この日持ち出して楽しんでいたストーブは…
オプティマス8R?
いえいえ実は…
サイレントヘッド搭載の旧ソビエト軍用ストーブR1なのです。
8Rと見間違うの無理はない。
だって、こいつはもともと8Rのまるパクリだから!
(詳しくはこちらとこちらを)
さて、こいつヘッドがサイレント化され静かになっただけでなく、
同時に大型化され火力も上がったのはいいけれど、
その分プレヒートの際ヘッドに熱を回すのに時間がかかる!
なのに、プレ皿がかなり小さい(8Rよりも小型!なぜここはコピらない?)。
だから、気温の低いときなどは数回アルコールを継ぎ足さねばなりません。
(そうちょうどこの日は3回つぎ足しました。)
8R用のミニポンプを使えないかと思い取り出してみたのです。
(なんせ、ほぼすべてのパーツがコピー元の8Rと同寸なので)
ですが、なぜかサイズを合わせて作っているくせに、ねじのピッチが違う!
だから、フィラーキャップはもちろんニップルなどの流用も不可。
だ~か~ら~!
なぜにそこを合わせない?
もう一度言うぞ、
なぜに、きちんとコピらない?
これはほかの国のパクリストーブにも言えることで、
台湾製の8Rや123Rも同寸のくせにねじピッチが違う!
てなわけで、実は毎回冬場にこいつらを持ち出すとポンプが使えず、
「だから、なんでやね~ん!」となっておるのです。
よく「有れば便利は無くても平気」とはいうけれど、
やはり、「有れば便利はあると便利!」
てなわけで、毎回使用しながら、
「どうにかしてキャップを改造できまいか?」
と、あれこれ考えを巡らせてしまうのです。
てな間も、ストーブは静かに燃え続ける。
そして、意外に早くお湯が沸き、暖かい飲み物をいただける。
いただきまぁ~す♪
で、もうこうなると、先ほどの不満も霧散。
あとはひたすら、
「う~ん、このコンパクトボディにでっかいヘッド。かっこいいな~♪」
とひたすら満足。
そして先ほどまで頭の中で巡っていた色々なアイディアはまたもやお蔵入り。
毎回こうなんですよね~。
我ながら現金なもんだ。
(=^^=)ゞ
というわけで…
動画でも「ふたを風防代わりに使えるよう、固定してみようか?」言っておりますが、
その後すごく簡単なアイディアを思いついたのでご紹介。
8Rなどでも使えるのでよいと思いますよ。
用意するのは少し大きめのこのクリップ
これをこうして持ち手に挟みます
(持ち手のないケースの場合は縦にしておく)
後はふたを立てるとこの状態
角度がちょうどなので閉まることなく安定します
更にプレヒートの効率を上げるべく次のような小細工を。
そもそも、プレヒートに手間取ったり立ち上がりが弱いのは、
ヘッドに熱が回らないから、そこからタンクへの熱伝導も期待できないから。
つまりタンクの内圧が上がらないから。
ならば、プレヒートの熱を直接タンクに伝えることができれば改善するのではない?
そういうわけで、真鍮よりも4倍ほど熱伝導率の良い銅線を…
プレ皿周辺に巻つけタンク下まで伸ばして配置。
これでタンクを直接加熱=加圧することができるはず。
(またこの程度だと燃焼時にの熱暴走の危険もないでしょう)
また少しでも効率よくするため、同線の下には熱伝導の低いカーボンフェルトを敷きました。
ついでにプレ皿も塗料用の小皿で拡大
さて、結果がどうなるかは、次回野外に持ち出し実験してみます。
と、言うことですが…
これはあまりに見栄えが悪い。
そういうことでもう少し工夫してみようと周囲を見渡すと…
お!こんなところに不要になったエアコンの銅の配管が!
というわけで…
このようになりました。
パイプの中にはカーボンフェルトをひも状に通し、
反対側の先端は開いて平らにし、タンクに面接触するように。
で、プレヒート時このはみ出たカーボンフェルトにアルコールを垂らして点火すれば、
プレ皿のみならず、この熱も追加されるので、一層よくタンクを加熱してくれるのではないか?
というわけで、今から実験に持ち出すのが楽しみです。
ついでなんで簡易風防も作りました。
この時作っていた風防同様、このまま収納できます。
ヽ(^∀^)ノ
8R用プレヒートブースター製作(前編) ~R1~