以前チャレンジし失敗に終わった123のケロシン化。(灯油仕様化)
実はあれからも懲りずにチャレンジしております。
ちなみに前回の改造点は次のとおり。
・ウイックを廃し、チューブによる吸い上げ式に。
・ポンプによる燃料の圧送。
・ニードルを取り除き、真鍮の網を入れチューブをヴァポ化。
・熱効率を高めるべく、ヘッドのチューリップを二枚重ねに。
・蓄熱性の良いサイレントドームを採用。
(詳しくはことらの記事を「ケロシンか?」)
で、今回はこの様な感じで挑みました。
![IMG_6006.jpg](http://blog-imgs-104.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_6006.jpg)
ヘッド部分にさらに熱効率のよさそうなエンダース9061のものを流用。
実はこれぴったり合うんで、123Rや8Rを普通にサイレント化するには便利です。
ただし、風防の中のしきりの穴を通らないので、それを外すか、
風防脱着のたびにヘッドを取り外す必要があります。
![IMG_6029.jpg](http://blog-imgs-104.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_6029.jpg)
で、ライジングチューブのヴァポライザー(加熱器)化を目指し、
銅線や網でぐるぐる巻きにしてあります。
さて早速実験。
![IMG_6007.jpg](http://blog-imgs-104.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_6007.jpg)
まずはミニポンプを接続し、10数回ポンピング。
そののち十分にプレヒートします。
おおよそ、ガソリン時の3倍の時間をかけてみました。
すると…
![IMG_6033.jpg](http://blog-imgs-104.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_6033.jpg)
おお!見事な炎!
期待通り、いやそれ以上の勢いできれいな炎が上がります。
だが
しかし!
やはりケロ化はそんなに簡単ではなかった…
燃焼させ始め3~4分後、炎の勢いにやや陰りが見え始めてきたので、
バルブを少し開いてみると…
![IMG_6038.jpg](http://blog-imgs-104.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_6038.jpg)
大炎上!
そこであわててバルブを絞ると…
![IMG_6039.jpg](http://blog-imgs-104.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_6039.jpg)
中火で安定。
このあたりの変化は動画の方がわかり良いのでこちらをどうぞ。
そういうわけで、消火後しばし考えました。
・勢いよく炎が燃えている時の状態は申し分ないので、ニップルは合っている。
・火力が落ち始めた際ポンピングしても変化がないので、圧不足でもない。
この状態で、バルブを開くと赤火になるのということは、
燃料過多ではなく、燃料の気化不足。
燃料の過熱が足りていないということではないか?
つまり、燃焼時のヘッドからヴァポ部への熱の還りが不足で、
一定以上の燃料だと、加熱不足で十分に気化し切れていないということ。
それが証拠に、火力の落ちた中火の状態だと、そのまま10分ほどは燃焼し続けました。
しかしそれは徐々に火力が落ちていくじり貧状態なので、ケロ化としては失敗。
*考察*
基本ケロストのヴァポ部は、自身が噴き出すの炎で熱せられるべく、結構複雑な構造になっております。
(こちらの最初の画像を参照のこと)
また、ケロストとしてはすこぶるシンプルな構造の96タイプでもヘッド部をよく見ると、
![ヴァポ2](http://blog-imgs-94.fc2.com/h/i/s/hisuaki/20160506104646112.png)
このようにヴァポ部がチューリップ内部にしっかり入っているので、
ここでもやはり、かなり効率よくヴァポ部が熱せられる。
それに対して今回の場合の熱の伝わり方は、
炎→チューリップ→ヴァポ部、というように伝導熱でしかない。
そう思うと加熱不足は当然といえば当然か…
そういうわけで、今後は、より一層熱の還りをよくする方法を考えてみたいと思います。
真っ先に思いつくのは、ガスカートリッジ式によく用いられるブースターのようなもの。
つまり、ヴァポ部に金属片を巻き、それを直接炎で炙れるようなものにするとか…
そういうわけで、
この続きはまたいつかの次回へ続く。
ヽ(^∀^)ノ
*追記*
9061のサイレント部を、96の分厚いスプレッダと交換すれば、
9016をケロシン化できるときいたことがあるんで、
もしかしたら…
![IMG_6055_20170507113404343.jpg](http://blog-imgs-104.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_6055_20170507113404343.jpg)
あ!でけた!
くわしくは次回へ…
(*^人^*)
実はあれからも懲りずにチャレンジしております。
ちなみに前回の改造点は次のとおり。
・ウイックを廃し、チューブによる吸い上げ式に。
・ポンプによる燃料の圧送。
・ニードルを取り除き、真鍮の網を入れチューブをヴァポ化。
・熱効率を高めるべく、ヘッドのチューリップを二枚重ねに。
・蓄熱性の良いサイレントドームを採用。
(詳しくはことらの記事を「ケロシンか?」)
で、今回はこの様な感じで挑みました。
![IMG_6006.jpg](http://blog-imgs-104.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_6006.jpg)
ヘッド部分にさらに熱効率のよさそうなエンダース9061のものを流用。
実はこれぴったり合うんで、123Rや8Rを普通にサイレント化するには便利です。
ただし、風防の中のしきりの穴を通らないので、それを外すか、
風防脱着のたびにヘッドを取り外す必要があります。
![IMG_6029.jpg](http://blog-imgs-104.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_6029.jpg)
で、ライジングチューブのヴァポライザー(加熱器)化を目指し、
銅線や網でぐるぐる巻きにしてあります。
さて早速実験。
![IMG_6007.jpg](http://blog-imgs-104.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_6007.jpg)
まずはミニポンプを接続し、10数回ポンピング。
そののち十分にプレヒートします。
おおよそ、ガソリン時の3倍の時間をかけてみました。
すると…
![IMG_6033.jpg](http://blog-imgs-104.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_6033.jpg)
おお!見事な炎!
期待通り、いやそれ以上の勢いできれいな炎が上がります。
だが
しかし!
やはりケロ化はそんなに簡単ではなかった…
燃焼させ始め3~4分後、炎の勢いにやや陰りが見え始めてきたので、
バルブを少し開いてみると…
![IMG_6038.jpg](http://blog-imgs-104.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_6038.jpg)
大炎上!
そこであわててバルブを絞ると…
![IMG_6039.jpg](http://blog-imgs-104.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_6039.jpg)
中火で安定。
このあたりの変化は動画の方がわかり良いのでこちらをどうぞ。
そういうわけで、消火後しばし考えました。
・勢いよく炎が燃えている時の状態は申し分ないので、ニップルは合っている。
・火力が落ち始めた際ポンピングしても変化がないので、圧不足でもない。
この状態で、バルブを開くと赤火になるのということは、
燃料過多ではなく、燃料の気化不足。
燃料の過熱が足りていないということではないか?
つまり、燃焼時のヘッドからヴァポ部への熱の還りが不足で、
一定以上の燃料だと、加熱不足で十分に気化し切れていないということ。
それが証拠に、火力の落ちた中火の状態だと、そのまま10分ほどは燃焼し続けました。
しかしそれは徐々に火力が落ちていくじり貧状態なので、ケロ化としては失敗。
*考察*
基本ケロストのヴァポ部は、自身が噴き出すの炎で熱せられるべく、結構複雑な構造になっております。
(こちらの最初の画像を参照のこと)
また、ケロストとしてはすこぶるシンプルな構造の96タイプでもヘッド部をよく見ると、
![ヴァポ2](http://blog-imgs-94.fc2.com/h/i/s/hisuaki/20160506104646112.png)
このようにヴァポ部がチューリップ内部にしっかり入っているので、
ここでもやはり、かなり効率よくヴァポ部が熱せられる。
それに対して今回の場合の熱の伝わり方は、
炎→チューリップ→ヴァポ部、というように伝導熱でしかない。
そう思うと加熱不足は当然といえば当然か…
そういうわけで、今後は、より一層熱の還りをよくする方法を考えてみたいと思います。
真っ先に思いつくのは、ガスカートリッジ式によく用いられるブースターのようなもの。
つまり、ヴァポ部に金属片を巻き、それを直接炎で炙れるようなものにするとか…
そういうわけで、
この続きはまたいつかの次回へ続く。
ヽ(^∀^)ノ
*追記*
9061のサイレント部を、96の分厚いスプレッダと交換すれば、
9016をケロシン化できるときいたことがあるんで、
もしかしたら…
![IMG_6055_20170507113404343.jpg](http://blog-imgs-104.fc2.com/h/i/s/hisuaki/IMG_6055_20170507113404343.jpg)
あ!でけた!
くわしくは次回へ…
(*^人^*)