中で英語の説明があったりすると、こっちの方がわかりやすいなとは思いましたけどね。
行ってみるだけで、日ごろ目にすることのないものを見れるのだから、それだけでいいと思っていましたし。

 

ルミュアージュという、瓶を回して澱みを沈殿させる工程。
 
ここは地下4階くらいのところ。

これで約半分、この反対側にさらに同じくらいセラーが続く。
1時間くらいかけて見学を終えると、シャンパンの試飲。

これはガイドブックの写真ですが、まさにこの通りでした。
購入もできましたが、瓶を飛行機で持ち帰るのは大変だし、日本でも買えるのでやめました。
なかなか興味深い見学でした。

帰りは、17:15発のTGVを予約していたので、15:00からの見学が終わるとちょうどいい時間になり駅へ。
おみやげは、ランスならではのもので、「ビスキュイ・ド・ランス」というフォシエ社のバラ色のメレンゲ菓子を購入。
 
シャンパンに浸して食べるといいとのことですが、そのままでもサクサク程よい甘さでおいしかった。