スポーツやねん！ ～ホンダ・スポーツカブ＆プリムス96～ HONDA C115＆PURIMUS96

1963年製ホンダ・スポーツカブ。
今のバイクを見慣れた目で見てみると…


ん？実用車？

でもこちら側から見てみたら…


おお！アップマフラーがスポーツだ！

そう、このバイクは日本が戦後復興を成し遂げて、少し余裕が生まれた時代、
バイクも実用一辺倒の用途から、レジャー用という新たな用途を売りとし始めた時代に登場した一台。
当時盛んであったモータースポーツの入門モデルとして世に出ました。
だから、各所にスポーツを感じさせる装備があれこれ！
（くわしくはこちらを。）

そしてまた今回のストーブも同様…


プリムス96　スポーツバージョン

と言いますか、この場合はストーブ本体というよりはこのケースですね。
実はこれ、96より一回り大きな210用のものでして、
一般的な鉄ケースではなく、あれこれ工夫を凝らした専用仕様となっており、
レジャーを楽しむための工夫があれこれ詰まっているのです。
プリムスではこれに入った210を「SPORT」という製品名で発売しておりました。

つまりは先ほどのスポーツカブ同様、実用だけではなくさらなる付加価値を求め出てきた一台なんですね。

実は、これより以前の戦前にもすでにスポーツを目指したものがありました。
それはもっとシンプルに自転車のフレームに直止めできるようなこのようなモデルであります。


ですが、これは純正ではなく社外オプションでありました。
（詳しくはこちらを。）


さて、ではこのスポーツのケースを見てみますと…


展開したケースはそのまま風防を兼ね



取っ手付きの中敷きで、使用中の移動も楽々

言ってしまえばそれだけなんですが、これが非常に大きい！

実際に使用された方々ならばお分かりになると思いますが、
缶から取り出し使いやすい場所にセッティングをするというのが以外に面倒。
特に、地面が岩場や草むらだったりすると、不安定だし点火後も使用しづらい。

ですがこのスポーツケースだと、常に安定感があるし、
いざ、雨や何かで場所移動という際も、気軽に安全に行えます。
だから、場所を選ばず気軽に使用することができるんですよね。
気分はほぼ箱スト！

ほんと、たかがケース、されどケース！

そういうわけで体育の日にはかなり遅くなりましたg…


スポーツ万歳！


＊＊動画＊＊

後ろの方(15:08)に、在りし日のぽちがスポーツする様子があります。
ぜひ見てやってください

スポーツやねん！　～ホンダ・スポーツカブ＆プリムス96～ HONDA C115＆PURIMUS96



こちらはホンダが所蔵の貴重な一台の走行動画です。

Honda Collection Hall 収蔵車両走行ビデオ　Sport Cub C110（1960年）