7/7にJR岐阜駅前北口駅前広場に保存されている名鉄 モ510形を撮りました。
1枚目は、JR岐阜駅前北口駅前広場に保存されているモ513です。
2枚目は、モ513の左前方に設置されている説明看板です。
3枚目は、反対側から撮ったモ513です。
4枚目は、ペデストリアンデッキに上る階段から撮ったモ513です。
モ510形は当時の美濃電気軌道(後の名鉄 岐阜市内線、揖斐線、高富線、鏡島線、美濃町線など、以下は美濃電と略記します)で1926(大正15)年5両が登場しました。
美濃電では初の半鋼製車体が採用された四軸ボギー車で、当時はセミボ510形と称していました。
車種記号のセミボはセミスチール・ボギーの略で、併用軌道区間での運用を持つ車両でありながら、高速電車規格の台車を履いた高床構造車でした。
登場当時に私鉄で流行していた正面形状を半円筒型の5枚窓とする半流線型車体が特徴です。
客用扉は車体両端に2ヶ所設けられ、戸袋窓が楕円形状(丸窓)であったことが特徴で、丸窓の愛称で親しまれました。
登場時には鉄道線の笠松線で運用されていましたが、美濃電が1930年に名岐鉄道へ吸収合併された後、両形式とも軌道線の美濃町線へ転属しています。
1967年に岐阜市内線と揖斐線との直通運転が開始されるに当たり、鉄道線規格に合致する高床構造、かつ併用軌道区間を走行可能な車両ということでモ520形(1923年に美濃電が新製した木造ボギー車DB505形)とともに同列車用車両として転用されることとなりました。
車体塗装はスカーレットと白のツートンカラーに変更され、車内は転換クロスシート化、出入口に自動折り畳み式の客用扉ステップが新設され、集電装置はパンタグラフ化されました。
1972~79年にかけて車体塗装のスカーレット一色化、前照灯のシールドビーム化などの改造が行われましたが、外観的は僅かなまま運用されました。
1987年の連接車モ770形の登場により、1988年までにモ510形511、515とモ520形全車が引退しましたが、モ512~514の3両は引き続き最大3両編成で運用されて活躍しました。
しかし、1997年の二軸ボギー車モ780形の登場により、定期運用から退いて予備車となりました。
2000年にモ512が引退し、モ513、514は2005年の岐阜600V線区の全廃まで現役を全うしました。
モ512は旧美濃駅、モ513は岐阜市内の金公園、モ514は旧谷汲駅で保存されていましたが、モ513はJR岐阜駅前北口駅前広場の完成10周年事業の一環として2019年に金公園から移設されています。
1枚目は、JR岐阜駅前北口駅前広場に保存されているモ513です。
2枚目は、モ513の左前方に設置されている説明看板です。
3枚目は、反対側から撮ったモ513です。
4枚目は、ペデストリアンデッキに上る階段から撮ったモ513です。
モ510形は当時の美濃電気軌道(後の名鉄 岐阜市内線、揖斐線、高富線、鏡島線、美濃町線など、以下は美濃電と略記します)で1926(大正15)年5両が登場しました。
美濃電では初の半鋼製車体が採用された四軸ボギー車で、当時はセミボ510形と称していました。
車種記号のセミボはセミスチール・ボギーの略で、併用軌道区間での運用を持つ車両でありながら、高速電車規格の台車を履いた高床構造車でした。
登場当時に私鉄で流行していた正面形状を半円筒型の5枚窓とする半流線型車体が特徴です。
客用扉は車体両端に2ヶ所設けられ、戸袋窓が楕円形状(丸窓)であったことが特徴で、丸窓の愛称で親しまれました。
登場時には鉄道線の笠松線で運用されていましたが、美濃電が1930年に名岐鉄道へ吸収合併された後、両形式とも軌道線の美濃町線へ転属しています。
1967年に岐阜市内線と揖斐線との直通運転が開始されるに当たり、鉄道線規格に合致する高床構造、かつ併用軌道区間を走行可能な車両ということでモ520形(1923年に美濃電が新製した木造ボギー車DB505形)とともに同列車用車両として転用されることとなりました。
車体塗装はスカーレットと白のツートンカラーに変更され、車内は転換クロスシート化、出入口に自動折り畳み式の客用扉ステップが新設され、集電装置はパンタグラフ化されました。
1972~79年にかけて車体塗装のスカーレット一色化、前照灯のシールドビーム化などの改造が行われましたが、外観的は僅かなまま運用されました。
1987年の連接車モ770形の登場により、1988年までにモ510形511、515とモ520形全車が引退しましたが、モ512~514の3両は引き続き最大3両編成で運用されて活躍しました。
しかし、1997年の二軸ボギー車モ780形の登場により、定期運用から退いて予備車となりました。
2000年にモ512が引退し、モ513、514は2005年の岐阜600V線区の全廃まで現役を全うしました。
モ512は旧美濃駅、モ513は岐阜市内の金公園、モ514は旧谷汲駅で保存されていましたが、モ513はJR岐阜駅前北口駅前広場の完成10周年事業の一環として2019年に金公園から移設されています。