撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

阪急 御影(2020.8.11) 9000F 特急 大阪梅田行き 阪急神戸線開通100 周年記念HM

2020年08月16日 12時10分23秒 | 阪急
8/11に、阪急神戸線 御影駅で阪急神戸線開通100 周年の記念ヘッドマークを掲出した9000系を撮りました。
1枚目は、御影駅へ向かう100 周年記念ヘッドマークを掲出した9000の特急 大阪梅田行きです。



2枚目は、西宮北口駅で撮った9000の100 周年記念ヘッドマークです。
大阪梅田側にデザインされているのは、1920年の神戸線開通時に登場した51形が六甲連山を背景に走るシーンのイラストです。



3枚目は後追いで、御影駅で並んだ左側は9100、右側は8100の普通.神戸三宮行きです。



4枚目は、夙川駅で撮った9100の100 周年記念ヘッドマークです。
神戸三宮側にデザインされているのは、六甲連山の麓を走る阪急神戸線のイメージをデザインされたイラストです。



昨日も紹介しましたが、阪急神戸線は1920(大正9)年7月16日に、当時の阪神急行電鉄が十三~ 神戸駅(のちの上筒井駅)間を開業してから100周年を迎えました。
昨日、紹介したのは阪急電車×familiarがコラボレーションしたオリジナルヘッドマークでしたが、本日は阪急が公式に掲出した100 周年記念ヘッドマークです。

51形は、当時の関西私鉄で流行した妻面が半円形の卵形5枚窓を採用した木造15m級3扉車で高速運転に対応した車両です。
ヘッドマークでは、竣工当初のダブルのポール集電を装着したスタイルが描かれています。
また、1926年7月の大阪市内高架複々線の完成までは、併用軌道区間が残っていたのでフェンダーも装備しています。
増備車として1921~23年に平妻3枚窓の63形、75形、丸屋根の81形、制御車の300形などを含め38両が登場しています。
一部の車両は新製時から宝塚線で運用されましたが、1932年までに全車が宝塚線で運用されるようになっています。

1953~56年に木造車体の老朽化対策として、610系への更新工事が開始されています。
実際には51形の台車、電気品等を380形、500形に転用し、捻出された機器類が610系に流用され、新製した車体と組み合わされています。
さすがに自分の年代では51形は見たことがありませんが、子供の頃から380形、500形は能勢電、610形は今津、伊丹、甲陽線などで活躍しているのを見ており馴染みがあります。