思い込みっていうのは怖いものだと改めて思いました。
間違いに気づけば直せばよいので、改めて作り直すことにしました。
1日で試作基板をアートワークから作ったので出来が少々悪いですが、MagicEye(6E2)を純正0dbHyCAAの回路とほぼ同等で
音を鳴らしてみました。
電源電圧が15Vという低圧もあって、さすがにMagicEyeの蛍光帯は光りもしないと思っていたのですが、
数時間通電すると、真っ暗の状態であれば、わずかに、ぼーっと薄い黄緑色がわずか発光しだしました。
グリッド電圧が高すぎることもあって(-0.4V程度ですから)いつもの帯が発光しないのはしかたないのかもしれませんが、
通常であれば、蛍光物体も若干発光するので、それもわずかという事は、MagicEyeとしては機能しない様子です。
というより、音が出たというのがうれしかったというのが本音です。
欲を言うと、若干ノイズっぽいといいますか、歪みが少し多く感じますが、それも左の球だけなので個体差かもしれません。
左右の球を差し替えると、今度は右が歪むので、球のようでした。
カソードの電圧は2.6V前後ですので、かなり低めといった状況のようです。
カソードフォロアの定数と、プレート抵抗を変えると歪みが減る傾向にあるので、いくつか試してみる
しか方法がなさそうです。
まずは、音が鳴ったという事で、今は満足です。