ブログを書くのも久しぶりのような気がします。2月の最後なので近況報告をちょっと。例の有限○○法による離散化も終わり、共同研究関係者内の相互精査を経てようやくプログラムのコーディングにこぎつけました。ここでバグがあるかも知れないので、さらに精査が必要になるのですが、それはまあ、これからでしょうね。まずはこの状態でプログラムは動作するかどうか・・・。さて、いよいよ年度末なので研究報告書も纏めなければならず、まさに年度末の最終決戦の様相を呈してきました。そんなこんなで、メールマガジン「気象トレンド未来予報」の編集も遅れています。また「おきたまお天気チャンネル」もお休みします。
いつものように出社してPCの電源をONにして・・・しばらくするとログインできない!私が入社してから、これで3~4回になるかな・・・。このPC自体は会社の創業以来の現役ということで・・・もう6年位になるのかなあ、パーツ交換も無く使われている物です。このようにログインできなくなるのはどうやらプロファイルが壊れたからとの事です。ハードディスクが壊れやすくなってきている可能性が高いようです・・・。
その原因はやっぱり・・・究極・至高の超スーパーウルトラハイパーヘビー級の3次元熱流動計算をビシバシガンガン走らせすぎた事ではないかと・・・でも、この程度の計算でクタバルようでは困りますなあ。さらに困った事に、このPC自体もはや棺桶に片足を入れた状態らしいのです。
でも、いまあのPCに逝かれると・・・数値計算処理は確実に遅いマシンで代用するしかないわけで、シミュレーションの研究開発には痛手となってしまいます。幸いにして、現時点では早急な超重量級の3次元計算の必要はありませんが、いつまた案件が飛び込んでくるかもわかりません。
さて、この他には有限○○法の離散化を計算しております。非線形偏微分方程式の両辺を4次元時空間に渡って多重積分を行い、離散化方程式に導いていく計算も傍目には驚異的に映るようです。まあ周囲としては「こんなに複雑な計算をやっていて気が狂わない?」と不思議がるのですが・・・一日計算やってたら、もう脳細胞はヘロヘロで意識朦朧、帰宅後は立ち上がる気力もありません。これを2~3日続けた頃には資料という形でしっかりまとまっています。ある程度計算が纏まった所で、Wordの数式エディタを使って簡単な資料に仕上げるようにしています。この中で計算ミスや誤記などを修正していきます。資料が完成する頃には計算もようやく一区切り。
私は、数式を導くときはどうやら顔が笑っている(ニヤけている)ようです。最近、自分で気がつきました。でも、本人は別に楽しんでいるわけではありません。全神経が数式に集中しているのに併せて、顔の筋肉も無意識に引きつっているのです。それが笑って見えるようです。この時、感情はありません。余計な妄想を膨らませたら最後、計算にミスが入ります。大げさな言い方をすれば、この計算がビジネスの未来を決するかもしれません。
数値解析に従事してる専門家は私を含め何人かおりますが、この部分を直接担っているのは自分だけです。ベンチャーの場合は、と言うよりウチの会社は、一人一人がそれぞれの専門分野を持っており、その分野に関しては各々が社内最高峰レベルでなければなりません。それだけに計算には神経を集中しています。
それにしても、オフィスのPCなんとかならないかな~~。ニューマシンの投入を心待ちにしている今日この頃です。
その原因はやっぱり・・・究極・至高の超スーパーウルトラハイパーヘビー級の3次元熱流動計算をビシバシガンガン走らせすぎた事ではないかと・・・でも、この程度の計算でクタバルようでは困りますなあ。さらに困った事に、このPC自体もはや棺桶に片足を入れた状態らしいのです。
でも、いまあのPCに逝かれると・・・数値計算処理は確実に遅いマシンで代用するしかないわけで、シミュレーションの研究開発には痛手となってしまいます。幸いにして、現時点では早急な超重量級の3次元計算の必要はありませんが、いつまた案件が飛び込んでくるかもわかりません。
さて、この他には有限○○法の離散化を計算しております。非線形偏微分方程式の両辺を4次元時空間に渡って多重積分を行い、離散化方程式に導いていく計算も傍目には驚異的に映るようです。まあ周囲としては「こんなに複雑な計算をやっていて気が狂わない?」と不思議がるのですが・・・一日計算やってたら、もう脳細胞はヘロヘロで意識朦朧、帰宅後は立ち上がる気力もありません。これを2~3日続けた頃には資料という形でしっかりまとまっています。ある程度計算が纏まった所で、Wordの数式エディタを使って簡単な資料に仕上げるようにしています。この中で計算ミスや誤記などを修正していきます。資料が完成する頃には計算もようやく一区切り。
私は、数式を導くときはどうやら顔が笑っている(ニヤけている)ようです。最近、自分で気がつきました。でも、本人は別に楽しんでいるわけではありません。全神経が数式に集中しているのに併せて、顔の筋肉も無意識に引きつっているのです。それが笑って見えるようです。この時、感情はありません。余計な妄想を膨らませたら最後、計算にミスが入ります。大げさな言い方をすれば、この計算がビジネスの未来を決するかもしれません。
数値解析に従事してる専門家は私を含め何人かおりますが、この部分を直接担っているのは自分だけです。ベンチャーの場合は、と言うよりウチの会社は、一人一人がそれぞれの専門分野を持っており、その分野に関しては各々が社内最高峰レベルでなければなりません。それだけに計算には神経を集中しています。
それにしても、オフィスのPCなんとかならないかな~~。ニューマシンの投入を心待ちにしている今日この頃です。
私のオフィスでの一日は朝のメールチェックから始まります。で、その次にネットでニュースやその日の気象状況の把握・確認です。大まかな気象概況を頭の中に叩き込みます。
有限差分法を中心に扱っている私ですが、さらに「有限○○法による離散化を部分的に取り入れる手法を取るので、その基礎方程式系と離散化手法について検討せよ」とのお達しメールがありました。ナニナニ「有限○○法」?と言うわけで、例によってあの長い長い方程式をいじくり回す事になりました。
計算シミュレーションと言うと直ぐにプログラムを書いてそのまま数値計算が走っていくというイメージがありますが、実際には基礎方程式系やその離散化・解析手法までを「具体的なアルゴリズムの形」にまで落とし込むことから始まります(このプロセスは紙に手書きで膨大な計算を繰り返すので、傍目には数学の受験勉強をしているように映るらしい)。その上でようやくプログラミング言語を意識したフローチャートに書き下して(これまた手書き)、さらにコーディングするわけです。
しかしまあ、さすがに半日もテンソル表示の非線形偏微分方程式を多重積分してそこから離散化する・・・という世にも恐ろしい計算を続けたら、腱鞘炎までは行かなくとも、右手の中指に出来たペン胼胝(※「ぺんだこ」と読む)が痛むのです。このペン胼胝は・・・詳しい事は覚えていませんが、中学校時代に出来たような気がします。
小学校時代は全然勉強なんてしなかった(できなかった)ので、中学校に上がってからは確かに大変でしたね。それで指にも負担が掛かったのかもしれません。確かに、小学校時代の成績はどん底だった子供が、中学校卒業時にはそれなりの成績になったわけなので、なるほどそれもそうだなあと考える事は出来るわけです。ま、結局高校入試では公立高を撃沈してしまったのですが(自爆)、そこからまたしぶとく這い上がって今に至るわけです。
右手のペン胼胝を見るたびに人間やればできることもあるんだなあを思うわけですが、長時間鉛筆で計算しているといきなり痛くなるのが、ちょっと困りますなあ。そんな時は、思い切って手計算を打ち切って資料や書籍に目を通すなり、マウスとキーボードでデータを分析するなど、やることをガラリと切り替えてしまいます。
とにかく、業務時間中はデータを分析しているか、計算しているか、情報収集しているか、そのいずれかですね・・・。ま、仕事だからあたりまえなんですけどね。
有限差分法を中心に扱っている私ですが、さらに「有限○○法による離散化を部分的に取り入れる手法を取るので、その基礎方程式系と離散化手法について検討せよ」とのお達しメールがありました。ナニナニ「有限○○法」?と言うわけで、例によってあの長い長い方程式をいじくり回す事になりました。
計算シミュレーションと言うと直ぐにプログラムを書いてそのまま数値計算が走っていくというイメージがありますが、実際には基礎方程式系やその離散化・解析手法までを「具体的なアルゴリズムの形」にまで落とし込むことから始まります(このプロセスは紙に手書きで膨大な計算を繰り返すので、傍目には数学の受験勉強をしているように映るらしい)。その上でようやくプログラミング言語を意識したフローチャートに書き下して(これまた手書き)、さらにコーディングするわけです。
しかしまあ、さすがに半日もテンソル表示の非線形偏微分方程式を多重積分してそこから離散化する・・・という世にも恐ろしい計算を続けたら、腱鞘炎までは行かなくとも、右手の中指に出来たペン胼胝(※「ぺんだこ」と読む)が痛むのです。このペン胼胝は・・・詳しい事は覚えていませんが、中学校時代に出来たような気がします。
小学校時代は全然勉強なんてしなかった(できなかった)ので、中学校に上がってからは確かに大変でしたね。それで指にも負担が掛かったのかもしれません。確かに、小学校時代の成績はどん底だった子供が、中学校卒業時にはそれなりの成績になったわけなので、なるほどそれもそうだなあと考える事は出来るわけです。ま、結局高校入試では公立高を撃沈してしまったのですが(自爆)、そこからまたしぶとく這い上がって今に至るわけです。
右手のペン胼胝を見るたびに人間やればできることもあるんだなあを思うわけですが、長時間鉛筆で計算しているといきなり痛くなるのが、ちょっと困りますなあ。そんな時は、思い切って手計算を打ち切って資料や書籍に目を通すなり、マウスとキーボードでデータを分析するなど、やることをガラリと切り替えてしまいます。
とにかく、業務時間中はデータを分析しているか、計算しているか、情報収集しているか、そのいずれかですね・・・。ま、仕事だからあたりまえなんですけどね。
先の週末は会社も休みだったのでちょっと街中へ出てみました。やっぱりと言うべきか時節柄、ハッピー・バレンタイン商戦が熱を帯びておりますね。この時期になると今日をを心待ちにしている幸せな男性陣や、お財布片手に頭の痛い想いをしている女性陣、そして「ロマンチック浮かれモード」な周囲をよそにひたすら日々の仕事や勉強に邁進する方々・・・まあ、いろいろな想いを書きたてながら、今年のバレンタインデーも終わろうとしています。より詳しいバレンタインデーの起源や豆知識は日本チョコレート・ココア協会のホームページに掲載されています。
さて、「OLの7割「なくなって」 バレンタインデー調査 (共同通信) - goo ニュース」という記事が掲載されているのを見ましたが、確かに「あげる側」にしてみれば「手痛い出費」なんだろうなあ、と思います。今日、ハッピーな贈り物を頂いた方は、1ヵ月後にちゃんとお返ししましょう。
・・・日本のバレンタインデーの様子を、天国のバレンティヌス司教はどのような思いで見ているのでしょうか?私はチョコレート云々よりもむしろこちらに興味があります。しかしこの問いかけは、決して本人に聞く事が出来ない「永遠の謎」なのでしょう。
さて、「OLの7割「なくなって」 バレンタインデー調査 (共同通信) - goo ニュース」という記事が掲載されているのを見ましたが、確かに「あげる側」にしてみれば「手痛い出費」なんだろうなあ、と思います。今日、ハッピーな贈り物を頂いた方は、1ヵ月後にちゃんとお返ししましょう。
・・・日本のバレンタインデーの様子を、天国のバレンティヌス司教はどのような思いで見ているのでしょうか?私はチョコレート云々よりもむしろこちらに興味があります。しかしこの問いかけは、決して本人に聞く事が出来ない「永遠の謎」なのでしょう。
まあ、いつもの話なんですが・・・重量級の数値シミュレーションが走っているため、すっかり処理速度が遅くなってしまったPCで、イライラしながら?膨大な気象データを解析していると、周りから聞こえてくる天気図談義。上空の寒気がどうだとか、寒冷前線が・・・、アメダスが・・・、その度に私もちょこっとブラウザを開いて一応、天気図やアメダスを見てみたりするわけです。まあ、実際の予報業務に関することは書けませんが、傍目には大学の研究室のような光景が繰り広げられています。
おそらく私の場合は計算流体力学(CFD:Computational Fluid Dynamics)が主専門と思われている・・・と思いますが、これ以外にも気象データの分析をいろいろと抱えております(業務上のものから個人的なものまで)。それら全ての課題について言えるのは、気象予報士としての専門知識の他に、高度な数学的手法の技術が求められる、と言う事です。私の業務に関して言えば、気象学よりもそれ以外の専門知識の方が要求されていると言っても過言ではないでしょう。
実際に気象情報の世界に転身してみて思ったのは、やはり気象学と気象ビジネスはこれ似て非なるものだということ。ある意味、同じ理系でも理学と工学が違うのと一緒かな。理学とは自然の基本法則の真理を探究するものであり、工学とは基本原理を応用して現実問題の具体的な解決に役立てるという方向性の違いがあるわけです。実態はともかくとして、あくまで概論としては。
無論、気象学の専門知識がぜんぜん意味がない、と言っているわけではありません。時間を見つけては気象学の専門書籍を読むように心がけています。気象データの応用が専門ではあっても、気象の現象それ自体に関する専門知識もやはり必要です。しかし、難しいですなあ・・・気象力学などは方程式を追いかけている内に(これ自体は数学のトレーニングにはもってこいなのだが・・・)、一体何をやっているんだか分からなくなってしまうんですね。この解が一体、実現象とどう関わりがあるの?ってな具合に。
でも、本当に求められているのは「意思決定」に役立つ情報であるわけで、必ずしも天気の予報ではないのです。天気が変化した結果、気になる事象(例えば品物の販売動向など)がどのように応答するかを見極めたいわけです。天気の予報は必ず誤差を伴います。その誤差も含めた範囲で、気になる事象に関しては今後どのようなシナリオが想定されるのか・・・を知りたいわけです。クライアントとしては気象がどう変化しても「想定内の範囲です」と言えるような対策をしておきたいのです。このような意味で、気象情報会社は単なる民間気象台ではなく、気象のシンクタンク的な色彩が強くなるのです。
外から見ていた時と、実際に身を投じた後では、見えてくるものも考え方もいろいろと変化してきました。純粋に気象の世界に憧れていたあの頃が懐かしいなあ。あの頃はあるいみピュアなハートを持っていましたから。今は・・・結構「ビジネスライク」になってきたかなあ。やっぱり、研究や解析を進めながらも、その先のことが気になってしまうのです。そろそろ次なる有料メルマガを始めようか・・・とも模索しています(が、ネタが無い・・・)。
おそらく私の場合は計算流体力学(CFD:Computational Fluid Dynamics)が主専門と思われている・・・と思いますが、これ以外にも気象データの分析をいろいろと抱えております(業務上のものから個人的なものまで)。それら全ての課題について言えるのは、気象予報士としての専門知識の他に、高度な数学的手法の技術が求められる、と言う事です。私の業務に関して言えば、気象学よりもそれ以外の専門知識の方が要求されていると言っても過言ではないでしょう。
実際に気象情報の世界に転身してみて思ったのは、やはり気象学と気象ビジネスはこれ似て非なるものだということ。ある意味、同じ理系でも理学と工学が違うのと一緒かな。理学とは自然の基本法則の真理を探究するものであり、工学とは基本原理を応用して現実問題の具体的な解決に役立てるという方向性の違いがあるわけです。実態はともかくとして、あくまで概論としては。
無論、気象学の専門知識がぜんぜん意味がない、と言っているわけではありません。時間を見つけては気象学の専門書籍を読むように心がけています。気象データの応用が専門ではあっても、気象の現象それ自体に関する専門知識もやはり必要です。しかし、難しいですなあ・・・気象力学などは方程式を追いかけている内に(これ自体は数学のトレーニングにはもってこいなのだが・・・)、一体何をやっているんだか分からなくなってしまうんですね。この解が一体、実現象とどう関わりがあるの?ってな具合に。
でも、本当に求められているのは「意思決定」に役立つ情報であるわけで、必ずしも天気の予報ではないのです。天気が変化した結果、気になる事象(例えば品物の販売動向など)がどのように応答するかを見極めたいわけです。天気の予報は必ず誤差を伴います。その誤差も含めた範囲で、気になる事象に関しては今後どのようなシナリオが想定されるのか・・・を知りたいわけです。クライアントとしては気象がどう変化しても「想定内の範囲です」と言えるような対策をしておきたいのです。このような意味で、気象情報会社は単なる民間気象台ではなく、気象のシンクタンク的な色彩が強くなるのです。
外から見ていた時と、実際に身を投じた後では、見えてくるものも考え方もいろいろと変化してきました。純粋に気象の世界に憧れていたあの頃が懐かしいなあ。あの頃はあるいみピュアなハートを持っていましたから。今は・・・結構「ビジネスライク」になってきたかなあ。やっぱり、研究や解析を進めながらも、その先のことが気になってしまうのです。そろそろ次なる有料メルマガを始めようか・・・とも模索しています(が、ネタが無い・・・)。
2月14日まで1週間を切ってしまったのですね・・・。毎日コンピュータの計算ばかりやっていると、こういった世間の季節・時期の感覚がどんどん無くなって行くんですよね。天気と人間生活は密接に関係しているのに、肝心な人間生活の方に疎くなってしまっては・・・いけませんね(反省)。
ところで、この日が「時のローマ皇帝の『結婚制限法』に反旗を翻し人々の『自由に愛する権利』を守るために殉職した偉大なるバレンティヌス司教の命日だ」と言う事を知っている人ってどれ位いるのかな。
まあ、バレンタインデーはチョコレート会社の陰謀・・・ってのはガセ。これをそのまま使用すると・・・う・そ・つ・き・・・
ウソツキになるのでご注意下さい(爆)。
・・・と言い切れるかどうかは分かりませんが、チョコレート会社もウマイ事やりましたね~~ぇ。
ところで、この日が「時のローマ皇帝の『結婚制限法』に反旗を翻し人々の『自由に愛する権利』を守るために殉職した偉大なるバレンティヌス司教の命日だ」と言う事を知っている人ってどれ位いるのかな。
まあ、バレンタインデーはチョコレート会社の陰謀・・・ってのはガセ。これをそのまま使用すると・・・う・そ・つ・き・・・
ウソツキになるのでご注意下さい(爆)。
・・・と言い切れるかどうかは分かりませんが、チョコレート会社もウマイ事やりましたね~~ぇ。
この時期にもなりますと・・・たまに新卒採用の問合せもあるようです。私はそちら系はタッチしていないので詳しい事は分かりませんが、このような積極性は見習いたいですね。担当がどのような返答をする(した)のかは分かりませんが、まだまだ2007年度入社のリクルート(で合ってるのかな?)活動は始まったばかり!大変な1年になると思いますが頑張って欲しいものです。ここで決まった会社に定年まで勤め続ける人もいれば、そうでない人もいることでしょう。その意味では、自分の社会人としてのスタートをどの会社で迎えるのか?という重要なターニング・ポイントですよね。
私の場合は「今でこそ」計算気象予報士ですが・・・新卒で入社した(できた)のはシステムLSI等に代表される半導体集積回路の設計業務です。半導体とかマイコンチップと呼ばれる電子部品、おそらく・・・工学部で電子工学を専攻した人なら分かると思いますが、簡単に言えばPCや携帯などありとあらゆるデバイスの「脳味噌」見たいな部分。洗濯機でも炊飯器でも「マイコン搭載!」と言っていますよね。この「マイコン」というのが半導体チップです。カバーを解体してみると(本当はやってはいけない)、中には緑色の基板があって、その表面にはいろいろな部品が張り付いています。その中に黒くて四角くて周囲に足がたくさん出ている部品がある筈です。これがマイコンです。
このマイコンチップの中にはそれはもうとてつもない数のMOS型トランジスタ(以下TR)がぎっしり詰まっています。このTRの組み合わせで、入力信号と出力信号の関係を決めるのです。それが世に言うAND回路、OR回路、NOT回路です。実際には、NAND回路やNOR回路などをベースにする事が多いようです。これらの回路の組み合わせを論理回路と言います。情報工学でも勉強する筈です。また、基本情報処理技術者(昔は第2種情報処理技術者)の試験範囲にもなっていますよね・・・確か。
この論理回路の組み合わせによって、フリップフロップ回路やラッチ回路が作られるわけですし、SRAMの基本原理も論理の組み合わせ・・・だったかなあ(そろそろやばくなってきた)。
まあ、こんな事をズラズラと書いていると、結構前職もそれなりに充実していて良い生活だったんだね~~ぇ・・・と思われるかもしれません。しかしそれは最初の3ヶ月だけでした。地元の系列小会社に就職して地元の設計に配属だったのですが、3ヵ月後にいきなり東京の大企業本部に「人身売買」されて(真に受けないでね)・・・それはもう肩身の狭い悲惨な人生を送っておりました。
やっぱり会社って、実際に入ってみて配属されてみない事には、わからない所も多いのです。今の私にとって、俗に言う「大企業神話」というものはあくまで「福利厚生にのみ」適用されるものだと認識です。頼みの筈の労働組合も結局は・・・。それで、前の会社を退職するときはもう、関連のホームページを片っ端からチェックして労働法規を頭に叩き込んでいたほどです。「民法627条の1」の暗記していたあの頃が懐かしい・・・。
当時の私にとって、今のような状況は想像できませんでした。今言えるのは、人生色々なことをやって良いんだ!ってこと。その途中にはとんでもない辛い時期もあるかもしれないし、充実できる時期もあるでしょう。自分が納得の出来る選択をし続けるしかないと思います。そして人生の答えは決して一つではありません。自分の答えは自分にしか見出せないのです。
私は大企業系列子会社のエンジニアを辞めました。年収は大きくダウンしました。でも、後悔はしていません。なぜならば私は今、計算気象予報士としての活躍の場を広げているからです。ダウンした分はこれからガッチリ取り返しに行きます!
・・・さて、次の一手をどう打つか。
私の場合は「今でこそ」計算気象予報士ですが・・・新卒で入社した(できた)のはシステムLSI等に代表される半導体集積回路の設計業務です。半導体とかマイコンチップと呼ばれる電子部品、おそらく・・・工学部で電子工学を専攻した人なら分かると思いますが、簡単に言えばPCや携帯などありとあらゆるデバイスの「脳味噌」見たいな部分。洗濯機でも炊飯器でも「マイコン搭載!」と言っていますよね。この「マイコン」というのが半導体チップです。カバーを解体してみると(本当はやってはいけない)、中には緑色の基板があって、その表面にはいろいろな部品が張り付いています。その中に黒くて四角くて周囲に足がたくさん出ている部品がある筈です。これがマイコンです。
このマイコンチップの中にはそれはもうとてつもない数のMOS型トランジスタ(以下TR)がぎっしり詰まっています。このTRの組み合わせで、入力信号と出力信号の関係を決めるのです。それが世に言うAND回路、OR回路、NOT回路です。実際には、NAND回路やNOR回路などをベースにする事が多いようです。これらの回路の組み合わせを論理回路と言います。情報工学でも勉強する筈です。また、基本情報処理技術者(昔は第2種情報処理技術者)の試験範囲にもなっていますよね・・・確か。
この論理回路の組み合わせによって、フリップフロップ回路やラッチ回路が作られるわけですし、SRAMの基本原理も論理の組み合わせ・・・だったかなあ(そろそろやばくなってきた)。
まあ、こんな事をズラズラと書いていると、結構前職もそれなりに充実していて良い生活だったんだね~~ぇ・・・と思われるかもしれません。しかしそれは最初の3ヶ月だけでした。地元の系列小会社に就職して地元の設計に配属だったのですが、3ヵ月後にいきなり東京の大企業本部に「人身売買」されて(真に受けないでね)・・・それはもう肩身の狭い悲惨な人生を送っておりました。
やっぱり会社って、実際に入ってみて配属されてみない事には、わからない所も多いのです。今の私にとって、俗に言う「大企業神話」というものはあくまで「福利厚生にのみ」適用されるものだと認識です。頼みの筈の労働組合も結局は・・・。それで、前の会社を退職するときはもう、関連のホームページを片っ端からチェックして労働法規を頭に叩き込んでいたほどです。「民法627条の1」の暗記していたあの頃が懐かしい・・・。
当時の私にとって、今のような状況は想像できませんでした。今言えるのは、人生色々なことをやって良いんだ!ってこと。その途中にはとんでもない辛い時期もあるかもしれないし、充実できる時期もあるでしょう。自分が納得の出来る選択をし続けるしかないと思います。そして人生の答えは決して一つではありません。自分の答えは自分にしか見出せないのです。
私は大企業系列子会社のエンジニアを辞めました。年収は大きくダウンしました。でも、後悔はしていません。なぜならば私は今、計算気象予報士としての活躍の場を広げているからです。ダウンした分はこれからガッチリ取り返しに行きます!
・・・さて、次の一手をどう打つか。
いよいよ年度末まで2ヶ月を切りました。/(!・O・;)\ガーーン!!
今年度末までに局地気象シミュレーションもある程度の段階に持っていかなければなりませんが・・・ラストスパートの時期に差し掛かってしまったようですね。私の場合、業務用に開発している本格的なモデル(Hモデル)と、独自に開発を進めているモデル(Tモデル)の2種類が走っています。ちなみに、救急?『お天気』診察室で公開しているのはもちろん、Tモデルの方です。
Hモデルの方は、非常に高度な技術を駆使しているのでその具体的な内容については門外不出の極秘事項・・・というより私自身、理解するのに苦労しているシロモノです。これで少なくとも私がコードを書いたのではない、ということはお察し頂けると思います。一方、Tモデルは基本的な有限差分スキームを中心に適用しているので扱いやすい(まあ、こちらは自分で1から書いたので)という違いがあります。但し、どちらも共通しているのは計算に時間が掛かって、プログラムが走っている間はPCの動作が劇的に遅くなると言う事です。
その間は何をしているのかと言うと、インターネットでの情報収集やデータ分析、イラストの練習(特にフリーハンドで簡易天気図を描くetc.)、気象学のお勉強ですね。
最近は総観気象学の教科書を読んでいます。CFDや乱流理論に偏った勉強をしていたので、天気図を読む方が疎かになってしまっています(反省!)。私は計算気象予報士ですが、その計算という冠詞は計算流体力学に留まりません。地球大気の大規模なミステリーを数学・物理学の知識を駆使して理論的に解き明かす、というニュアンスで用いています。但し、ただ現象を解き明かすだけではビジネスにはならないんですよね。
職場にいる時間はそれほど長くはないのですが(長居しようものなら、○○に捕まってそれこそ一大事・・・)、マンションの部屋に戻ってからも仕事が続きます。メモリースティックにデータを持ち帰って、部屋のPCで分析や資料の整理などを進めています。その間も、職場のMyPCは夜も休まず超重量級の3次元数値計算を延々と続けているのです。
今年度末までに局地気象シミュレーションもある程度の段階に持っていかなければなりませんが・・・ラストスパートの時期に差し掛かってしまったようですね。私の場合、業務用に開発している本格的なモデル(Hモデル)と、独自に開発を進めているモデル(Tモデル)の2種類が走っています。ちなみに、救急?『お天気』診察室で公開しているのはもちろん、Tモデルの方です。
Hモデルの方は、非常に高度な技術を駆使しているのでその具体的な内容については門外不出の極秘事項・・・というより私自身、理解するのに苦労しているシロモノです。これで少なくとも私がコードを書いたのではない、ということはお察し頂けると思います。一方、Tモデルは基本的な有限差分スキームを中心に適用しているので扱いやすい(まあ、こちらは自分で1から書いたので)という違いがあります。但し、どちらも共通しているのは計算に時間が掛かって、プログラムが走っている間はPCの動作が劇的に遅くなると言う事です。
その間は何をしているのかと言うと、インターネットでの情報収集やデータ分析、イラストの練習(特にフリーハンドで簡易天気図を描くetc.)、気象学のお勉強ですね。
最近は総観気象学の教科書を読んでいます。CFDや乱流理論に偏った勉強をしていたので、天気図を読む方が疎かになってしまっています(反省!)。私は計算気象予報士ですが、その計算という冠詞は計算流体力学に留まりません。地球大気の大規模なミステリーを数学・物理学の知識を駆使して理論的に解き明かす、というニュアンスで用いています。但し、ただ現象を解き明かすだけではビジネスにはならないんですよね。
職場にいる時間はそれほど長くはないのですが(長居しようものなら、○○に捕まってそれこそ一大事・・・)、マンションの部屋に戻ってからも仕事が続きます。メモリースティックにデータを持ち帰って、部屋のPCで分析や資料の整理などを進めています。その間も、職場のMyPCは夜も休まず超重量級の3次元数値計算を延々と続けているのです。