撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

阪急 塚口住宅踏切(2020.8.11) 5118F 普通 塚口行き

2020年08月20日 22時12分58秒 | 阪急
8/11に、阪急伊丹線 塚口~稲野駅間の塚口住宅踏切で神戸線系統では最後のマルーン単色編成となった5100系を撮りました。
1枚目は、塚口住宅踏切へ向かう5118の普通 塚口行きです。



2枚目は後追いで、塚口駅へ向かう5113です。



5100系は、神戸線初の1500V専用車の5000系、阪急初の新製冷房車5200系に続き、本格的冷房搭載車として1971~74年に登場し、1977~79年に増結用付随車が増備されています。
冷房車を各線均等に配置するために、それまで神宝線系統と京都線系統の車両で異なっていた機器類の規格が極力統一され、全線での運行に配慮した設計となっています。
登場時には神戸線、宝塚線、京都線の各線で運用されましたが、1989年には全車が宝塚線で運用されるようになりました。

2001~07年の5000系のリニューアルの際に、組み込まれていた2000系、2071系の代替として、5100系の内、17両が付随車として5000系に編入されています。
また、2014年には編成替えの際に長期休車となっていた3両が廃車となっています。
さらに、2014~16年に8両編成×3編成が能勢電の譲渡され、阪急で運用される5100系は在籍数を減らしています。

5118Fは、1997年に6両編成化されて今津線に転属しています。
2007年には5102Fが今津線に転属して5118Fが編成替えされました。
通常は5102F×2両編成+5118F×4両編成として今津線で運用され、5118Fは伊丹線の予備編成も兼ねていました。

長らく今津線、伊丹線での運用が続いていましたが、2019年に5102Fが休車となり5118Fが伊丹線で常時、運用されています。
神戸線系統では5118Fと3054Fが最後のマルーン単色編成として活躍していましたが、本年2月に3054Fが引退しました。
現在では、5118Fが神戸線系統で最後のマルーン単色編成として活躍しています。
しかし、7月に6001Fが4両編成化改造されているとのネット情報があり、代替編成になる可能性もあるので今後の動向が気になります。