ストーブが調子よく燃えるためには、圧力、燃料の気化、など様々な要素が重要ですが、
なにはともあれ、一番最初にすることはなんといってもストーブ全体の清掃です。
これは内部はもちろんですが、外側についても同様に言えることで、
外側のひどい汚れは何かの拍子に内部に入り、詰まりなどのトラブルにもとにもなるからです。
ですので、古いストーブのレストア時など、味を残すためにピカピカに磨くことをしないとしても、
緑青や、すす、タール、そして砂やほこりといったそういう汚れは、きれいに落としておくほうが良いと思います。
さて、その清掃の仕方については、今更とやかく言う必要もないとは思うのですが、
一つだけ結構見落としやすい部分があるので今回はそのお話を♪
それはバーナーヘッド。
特にケロストのヘッドの様に、いったんバーナートップに燃料チューブ上がった後、下に折てニップルから吹くタイプ。

こういう形状のもの。
この手のヘッドの場合、分解し内部を見たところ、すす等もなくきれいに見えたとしても、
内部に古い燃料か何かが残留しており、それが原因で不完全燃焼から赤火になることがたまにあります。
例えばこんな感じ。

クッカー№2 MarkⅡ

ゲニオール
どうです?派手な赤火でしょう?
でもこのどちらも、この時点で一度バーナー部を分解し、スピンドルやニップルをきれいに清掃したのち、
すべてのパッキン類は交換し圧漏れの確認は済んでいる状態なのですよ。
しかも予熱は十分すぎるほどしてある状態。
だから最初は、「なぜ?どうして?」
そこで、もう一度よく考えてみると、№2を分解した際内部は綺麗だったものの、
ガソリン仕様にも関わらず、灯油独特のにおいがしていたことを思い出し、
もしかしたら、過去に灯油を使われていたのではないか?
そしてそれらの古いものが内部に溜まっているのが原因ではないか?
そう推理し、もう一度分解したのち、ヘッド内部を徹底洗浄!
具体的には以下の手順。
パーツクリーナーにドブ漬け→酸→アルカリ→水洗い→エアで吹く→トーチで空焼き後もう一度エアで吹く
そののち再度組み直しテストしてみると…

ばっちりじゃないか!ヽ(^∀^)ノ
で、ゲニオールについても同様の考えから内部を洗浄。
すると…

こちらもばっちり!ヽ(^∀^)ノ
ゲニオールについては、本来灯油使用なのですが、一応ガソリンディーゼルなとマルチに使用できるため、
以前のオーナーが、どういう燃料を入れていたかはまたク不明なのです。
特に、№2もこれも軍用のため、実際の使用時にはかなり乱暴な燃料の使い方をしていた可能性が高いのです。
そういうわけですので、
圧漏れもなく、ニップルなどもきれいで、予熱も十分なのに赤火が収まらない?!
そういう場合は、一つヘッドの洗浄を試されてみるのもよいと思いますよ。
一見通路がきれいに通っているように見えても、
その内側に汚れがびっちりこびりついているかもよ…
では。ヽ(^∀^)ノ
なにはともあれ、一番最初にすることはなんといってもストーブ全体の清掃です。
これは内部はもちろんですが、外側についても同様に言えることで、
外側のひどい汚れは何かの拍子に内部に入り、詰まりなどのトラブルにもとにもなるからです。
ですので、古いストーブのレストア時など、味を残すためにピカピカに磨くことをしないとしても、
緑青や、すす、タール、そして砂やほこりといったそういう汚れは、きれいに落としておくほうが良いと思います。
さて、その清掃の仕方については、今更とやかく言う必要もないとは思うのですが、
一つだけ結構見落としやすい部分があるので今回はそのお話を♪
それはバーナーヘッド。
特にケロストのヘッドの様に、いったんバーナートップに燃料チューブ上がった後、下に折てニップルから吹くタイプ。

こういう形状のもの。
この手のヘッドの場合、分解し内部を見たところ、すす等もなくきれいに見えたとしても、
内部に古い燃料か何かが残留しており、それが原因で不完全燃焼から赤火になることがたまにあります。
例えばこんな感じ。

クッカー№2 MarkⅡ

ゲニオール
どうです?派手な赤火でしょう?
でもこのどちらも、この時点で一度バーナー部を分解し、スピンドルやニップルをきれいに清掃したのち、
すべてのパッキン類は交換し圧漏れの確認は済んでいる状態なのですよ。
しかも予熱は十分すぎるほどしてある状態。
だから最初は、「なぜ?どうして?」
そこで、もう一度よく考えてみると、№2を分解した際内部は綺麗だったものの、
ガソリン仕様にも関わらず、灯油独特のにおいがしていたことを思い出し、
もしかしたら、過去に灯油を使われていたのではないか?
そしてそれらの古いものが内部に溜まっているのが原因ではないか?
そう推理し、もう一度分解したのち、ヘッド内部を徹底洗浄!
具体的には以下の手順。
パーツクリーナーにドブ漬け→酸→アルカリ→水洗い→エアで吹く→トーチで空焼き後もう一度エアで吹く
そののち再度組み直しテストしてみると…

ばっちりじゃないか!ヽ(^∀^)ノ
で、ゲニオールについても同様の考えから内部を洗浄。
すると…

こちらもばっちり!ヽ(^∀^)ノ
ゲニオールについては、本来灯油使用なのですが、一応ガソリンディーゼルなとマルチに使用できるため、
以前のオーナーが、どういう燃料を入れていたかはまたク不明なのです。
特に、№2もこれも軍用のため、実際の使用時にはかなり乱暴な燃料の使い方をしていた可能性が高いのです。
そういうわけですので、
圧漏れもなく、ニップルなどもきれいで、予熱も十分なのに赤火が収まらない?!
そういう場合は、一つヘッドの洗浄を試されてみるのもよいと思いますよ。
一見通路がきれいに通っているように見えても、
その内側に汚れがびっちりこびりついているかもよ…
では。ヽ(^∀^)ノ