日本気象学会2021年度春季大会も閉幕しました。そこで、今回の体験録です。前回(2020年度秋季大会)の体験録はこちらも併せて御参考下さい。
(1)リモート形式のオーラルセッション
オンライン学会のオーラル形式の発表(口頭講演)を見学すべく、半年ぶりにzoomに接続しました。実は学会参加中でも「通常業務」から離れられないので、業務の傍らイヤホン経由で講演を拝聴していました。学会発表を「ラジオ」のような形で聞き流していました。
発表スライドもチラ見はするのですが、やはり、詳細の研究内容は後で「オンデマンド講演」のポスターで閲覧しました。この「オンデマンド講演」とは、次のような感じで発表と討論を進める形式です。
(1)発表者は予め、Web上に発表資料をアップロード
(2)参加者は興味のある発表の資料を閲覧・コメント等を書き込む
(3)発表者は書き込まれたコメント等にリプライを書き込む
さらに希望する人はオーラル形式でも発表することができます。つまり、講演者は「オンデマンド形式は必須である一方、追加のオーラル形式は任意」と言うことです。毎回、最先端の研究に触れていると、(専門的な細かい内容は良くわからないものの)視聴していて面白いです。インスパイアされて新たなアイデアが閃くような感覚もあります。
願わくば、日常業務から切り離されて、それこそ「日がな一日」学会の口頭講演を聴講していたい、とさえ思いました。
(2)オンデマンド形式の発表終了
私のオンデマンド講演のコアタイムも無事に、静かに終了しました。これで今回の研究テーマ「GSM地上を用いた山形県内における降雪量ニューロ・モデルの開発」も「一区切り」です。今度は例えば「気温」をターゲットにするもの一案と考えています。
さて、従来の会場参加型のポスターセッションでは、目の前を通り過ぎる人、議論までは行かないけれどポスターだけは見てくれる人、または挨拶ついでに脱線して世間話で盛り上がる等、バラエティに富んでいました。
一方、Web上のオンデマンド形式の場合は「純粋な討論コメント」のみが可視化されました。その他の交流は「オンライン交流サイト」が別途用意されており、そちらを利用します。
しかしながら、「コメントには至らないものの、ちょっと興味はあるのでポスターは見たよ」と言う人もいる筈です。私もオンデマンド形式のほとんどのテーマを一通り拝見しました。
「閲覧者」の視点で「何かコメントを残す」となると、やはり「的外れなことは書けない」という心理的ハードルがあります。本格的な討論コメントの横にただ単に「興味深かったです!今後の研究に期待しています!」と一言感想を書くのは・・・正直、気が引けます。結局、どのテーマについてもコメントは書いてません。
逆に「発表者」の視点では(コメントするほどではないが)「興味を持ってくれた方」の存在が判るだけでもモティベーションにつながります。上述のzoom経由のオーラル形式であれば、現在の参加者が「○○名」と画面上に表示されます。そこで、Web上のオンデマンド形式でも、せめて「これまで何人見てくれたのか」が判るようになると良いかもしれません。
また、従来の学会発表(会場開催)における口頭講演やポスター形式では、資料の提示方法や時間的な制約の違いはあれど「資料と説明の両輪」で趣旨を伝える事ができました。一方、オンデマンド形式では「資料のみ」で行います。従って「一目見ただけで」スライドの趣旨が伝わるような工夫が必要と感じました。
(3)オンライン交流サイト
参加者間の交流用として、オンライン交流サイトが用意されているというので、アクセスしてみました。今回は「Gather.town」と言うサービスが用意されました。初めて使うサービスなので、操作方法をなど判らないことだらけ。とにかく検索しながら操作方法を調べる状態です。
オンライン学会の開催に当たって、いろいろなクラウドツールが登場するので、その都度「ぶっつけ本番」で使うになります。何かやらかして派手に迷惑をかけそうな気もするので、検索して調べながら、恐る恐る触ってみる・・・というのが正直な所です。
こうやって、様々なツールを使わなければならない状況に(半ば強制的に)追い込まれるわけですが、正直に言って「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」の心境です。
(1)リモート形式のオーラルセッション
オンライン学会のオーラル形式の発表(口頭講演)を見学すべく、半年ぶりにzoomに接続しました。実は学会参加中でも「通常業務」から離れられないので、業務の傍らイヤホン経由で講演を拝聴していました。学会発表を「ラジオ」のような形で聞き流していました。
発表スライドもチラ見はするのですが、やはり、詳細の研究内容は後で「オンデマンド講演」のポスターで閲覧しました。この「オンデマンド講演」とは、次のような感じで発表と討論を進める形式です。
(1)発表者は予め、Web上に発表資料をアップロード
(2)参加者は興味のある発表の資料を閲覧・コメント等を書き込む
(3)発表者は書き込まれたコメント等にリプライを書き込む
さらに希望する人はオーラル形式でも発表することができます。つまり、講演者は「オンデマンド形式は必須である一方、追加のオーラル形式は任意」と言うことです。毎回、最先端の研究に触れていると、(専門的な細かい内容は良くわからないものの)視聴していて面白いです。インスパイアされて新たなアイデアが閃くような感覚もあります。
願わくば、日常業務から切り離されて、それこそ「日がな一日」学会の口頭講演を聴講していたい、とさえ思いました。
(2)オンデマンド形式の発表終了
私のオンデマンド講演のコアタイムも無事に、静かに終了しました。これで今回の研究テーマ「GSM地上を用いた山形県内における降雪量ニューロ・モデルの開発」も「一区切り」です。今度は例えば「気温」をターゲットにするもの一案と考えています。
さて、従来の会場参加型のポスターセッションでは、目の前を通り過ぎる人、議論までは行かないけれどポスターだけは見てくれる人、または挨拶ついでに脱線して世間話で盛り上がる等、バラエティに富んでいました。
一方、Web上のオンデマンド形式の場合は「純粋な討論コメント」のみが可視化されました。その他の交流は「オンライン交流サイト」が別途用意されており、そちらを利用します。
しかしながら、「コメントには至らないものの、ちょっと興味はあるのでポスターは見たよ」と言う人もいる筈です。私もオンデマンド形式のほとんどのテーマを一通り拝見しました。
「閲覧者」の視点で「何かコメントを残す」となると、やはり「的外れなことは書けない」という心理的ハードルがあります。本格的な討論コメントの横にただ単に「興味深かったです!今後の研究に期待しています!」と一言感想を書くのは・・・正直、気が引けます。結局、どのテーマについてもコメントは書いてません。
逆に「発表者」の視点では(コメントするほどではないが)「興味を持ってくれた方」の存在が判るだけでもモティベーションにつながります。上述のzoom経由のオーラル形式であれば、現在の参加者が「○○名」と画面上に表示されます。そこで、Web上のオンデマンド形式でも、せめて「これまで何人見てくれたのか」が判るようになると良いかもしれません。
また、従来の学会発表(会場開催)における口頭講演やポスター形式では、資料の提示方法や時間的な制約の違いはあれど「資料と説明の両輪」で趣旨を伝える事ができました。一方、オンデマンド形式では「資料のみ」で行います。従って「一目見ただけで」スライドの趣旨が伝わるような工夫が必要と感じました。
(3)オンライン交流サイト
参加者間の交流用として、オンライン交流サイトが用意されているというので、アクセスしてみました。今回は「Gather.town」と言うサービスが用意されました。初めて使うサービスなので、操作方法をなど判らないことだらけ。とにかく検索しながら操作方法を調べる状態です。
オンライン学会の開催に当たって、いろいろなクラウドツールが登場するので、その都度「ぶっつけ本番」で使うになります。何かやらかして派手に迷惑をかけそうな気もするので、検索して調べながら、恐る恐る触ってみる・・・というのが正直な所です。
こうやって、様々なツールを使わなければならない状況に(半ば強制的に)追い込まれるわけですが、正直に言って「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」の心境です。