実は、ある場所で気象学の基礎理論や局地気象解析に関する講義・講演をする事になりました。時期はまだ未定(目下調整中)です。そこで最近は、気象学の理論や難しい概念・複雑なメカニズム等をわかりやすく解説するための資料作成に追われています。
かく言う私もかつては異分野(機械工学)からの挑戦だった事もあり、気象学の独特の概念やメカニズムに馴染むのに相当苦労しました。例えば、大気大循環と言えばハドレー循環、フェレル循環、極循環の三細胞構造が重要事項として挙げられますが、単純に考えれば赤道を熱源、極を冷源とした単純な直接循環で説明できそうな気がします。しかし、なぜ三細胞構造になるのか・・・。気象学の専門書や通信講座の講師の解説では「コリオリの力が働くからである・・・」とあるのですが、それが一体どのようなメカニズムで、どのようなイメージになるのかが解らず・・・結局、これはこうなるものだ!と言った具合に、その場しのぎの暗記で何年も通していました(こんな調子でも気象予報士試験には合格できたのでそれはそれで良かったのです)。今だからこそ白状できるお話(その1)です。
また、温位・・・なんでこんなものが登場するのか?実は、数値シミュレーション解析を行うまでその真意を理解できませんでした。これも今更ながらの白状(その2)です。なるほど、確かに温位の方が輸送方程式としてのパラメータには優れている!と実感したものです(この感覚は言語化できません)。さらに、温度風って何者?・・・ってな具合に、かつて悩まされた概念やメカニズムを極力、具体的なイメージで表現して講義に臨みたいと考えています。実際には講義を2部構成にして、前半は気象学の基礎理論の解説、後半は局地気象の解析という具合に進めようと考えています。
今日掲載したのはその中の1枚(地球大気の運動方程式)で、これはまだ作りかけです(肝心のイメージ図はこれからじっくりと描いていきます)。イメージを具体化するだけでもかなり大変ですが、それを幾つも合わせて体系化を図り、さらにPPTで描いていくので実に気の遠くなるような作業です。しかし、やるからには「解りやすくてためになる」講義を展開したいと考えています。
かつて、学生時代にクラス指導の塾講師の仕事に従事していました。その塾の塾長の講師の育成・指導はある意味、スパルタ教育のような?厳しいもので、私もよく4年間も続いたものだと、我ながら感心しているのですが、この塾長の教えの中で最も印象に残っている言葉があります。
「理解までの"最短距離"を、簡潔に、わかりやすく、伝える言葉を日頃から考えなさい!」
「だからこそ塾講師の時給は他のアルバイトよりも高いんだ!」
これは、ビジネスシーンにおいて特に重要なプレゼンテーションにも通じる言葉ではないでしょうか。私もこれまで、卒業研究発表、学位論文発表、学会発表、民間企業での研修員論文発表をはじめ、様々な局面でプレゼンテーションを行ってきましたし、それより何より、様々な講義や講演、また営業プレゼンも、それこそ星の数ほど拝聴してきました。話の運びが上手いか下手かの分かれ目はやはり、この言葉に相通じるのではないかと感じています。
プレゼンテーションを行う際も、講演を行う際も「何を伝えたいのか」を常に意識しているかどうかが重要なのです。トークや話術が上手・下手ではなく、メッセージが明確であるか否かなのです。私自身、トークや話術は全く持って不得手です。
自分自身の、これまで歩んできた気象予報士人生の有らん限りの知見を注入しつつも、話題が全体的に発散せず、一つの壮大なストーリーとして纏まる様に構成をアレンジしていかなくてはなりません。さらに、極力、具体的でかつ解りやすいイメージを提示する事で、相手の理解がスムーズに実現するような講義を展開していきたい、そう思いながら準備を進めています。
☆お手軽・簡単?パソコンで構造解析 ─ 有限要素法による平面応力解析 ─
☆お手軽・簡単!パソコンで流れ解析 ─ ζ-Ψ法を用いた2次元流れ解析 ─
かく言う私もかつては異分野(機械工学)からの挑戦だった事もあり、気象学の独特の概念やメカニズムに馴染むのに相当苦労しました。例えば、大気大循環と言えばハドレー循環、フェレル循環、極循環の三細胞構造が重要事項として挙げられますが、単純に考えれば赤道を熱源、極を冷源とした単純な直接循環で説明できそうな気がします。しかし、なぜ三細胞構造になるのか・・・。気象学の専門書や通信講座の講師の解説では「コリオリの力が働くからである・・・」とあるのですが、それが一体どのようなメカニズムで、どのようなイメージになるのかが解らず・・・結局、これはこうなるものだ!と言った具合に、その場しのぎの暗記で何年も通していました(こんな調子でも気象予報士試験には合格できたのでそれはそれで良かったのです)。今だからこそ白状できるお話(その1)です。
また、温位・・・なんでこんなものが登場するのか?実は、数値シミュレーション解析を行うまでその真意を理解できませんでした。これも今更ながらの白状(その2)です。なるほど、確かに温位の方が輸送方程式としてのパラメータには優れている!と実感したものです(この感覚は言語化できません)。さらに、温度風って何者?・・・ってな具合に、かつて悩まされた概念やメカニズムを極力、具体的なイメージで表現して講義に臨みたいと考えています。実際には講義を2部構成にして、前半は気象学の基礎理論の解説、後半は局地気象の解析という具合に進めようと考えています。
今日掲載したのはその中の1枚(地球大気の運動方程式)で、これはまだ作りかけです(肝心のイメージ図はこれからじっくりと描いていきます)。イメージを具体化するだけでもかなり大変ですが、それを幾つも合わせて体系化を図り、さらにPPTで描いていくので実に気の遠くなるような作業です。しかし、やるからには「解りやすくてためになる」講義を展開したいと考えています。
かつて、学生時代にクラス指導の塾講師の仕事に従事していました。その塾の塾長の講師の育成・指導はある意味、スパルタ教育のような?厳しいもので、私もよく4年間も続いたものだと、我ながら感心しているのですが、この塾長の教えの中で最も印象に残っている言葉があります。
「理解までの"最短距離"を、簡潔に、わかりやすく、伝える言葉を日頃から考えなさい!」
「だからこそ塾講師の時給は他のアルバイトよりも高いんだ!」
これは、ビジネスシーンにおいて特に重要なプレゼンテーションにも通じる言葉ではないでしょうか。私もこれまで、卒業研究発表、学位論文発表、学会発表、民間企業での研修員論文発表をはじめ、様々な局面でプレゼンテーションを行ってきましたし、それより何より、様々な講義や講演、また営業プレゼンも、それこそ星の数ほど拝聴してきました。話の運びが上手いか下手かの分かれ目はやはり、この言葉に相通じるのではないかと感じています。
プレゼンテーションを行う際も、講演を行う際も「何を伝えたいのか」を常に意識しているかどうかが重要なのです。トークや話術が上手・下手ではなく、メッセージが明確であるか否かなのです。私自身、トークや話術は全く持って不得手です。
自分自身の、これまで歩んできた気象予報士人生の有らん限りの知見を注入しつつも、話題が全体的に発散せず、一つの壮大なストーリーとして纏まる様に構成をアレンジしていかなくてはなりません。さらに、極力、具体的でかつ解りやすいイメージを提示する事で、相手の理解がスムーズに実現するような講義を展開していきたい、そう思いながら準備を進めています。
☆お手軽・簡単?パソコンで構造解析 ─ 有限要素法による平面応力解析 ─
☆お手軽・簡単!パソコンで流れ解析 ─ ζ-Ψ法を用いた2次元流れ解析 ─