計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

これが自然の厳しさと言うものか・・・

2019年07月12日 | ツバメの観察日記
 予報センター(事務所)の外壁にツバメが巣を作りました・・・の第8回目です。おそらく、これが一先ず「最終回」となるでしょう。

第1回(05月27日)では、1羽のオスのツバメが巣を作り、メスにアピールするまでの展開
第2回(05月31日)では、2羽のツバメが「つがい」となって、共同生活を営む様子
第3回(06月07日)では、ツバメが抱卵を始めた(と思われる)様子
第4回(06月14日)では、ツバメが抱卵を続けている(と思われる)様子
第5回(06月21日)では、引き続き、ツバメが抱卵を続けている(と思われる)様子
第6回(06月28日)では、ようやく卵から雛が孵り、ツバメが幼雛に餌を与える様子
第7回(07月05日)では、ツバメの雛が顔を出す様子

をご紹介しました。

7月8日(月)

 この日の朝、出勤してツバメの巣を見ると、巣の周りは静まり返っていました。雛たちもそろそろ毛が生え揃ってきた頃です。もう少し賑やかになるかと思っていたのですが・・・



 そういえば、親ツバメが餌付けに来る様子もありません。お腹を空かせた雛が首を伸ばす様子も見られません。全く声がありません。巣をよく見ると、少し形が崩れているような・・・

 ・・・その時、1羽のツバメの声がしました。チュピ・・・チュピ・・・

 そして、久しぶりに仕切りの角に止まりました。それにしてもおかしい・・・いつもなら真っ先に巣に立ち寄って雛たちに餌を与える筈なのに・・・



 ツバメさんは鳴きました。
 チュピチュピチュピチュピ・・・チュピチュピチュピチュピ、ジ~~~

 これは周囲の雄への警戒や雌への求愛の鳴き方のようです。周囲に他のツバメの姿は無かったので、どこかにいるであろう「雌への求愛行動」と思われます。

 その時、全てを悟りました。私の知らない間に巣が外敵に襲われたのでしょう。残された雄のツバメはもう一度パートナーを見つけて、一からやり直そうとしているのかも知れません。

 ツバメは1年に2回繁殖するとも言われています。まだ、チャンスが残されているということでしょうか。しかし、つがいになってから雛が孵るまで約1か月・・・もし、再び雛が孵るとしても、その時は真夏の日射しが照り付けることでしょう。


7月9日(火)

 この日も、巣の周りは静かでした。

 ふと、ツバメの声が聞こえました。ピィッ!・・・ピィッ!・・・ピィッ!・・・危険を伝える鳴き声の様です。

 1羽のツバメが辺りをグルグルと飛び回り、その後一瞬ですが大きな黒い鳥・カラスが巣に接近してきました。

 カラスが去って暫くすると、チュピ・・・チュピ・・・と声がして、仕切りの角を見ると1羽のツバメさんが止まっていました。



 チュピチュピチュピチュピ・・・チュピチュピチュピチュピ、ジ~~~

 大声で鳴いた後、次なるパートナーを求めて、梅雨空に飛び立って行きました。


7月10日(水)

 この日の朝も、空になったツバメの巣がひっそりと残されていました。



 そして、ツバメの飛ぶ姿を見ることもありませんでした。いつもの仕切りの角に止まることもありませんでした。




7月12日(金)

 あれからも姿は見えないものの、時々ツバメの声がします。まだ、この辺りをグルグル回っているようです。あとは、残された壁の巣をどうするか・・・それが悩み所です。


 今頃はどこかで新たなパートナーを見つけ、新たな場所でやり直しているのかも知れません。

 生まれたからと言って、必ずしも大人に成長できるとは限らない中で、しっかりと生き延びて繁殖するまでに至っただけでも、あのツバメさんは凄い強運の持ち主です。

 今度こそ、雛の巣立たせることができますように・・・

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ツバメの雛が顔を出した!

2019年07月05日 | ツバメの観察日記
 予報センター(事務所)の外壁にツバメが巣を作りました・・・の第7回目です。

第1回(05月27日)では、1羽のオスのツバメが巣を作り、メスにアピールするまでの展開
第2回(05月31日)では、2羽のツバメが「つがい」となって、共同生活を営む様子
第3回(06月07日)では、ツバメが抱卵を始めた(と思われる)様子
第4回(06月14日)では、ツバメが抱卵を続けている(と思われる)様子
第5回(06月21日)では、引き続き、ツバメが抱卵を続けている(と思われる)様子
第6回(06月28日)では、ようやく卵から雛が孵り、ツバメが幼雛に餌を与える様子

をご紹介しました。

7月1日(月)

 この日の朝は雲が広がり、どんよりとしていました。出勤後に巣の様子を見ると、ツバメの姿は無く、雛の声もせず・・・静寂が漂っていました。



 ふとした瞬間、小さな口を大きく開ける幼い雛の姿が見えました!



 するとそこへ、ツバメさんがやってきて、雛に餌を与えています。雛は口を大きく開けて、餌をねだっています。



 親ツバメさんが飛び立った瞬間、その背後には3つの大きな口が見えました。雛は3羽のようですね。



 巣の中から雛の頭がひょっこりはん♪



 今度は3羽揃って、餌をおねだり♪



 卵から無事に雛が孵ったようで、一安心です。このまま無事に、皆でそろって巣立ちの時を迎えられると良いですね。


7月2日(火)

 この日も梅雨空が続きました。時折日射しも届くのですが、雲の多い空模様となりました。

 朝の出勤後に巣を見ると・・・少しばかり雛が顔を出しています。



 親ツバメさんはせっせと雛のために餌を取って来て、戻るや否や雛に与えて、そのまま直ぐに次の餌を求めて飛び立って行きます。正直、シャッターが間に合いません。



 雛は元気に首を伸ばして、餌をねだっています。




7月3日(水)

 この日も雲が広がりましたが、晴れ間も見られました。そして、気温が上がり、暑くなりました。巣の中から雛が顔を出して、お腹を空かせています。



 親ツバメさんがやってきて・・・雛の口の中に餌を押し込んでいます。




7月4日(木)

 この日は朝の内は雨止まりましたが、昼以降は日射しも届きました。ツバメの雛たちは巣の中から顔を出して、親ツバメの帰りを待っています。



 親ツバメさんの動きが目まぐるしく・・・正直、カメラが追いつきません。遠くから見た感じですが、雛たちはスクスク育っているようです。多分。


7月5日(金)

 この日の朝のツバメの巣・・・静寂に包まれています。



 親ツバメの気配を察したのか、雛たちが首を伸ばして騒ぎ始めました。



 そこへ、親ツバメ登場。雛の口に餌を押し込んでいます。その直後にすかさず次の餌を求めて飛び立って行きました。まさに早業です。



 雛たち、大きく育てよ・・・。


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ついに、その時が・・・。

2019年06月28日 | ツバメの観察日記
 予報センター(事務所)の外壁にツバメが巣を作りました・・・の第6回目です。

第1回(05月27日)では、1羽のオスのツバメが巣を作り、メスにアピールするまでの展開
第2回(05月31日)では、2羽のツバメが「つがい」となって、共同生活を営む様子
第3回(06月07日)では、ツバメが抱卵を始めた(と思われる)様子
第4回(06月14日)では、ツバメが抱卵を続けている(と思われる)様子
第5回(06月21日)では、引き続き、ツバメが抱卵を続けている(と思われる)様子
をご紹介しました。

6月24日(月)

 朝、出勤して巣を確認しようと外に出て、ふと足元を見ると・・・小さな卵の殻が幾つも落ちていました。



 よく見ると、黄身や白身が漏れているなどの様子もなさそうなので、雛が孵ったようですね。

 ツバメさんが巣の上に立って辺りを見渡しています。



 そして、もう1羽のツバメさんも、いつもと反対側の仕切りの角に止まっています。



 今度は、夫婦2羽で仲良く巣の中を覗いています。



 週末の間に雛が孵ったようです。写真に写っていないものも含めて、卵の殻の数から推測すると・・・雛は3羽程度?


6月25日(火)

 出勤して巣を確認すると・・・ツバメさんがいました。



 おや、その壁に立って、中に居るであろう雛達に餌をあげている・・・のかな?巣の中が見えないので、状況からの推測です。どうやら、2羽のツバメさんが交代で、雛に餌を与えているようにも見えます。

 今度は仕切りの角に立って、周囲を見渡しています。ようやく生まれた・・・であろう雛たちを、しっかり守っているようです。



6月26日(水)

 朝、巣の方に目をやると・・・ツバメさんの姿はありません。



 あ、ツバメさんが戻ってきました。



 巣の中にいるであろう雛たちに餌を与えているようです。まだ、雛たちの声は聞こえません。おそらく、生まれて間もないので、まだまだ小さいのでしょう。



 再び、餌をとりに出かけるようです。2羽で交互に餌をとってきては雛たちに与えているようです。巣の中で、雛たちもスクスクと育っているのでしょうか・・・?




6月27日(木)

 この日の朝も、巣にツバメさんの姿はありません。



 暫くして、ツバメさんが戻ってきました、巣の中の雛に餌をあげているようですね。



 この時期になると、2~3分ほど巣に立ち寄ったかと思うと、次の餌を求めて直ぐどこかに飛んで行く・・・という行動を繰り返しています。




6月28日(金)

 この日の朝は、巣にツバメさんがいました。



 雨にも負けず、雛に餌をあげています。



 さて、気になるのは週末の梅雨前線の動きです。新潟県内も雨の日が続くので、雛の餌の確保も難しくなりそうです。来週には雛の顔が見えると良いのですが・・・。

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ツバメの卵は・・・未だ・・・

2019年06月21日 | ツバメの観察日記
予報センター(事務所)の外壁にツバメが巣を作りました・・・の第5回目です。

最近は、毎朝出勤すると直ぐにツバメの巣を観察するのが日課になっています。

第1回(05月27日)では、1羽のオスのツバメが巣を作り、メスにアピールするまでの展開
第2回(05月31日)では、2羽のツバメが「つがい」となって、共同生活を営む様子
第3回(06月07日)では、ツバメが抱卵を始めた(と思われる)様子
第4回(06月14日)では、ツバメが抱卵を続けている(と思われる)様子
をご紹介しました。

さて、今回は果たしてどのような展開が待ち受けているのでしょうか。

6月17日(月)

 この日は雲の多い空模様が続きました。朝の内は一時的に雨を伴い、昼以降は雲の間から日射しも届きました。いつものように出勤して直ぐにツバメの巣を見ると、ツバメの姿は見えませんでした。そのまま室内に戻った瞬間、ピピィ・・・と声が聞こえました。

 そこで、もう一度巣を見ると、ツバメさんが戻っていました。



 そして後ろを振り返ると、仕切りの角のもう1羽のツバメさんが止まっていました。




6月18日(火)

 この日は「梅雨の中休み」とも言うべき「皐月晴れ」となりました。

 いつものように出勤して直ぐにツバメの巣を見ると、ツバメは巣の中に籠っていました。外に向けて尾を高く上げています。何をしているのでしょうか?



 それからしばらくして・・・仕切りの角のもう1羽のツバメさんが止まりました。何やら首をひねっています。相当、肩が凝っているようですね・・・いえいえ、実は「毛づくろい」の真っ最中です。



 毛づくろいが終わって、一礼。



 午後になって巣を見ると、今度は巣の上に立ち上がりました。尾をこちらに向けています。またまた、何をしているのでしょうか?



 もう一羽が戻ってきた所を見ると、お留守番の選手交代だったようです。

 そして、この日の夜には山形県沖を震源とする地震が起こりました。


6月19日(水)

 この日は梅雨らしく、ぐずついた空模様が続きました。午前中を中心に雨となりました。

 朝の巣の様子です。地震の影響で巣が落ちることはなかったようです。ツバメさんも御無事のようで、まずは一安心。



 しばらくして再び巣を見ると、先ほどとは尾の向きが逆になっています。



 今度は頭が見えました。



 夕方近くになると、仕切りの角にもう1羽が止まりました。この表情はまるで「何、撮ってるの?」と言っているようです。




6月20日(木)

 この日は午前中は雲が広がりましたが、次第に晴れて、日射しも強まりました。

 朝の出勤後、暫くしてから巣を覗くと・・・お留守の様です。



 それから暫くして、ピピッと声がしたので外を見てみると・・・仕切りの角にいました。



 今度は2羽で巣の中を見ています。



 そろそろ、雛の顔が見られるのでしょうか。




6月21日(金)

 雲が広がるものの、日射しも届いています。ただ、空模様の急な変化もありそうな気配がします。

 朝の出勤すると、ピピッ・・・ピピッと声はするのですが、ツバメさんの姿が見えません。どうやら、この周辺を飛び回っているようです。

 ふと、気が付くと、仕切りの角に止まって・・・これは毛繕いでしょうか。



 と、思った途端、突然に反対側の壁の巣に飛んで行き・・・

 


 再び、仕切りの角に戻りました。卵の様子が気になったのでしょうか。

 巣の中からは、もう1羽のツバメさんの頭がひょっこり出ています。



 そろそろ、ツバメの雛の「ひょっこりはん」も見せて欲しい所です。

 今週は仕切りの角に止まってばかりで、ベランダの手摺には止まりませんでした。撮影の都合上は、手摺に止まってくれるとありがたいのですが・・・。

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ツバメは本当に抱卵してるのか?

2019年06月14日 | ツバメの観察日記
予報センター(事務所)の外壁にツバメが巣を作りました・・・の第4回目です。

最近は、毎朝出勤すると直ぐにツバメの巣を観察するのが日課になっています。

第1回(05月27日)では、1羽のオスのツバメが巣を作り、メスにアピールするまでの展開
第2回(05月31日)では、2羽のツバメが「つがい」となって、共同生活を営む様子
第3回(06月07日)では、ツバメが抱卵を始めた(と思われる)様子
をご紹介しました。

さて、今回は果たしてどのような展開が待ち受けているのでしょうか。

6月10日(月)

 この日は朝から雲が広がり、少し弱い雨も伴いました。ベランダにはツバメさんの姿は見えませんでしたが、巣の中にはしっかりいました。どうやら卵を抱いているようです。



 そこへもう1羽がやってきました。ベランダの手摺に止まり、顔を見せてくれました。毎日、お勤めご苦労様です。



 昼前には2羽とも留守になり、その後雨が降り出しました。夕方前になって、ピッ、ピッ、と声がしたので外を見てみると、1羽が巣の中に戻っていました。




6月11日(火)

 毎朝出勤すると、巣の中では・・・やはり1羽のツバメさんがいました。しっかりを卵を抱いている?ようです。



 そこへ、もう1羽がやってきました。ベランダの仕切りの角に止まっています。



 おや?巣の中から出てきました。そして、どこかへ飛んでいきました。



 ピピピピ・・・とこちらを呼ぶ?声がしたので、ベランダに出てみると、ツバメさんは手摺に止まって、元気な顔を見せてくれました。



「そろそろ卵は孵りそうか?」と尋ねると、そのまま飛び立ってしまいました。


6月12日(水)

 この日の朝は微かに雨が降っていました。出勤して直ぐに巣を見ると、ツバメさんの姿はありませんでした。その後、急に雨脚が強くなり・・・やがて雨は止みました。

 昼頃まで雲の多い空模様が続いていましたが、ツバメさん達が戻ってきました。

 1羽は仕切りの角に・・・



 もう1羽は巣の中に・・・




6月13日(木)

 この日は朝から晴れました。

 仕切りの角に立って辺りを見渡すツバメさん。



 そして、巣の角に立って辺りを見渡すツバメさん。



・・・と、見ていた所・・・そこへ

 仕切りの角に止まっていたツバメさんが、突然巣にやってきました。



 そして、夫婦(2羽)で巣の様子を窺っています。
 ※決定的瞬間のため、手ブレは御容赦下さい。



 その後、上の(巣に止まっていた)ツバメさんは飛び立ち・・・



 後から来た(仕切り版から飛んできた)ツバメさんが巣の中に入って行き・・・



 これは、ご抱卵のバトンタッチでしょうか・・・?




 おや?、今度はベランダの手摺に止まりました。改めまして、おはようございます。



 その一方で、相方(もう1羽)がしっかり巣を守っています。



 この日はお昼頃は一時的に外が騒がしくなりました。窓を開けて見ると、3~4羽のツバメさんが辺りの空を駆け巡っていました。どうやら他のツバメさんが縄張りに入ってきたので、スクランブル状態だったようです。

 そんなこともあり、夕方になっても見張りを続けます。
 疲れが出たのか、もしかして肩こりの御様子。




6月14日(金)

 朝から晴れて、気温もうなぎ昇り。今日もツバメさん達は出たり戻ったりの繰り返し。

 ピピピピッと声がするので外を見てみると・・・

 1羽は仕切りの角の見張り番



 そして、もう1羽は巣の中での抱卵中・・・なのかな?


 結局、今週も雛の顔を見ることはありませんでした。

 気がかりなのは、北陸地方がもう梅雨入りしたとみられることです。

 ネットで調べると、ツバメの餌は主にチョウ、ガ、トンボ、ハエ、カなどの虫との事なので、雨の日が多くなるとその分、餌が取りにくくなると思われます。

 これから雛が孵って、その雛たちを食べさせて行くことを考えると、時間的な猶予はそれほど多くないのではないか・・・と案じています。

 今はただ、ツバメさん達が親子共々、無事に巣立つことを願っています。

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ツバメは相変わらずの御様子・・・?

2019年06月07日 | ツバメの観察日記
先日、予報センター(事務所)の外壁にツバメが巣を作り始めました。
第1回(05月27日)では、1羽のオスのツバメが巣を作り、メスにアピールするまでの展開
第2回(05月31日)では、2羽のツバメが「つがい」となって、共同生活を営む様子
をご紹介しました。

さて、今回は果たしてどのような展開が待ち受けているのでしょうか。


6月3日(月)

 出勤して暫くすると、チュピチュピ・・・と声が聞こえてきました。外を見ると、ベランダに1羽、巣の中に1羽のツバメさんの姿を見ることができました。

 ベランダの手摺に止まるツバメさんを網戸越しに。



 そして、外壁の高い所にある巣の中にもう1羽のツバメさん。尾が見えますね。



 その後、2羽連れ立ってどこかに飛び立ち・・・また戻ってきたかと思うと、どこかに行ってしまいました。昼間の日射しが強いので、どこか木陰で休んでいるのかな?

 午後になって、1羽が巣の中で何かしてる・・・巣の中のリフォームしているのでしょうか?もしかして・・・産卵?



 そして、いつの間にか、ベランダの手摺にもう1羽が戻ってきました。よく見ると・・・あくびをしているのかな?




6月4日(火)

 出社すると、2羽のツバメさんは各々ベランダの手摺と外壁の巣の定位置に既に出勤してました。随分とお早い御出勤ですね。

 窓を開けるとベランダのツバメさんが「・・・チュピチュピチュピ」
 まるで「来るの遅ぇょ!」と言っているようでした。いつの間に偉くなったんだ?



 一方、巣の中のツバメさんは尾を外に向けて内側で何かしているようです。



 それにしても、2羽とも来たかと思うと、直ぐどこかに飛んで行って、暫く留守にしたかと思うと、いつの間にか戻ってくる・・・連日この繰り返しです。

 この週末から週明けにかけて、日射しが強く、まるで夏のような暑さです。ツバメさんも熱中症や紫外線を避けて、木陰で休んでいるのでしょうか。


6月5日(水)

 出勤すると、ツバメさんの気配が感じられません。ふと、外壁の巣に目を向けると・・・巣の中から尾の先がチラチラと見えています。暫くすると、モコモコと黒い影が動きました。



 そこへ、もう1羽のツバメさんがやってきました。

 いつもはベランダの手摺に止まっていたのに、この日の朝はベランダにある仕切りの角にちょこんとスタンバイしています。警戒レベルを1段階上げたのでしょうか?



 ・・・と、思ったら2羽ともいなくなってしまいました。

 それから、午後になって1羽が巣の中に戻ってきました。巣の中でじっとしているようです。



 もう一羽の姿が見当たりません。どこへ行ってしまったのでしょう?

 今度は1羽が巣を守り、もう1羽が餌を取りに行く・・・というライフスタイルに変化したのでしょうか?これはもしかして「ご抱卵」の段階に入ったのかも知れません。

 そんな期待を寄せていた所に、もう1羽がベランダに戻ってきました。




6月6日(木)

 この日は明け方まで雨が降り、昼頃まで曇り空となりました。昼過ぎ以降は晴れ間が戻ったものの雲が多め、といった感じでした。

 この日の朝に出勤すると、巣の中で1羽のツバメさんがじっとしていました。



 その後、もう1羽がやってきて、直ぐにどこかに飛んでいきました。昼頃にもう一度見ると、2羽とも姿を消していました。

 昼過ぎになって、1羽が巣に戻ってきました。中で何かしてるようですね。



 それから暫くすると、もう1羽もやってきて、ベランダの仕切りの角に止まりました。いつもは手摺に止まるのですが、前日から仕切りの角に止まることが多くなりました。




6月7日(金)

 この日の朝、いつものように出勤すると、ツバメは2羽とも出勤していました。

 1羽は巣の中でじっとしていました。夜の間だけ巣の中で卵を抱いているのかも知れません。でも、巣の中を覗くことはできないので、実際の所は判りません。



 そして、もう1羽はというと・・・



 と、その時!!



 そのまま巣に止まったかと思った途端、外に向かってダーーーイブッ!!



 どうやら近くに別のオスが巣に接近したらしく、スクランブルだったようです。

 今日もあちこちでツバメの繁殖活動が繰り広げられているようです。そのため、既に出来上がった巣や卵を守るため、警戒を続けているのですね。お疲れ様です。



 今週も雛の顔を見ることはできませんでしたが、ツバメさん達の様子から、どうやら「産卵」を経て「抱卵」の段階に進んだ可能性が窺えます。このまま順調に雛が孵ってくれることを願っています。

 それはそうと、本日6月7日に北陸地方の梅雨入りが発表されました。

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ツバメのその後

2019年05月31日 | ツバメの観察日記

 先日、予報センター(事務所)の外壁にツバメが巣を作り始めました。前回(05月27日)の記事では、1羽のオスのツバメが巣を作り、そこへメスがやってきて・・・、という展開までをご紹介しました。ツバメは果たしてつがいになれたのでしょうか。

5月27日(月)

 この時期とは思えないような、照りつけるような日射しが降り注ぎ、朝から暑い日となりました。巣を見ると、ツバメが止まっています。そして、直ぐ横のベランダを見ると・・・




 もう一羽が止まっています。事務所の中を覗き込んでいます。天気予報の現場に興味があるのでしょうか。この表情が何とも言えませんね。




 一羽は巣の中に入り、もう一羽はベランダで周囲を見張っているような感じです。どうやら、二羽はつがいになったようです。めでたし、めでたし。

 それにしても、メスがずっと卵を抱く、いわゆる「抱卵」の様子はありません。実はこの日は真夏日となったので、産卵したとしても、抱いて温めると、かえって「ゆで卵」になりそうな暑さなのかもしれません。

 季節外れの余りの暑さに、ツバメもこの様子。




5月28日(火)

 朝の内は姿が見えなかったのですが、暫くして鳴き声が聞こえてきました。

 それから暫くして、ふとベランダに目をやると、ツバメが止まっていました。これは決してカラスの後ろ姿ではありません。




 巣の方に目を向けると、もう1羽が枯草を運んでいました。




 その後も、二羽が交互に出たり入ったり、直ぐにどこかに飛んで行く・・・を繰り返し、その様子は何ともせわしないものです。そういえば、あまり賑やかに鳴かなくなりました。鳴くには鳴くのですが、求愛の段階が終わって、落ち着いたようにも見受けられます。

 ついでに「ツバメの2ショット」です。仲が良さそうですね。




 ・・・それにしても、抱卵しなくて良いの?

5月29日(水)

 前日の夜から明け方にかけて雨が降り、午前中も雲の多い空模様となりました。こうなると、ツバメの姿はなかなか見えません。ただ、耳を澄ますと、ピィッ、ピィッ・・・とどこかで鳴いているようです。

 昼前になって少しずつ、雲の間から日射しが届くようになって、ツバメが1羽巣の中に現れました。何か巣の中に向かってモゾモゾと・・・何をしてるのでしょうか?そしてどこかへ飛び立っていきました。




 そして、ベランダに1羽が止まります。晴れて日射しが強まり、逆光で映りがよくありませんが、ツバメです。




 その後も2羽で飛び回ったり、ひょこっと巣に立ち寄ったり・・・抱卵の様子もなく、でも巣の中に深く潜り込む様子がちょくちょく見られます。

5月30日(木)

 最近は、出勤直後にツバメの巣の様子を確認するのが日課となっています。この日は朝から快晴の空でしたが、ツバメの気配がしません。しかし、どこかで私の出勤を見ていたのでしょう。数分足らずで、ツバメの声が聞こえてきました。

 1羽は巣の中に潜り込み、尾を外に向けるような体制を取ることが多く・・・




 もう一羽はベランダにちょこんと立って、チュピチュピチュピ・・・と鳴きながら、周りを見渡していました。毎日、ご苦労様です。




 それから程なくして、ベランダの1羽も巣に向かい、それから2羽仲良く飛び立っていきました。・・・暫く経つと、また2羽とも戻ってきて、数分後には再び飛び立ちました。最近は、こんなことを繰り返すようになりました。

 休憩中のツバメさん。頭をポリポリ・・・





5月31日(金)

 朝から雲が広がっています。私の出勤後、暫くしてツバメが巣にやってきました。




 その間、もう1羽がベランダに止まって周囲を見回しています。




 相変わらず、ツバメは出たり入ったりを繰り返しています。時折、チュピチュピチュピ・・・と鳴き声も聞こえてきます。

 6月に入ったら、雛の姿も見られるのでしょうか・・・。



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ツバメの巣作り

2019年05月27日 | ツバメの観察日記
 予報センター(事務所)の外壁にツバメが巣を作り始めました。今回は、ツバメの巣の作り始めから出来上がるまでの記録です。ツバメが巣作りをすると「縁起が良い」と聞きますが、実際の所はどうなることやら。

5月16日(木)
 最近、鳥の鳴き声が賑やかになってきた・・・と思ったら、外壁の換気口の上にツバメが巣を作り始めていました。


5月17日(金)
 巣の底(土台?)になる部分がハッキリと見えてきました。せっせと枯草や泥を運んで、少しずつ周囲の壁を固めています。


5月20日(月)
 土日も休まず働いていたのでしょう。周囲の壁が積み上がり、巣も大きくなってきました。ツバメもこちらに気付いたのか、カメラ目線を決めています。


5月21日(火)
 この日は朝から雨脚が強く、昼頃まで雨の空模様が続きました。ツバメの姿も見えなかったのですが、午後になって雨が止むと、微かにツバメの鳴き声が・・・そして、戻ってきました。


5月22日(水)

 巣の形もそれらしく仕上がって来ています。外壁がしっかりしてきたので、今度は内装を整えているようです。日中はツバメの鳴き声が聞こえてきます。


5月23日(木)
 どうやら巣が完成したようです。カメラに向かって、ツバメがドヤ顔を決めています。ツバメの鳴き声も、一層賑やかになってきました。メスが近くにいるのでしょうか。


5月24日(金)
 出来上がった巣にメスが来ました。オスも懸命にアピールしています。気に入ってくれると良いのですが・・・。オスの求愛?の鳴き声が一層、響き渡ります。頑張れ!!


番外編
 ツバメが事務所を覗き見ています。こちらが仕事をさぼらないように監視されているのでしょうか・・・(--;)。


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