
久々登場~!
さて、以前お話したようにキャブからガソリンが淹れだしていたこのハーレ。
自分でばらして掃除をするのも面倒で、しばし放置していたものの、
ふと思いつき乗ってみるとオーバーフローが収まっていたり??
でも気になるので一応主治医の56君に相談すべくお店まで乗ってゆくも、症状は収まったまま。
もしかして、詰まっていたゴミが動いた振動で流れ出たのかもね?
とか言いながら帰宅しようとエンジンをかけると…
ダバダバダバ~!
またもや激しい燃料漏れ。
だからそのまま即入院。
結果的にはそれが大正解で、こうして見事復活してくれたわけなのですが、
実はここまで結構どたばたと…
というのも、当初はただのごみ詰まりと思われたキャブレター。
分解してみると、フロートバルブニードルの摩耗による段付きが原因!
なるほど、それでひっかりなく動いてくれているときには症状が収まってたんだな。
でもそうなると、もうここの部分は部品交換しかない。
またここがそういう状態ならば、他の部分もかなりへたっている可能性があるよね?
だって、このキャブも、装着してからそろそろ30年。
以来一度もきちんとメンテしてこなかったのだから、もういい加減OHの時期。
というか、この放置期間を思えば、むしろよく頑張ってくれたもんだ!
(=^^=)ゞ
そういうわけで、消耗部品一式を取り寄せ分解清掃そして組みつけ。

こんなに汚れて疲れていたのが…

こんなにきれいで元気になりました!
というわけで、これでまたしばらく乗れるぞ!
と、そう思ったところ…
あれ?なにしてるん?

火花が飛ばないんですよ~!
いじったのはキャブだけなのに、組みつけ後なぜか火花が飛ばなくなった?!
電気系のトラブルは±の二つしかないからわかりやすいと言う人もおられますが、
原因を根っこから調べ上げてねば問題個所がわからないので面倒くさい!
だからこの時もまずはここから。

電源直結で反応があるので臓部はOK
ということはここから先の配線に問題があるといいうことで、先ほどのように順番に配線を追っていたのです。
で、その結果、コイルとの接続部分の配線に不具合発見!
見た目は生きていたのに、なんと内部で断線しておりました。
なるほど、ラバーマウントエンジンは振動がすごいのでかなりの負荷がかかるから、
末端のこの部分はすでに限界近かったんでしょう。
そこに今回の作業中で脱着を繰り返したのでそれでとどめを刺したというわけ。
というか、もしここで断線していなかったとしたら、
その可能性に気づくことなく乗り続け、出先で止まって立ち往生し、
いつぞやのように押し歩かねばならなかったであろう。
だから、そういう意味ではこれはむしろラッキー!
とまあこんなわけで、無事エンジンがかかるようになりこれで乗れる!
というわけで、乗り出す前にタイヤに空気を入てみると…
シュ~!
見ればバルブからエアが漏れている。
何と今度はのゴムが劣化?!
なるほど、それでここのところ毎回エアが抜けている気がしてたんか!
先程キャブ同様、このホイールも履き続けてもう30年近…
ここももう寿命だったか。
というか、これも確実に出先で立ち往生するパターンやったやん!
だから、やっぱりむしろラッキー!
というわけで、バルブの交換です!
しかし、ここでタイヤを脱着するのは画面すぎるということで、タイヤ装着のままバルブ交換に。

いけるのか?
いぶかし気な私の横で、56君はうんう言いつつ見事交換!
やった~!これでついに本当に復活!
いや~、56君お疲れ様。
てなわけで、当初キャブだけのつもりが、結局他の問題個所も洗い出せ万々歳!
これでまたこの先30年は乗れるぞ~!
ヽ(^∀^)ノ
ハーレのオーバーフロー顛末