今回は、ちょっと変わったオプティマスのご紹介。

EAGLE 1000
まったく中身が全く見えませんよね?
この手のストーブ燃料の主流が液体からガスへと本格的に変わりつつあった、
1990年代に製造されたモデル。
時代に対して抗うかのように、あれこれ頑張った感があるモデルです。
この時代は、もうこの手のストーブは山岳愛好者など一部のためのものではなく、
もっと広く、軽いアウトドア愛好者たちのものでもありました。
そしてそういうユーザー層の間からすると、
液体燃料ストーブは、操作に慣れがいり、面倒くさく、
また汚れが気になるのでどうしても敬遠されがちになり、
もっぱら、ワンタッチで、お手軽なガス燃料ストーブがもてはやされました。
そんな中、唯一気を吐いていたのが、コールマンのガソリンストーブ。
コールマン社はそのころにはもうストーブだけのメーカーではなく、
広くアウトドア全般の用品メーカーとしてのブランド力を持っていたこともあり、
低価格で、なおかつプレヒート不要な扱いやすい商品群をそろえていたので、
前述のライトユーザー層のもあっさりと受け入れられなりました。
むろんその製品は良くも悪くもアメリカンですから、
ほかのメーカーのものと比べると、サイズが大きめで、
また大量生産ゆえ、造りも甘い部分が多かったのですが、
ライトユーザー層の多くは、車での移動を前提とし、
また数シーズンで使い捨ててもよいというものが大多数だったために、
結果、大いに売れることとなりました。
ですが、老舗であるオプティマス社の製品群はそれと対局。
もともとが、厳しい山岳地帯での個人使用が前提のため、
メンテナンスを無視した造りや大量生産による品質低下はできないし、
基本的に小型・軽量化、そして信頼性を追求せねばならない。
いわば時代に逆行せねばならなかったというわけですね。
そんな中製造されたこのイーグルには、
その時代に対するオプティマス社の回答が見えるような気がします。
そのひとつが、先ほどの完全に中身を隠したパッケージ。
ご覧の様に、スッポリ風防でカバーされ一見ストーブと思わせられないルックスは、
少しでも油汚れを連想させるストーブ本体から目をそらしたい。
そのような考えであったのではないでしょうか。
そしてまたもう一つの回答は、ずばりコストダウン。

実はイーグルの中身はこの様になっております。
どうです、どこかで見覚えございません?
実はこれバーナータンク以外の本体はSVEA123Rで、
ゴトクは199 レンジャーなどの流用なんですよ。
実はすでにこれ以前からパーツの流用、共通化は行われておりましたが、
そういうことで何とか低いコストでバリエーションを増やそうと考えたのでしょう。
またタンクは、真鍮ではなく鉄でやはりここもコストダウンを図っておると思われます。

ですから炎は予想通り見慣れたこの感じ。
ま、長すぎるほど実績のある123Rのバーナー部を使用しているので、
信頼性という点においては申し分ないですね。
そうそう、私のものには欠品となっておりますが、
実はこれにも、123と同様専用のソースパンが付属します。

この取説のイラストでストーブの横にある円筒形のものがそれ。
私は欠品かと思っていたのですが、
実はこのストーブには販売時にソースパン無しバージョンもあり、
それは少し安い価格設定がされていたそうなので、
もしかしたら、この個体がそうなのかも?
ほぼ未使用だったうえに、取説まである状態にもかかわらず、
ソースパンと鍋つかみがそろって欠品というのも不自然だし…
でもやっぱソースパンはある方が便利なので、
今のところ、憎き(笑)コールマンの530のケースのふたを使用しております。

こんな感じで結構良い感じでフィットするのです。
ちなみにこのようなナイロン製の専用ケースも付属します。

なんとかスマートに見せ、購買層にアピールしたかったんでしょうね。
また風防とケースそれぞれに描かれているかっこいいイーグルですが、
これはおそらくアメリカの国鳥でもある「ハクトウワシ」。
だからこのストーブのネーミングにも込められた思いはきっと。
なんとかしてコールマンの牙城を崩してやる!
そんな一念発起で生れたモデルなんだろうな~。
まあ、実際には大敗北を期し、
2000年代には123R以外ほとんどの機種が廃版となっちゃったわけですが…
そんなわけで、実際に使う機会はほとんどないのですが、
何とも言えない魅力を持つ一台なのです。
それにしても、モデル名の中の1000ってどういう意味だろ?
№1→№11→№111や99→199の様に、
特定モデルの進化を示すものであるとしたなら
1000の前段階は000?
でもそういうのは、私は今のところ聞いたことが無いので…
もしかしたら№00?

まさかね~?
(=^^=)ゞ

EAGLE 1000
まったく中身が全く見えませんよね?
この手のストーブ燃料の主流が液体からガスへと本格的に変わりつつあった、
1990年代に製造されたモデル。
時代に対して抗うかのように、あれこれ頑張った感があるモデルです。
この時代は、もうこの手のストーブは山岳愛好者など一部のためのものではなく、
もっと広く、軽いアウトドア愛好者たちのものでもありました。
そしてそういうユーザー層の間からすると、
液体燃料ストーブは、操作に慣れがいり、面倒くさく、
また汚れが気になるのでどうしても敬遠されがちになり、
もっぱら、ワンタッチで、お手軽なガス燃料ストーブがもてはやされました。
そんな中、唯一気を吐いていたのが、コールマンのガソリンストーブ。
コールマン社はそのころにはもうストーブだけのメーカーではなく、
広くアウトドア全般の用品メーカーとしてのブランド力を持っていたこともあり、
低価格で、なおかつプレヒート不要な扱いやすい商品群をそろえていたので、
前述のライトユーザー層のもあっさりと受け入れられなりました。
むろんその製品は良くも悪くもアメリカンですから、
ほかのメーカーのものと比べると、サイズが大きめで、
また大量生産ゆえ、造りも甘い部分が多かったのですが、
ライトユーザー層の多くは、車での移動を前提とし、
また数シーズンで使い捨ててもよいというものが大多数だったために、
結果、大いに売れることとなりました。
ですが、老舗であるオプティマス社の製品群はそれと対局。
もともとが、厳しい山岳地帯での個人使用が前提のため、
メンテナンスを無視した造りや大量生産による品質低下はできないし、
基本的に小型・軽量化、そして信頼性を追求せねばならない。
いわば時代に逆行せねばならなかったというわけですね。
そんな中製造されたこのイーグルには、
その時代に対するオプティマス社の回答が見えるような気がします。
そのひとつが、先ほどの完全に中身を隠したパッケージ。
ご覧の様に、スッポリ風防でカバーされ一見ストーブと思わせられないルックスは、
少しでも油汚れを連想させるストーブ本体から目をそらしたい。
そのような考えであったのではないでしょうか。
そしてまたもう一つの回答は、ずばりコストダウン。

実はイーグルの中身はこの様になっております。
どうです、どこかで見覚えございません?
実はこれバーナータンク以外の本体はSVEA123Rで、
ゴトクは199 レンジャーなどの流用なんですよ。
実はすでにこれ以前からパーツの流用、共通化は行われておりましたが、
そういうことで何とか低いコストでバリエーションを増やそうと考えたのでしょう。
またタンクは、真鍮ではなく鉄でやはりここもコストダウンを図っておると思われます。

ですから炎は予想通り見慣れたこの感じ。
ま、長すぎるほど実績のある123Rのバーナー部を使用しているので、
信頼性という点においては申し分ないですね。
そうそう、私のものには欠品となっておりますが、
実はこれにも、123と同様専用のソースパンが付属します。

この取説のイラストでストーブの横にある円筒形のものがそれ。
私は欠品かと思っていたのですが、
実はこのストーブには販売時にソースパン無しバージョンもあり、
それは少し安い価格設定がされていたそうなので、
もしかしたら、この個体がそうなのかも?
ほぼ未使用だったうえに、取説まである状態にもかかわらず、
ソースパンと鍋つかみがそろって欠品というのも不自然だし…
でもやっぱソースパンはある方が便利なので、
今のところ、憎き(笑)コールマンの530のケースのふたを使用しております。

こんな感じで結構良い感じでフィットするのです。
ちなみにこのようなナイロン製の専用ケースも付属します。

なんとかスマートに見せ、購買層にアピールしたかったんでしょうね。
また風防とケースそれぞれに描かれているかっこいいイーグルですが、
これはおそらくアメリカの国鳥でもある「ハクトウワシ」。
だからこのストーブのネーミングにも込められた思いはきっと。
なんとかしてコールマンの牙城を崩してやる!
そんな一念発起で生れたモデルなんだろうな~。
まあ、実際には大敗北を期し、
2000年代には123R以外ほとんどの機種が廃版となっちゃったわけですが…
そんなわけで、実際に使う機会はほとんどないのですが、
何とも言えない魅力を持つ一台なのです。
それにしても、モデル名の中の1000ってどういう意味だろ?
№1→№11→№111や99→199の様に、
特定モデルの進化を示すものであるとしたなら
1000の前段階は000?
でもそういうのは、私は今のところ聞いたことが無いので…
もしかしたら№00?

まさかね~?
(=^^=)ゞ