計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

新潟県の冬の気象の数値実験

2023年04月28日 | 計算・局地気象分野
 今回は「新潟県の冬の気象の数値実験」の紹介です。日々の予報業務の合間を縫って、密かに進めていたものです。

 数値モデルは、「山形県の解析」で用いたものを「新潟県仕様」に書き換えたものです。季節風の向き(角度)や強さ(フルード数)を変えながら、相対的な降水量の分布を計算しました。この結果、佐渡島や能登半島に伴う島影効果に加えて、季節風の向きや強弱と降雪域の位置の関係も現れました。





 今後は日本海上に収束域が形成された場合についてもトライしたいです。
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高田城址公園の桜

2023年04月03日 | 何気ない?日常
 3月25日に上越市の高田城址公園でサクラの開花が発表されました。そこで、近年(2017~2023年)の高田の気温とサクラ開花日の関係について「2月1日を起算日、開花日を終算日」として、積算最高気温の推移をグラフにしてみました。この結果、積算最高気温が600℃前後に達する段階で開花となるようです。



 さて、新年度の最初の週末(4月2日)は「上越市・高田城址公園」の観桜会の様子を見てきました。この週末はサクラは満開で天候にも恵まれ、まさに「お花見日和」となりました。


 まずは、公園へ向かう道中に見た青田川沿いの桜です。綺麗な青空をバックに、川の水面を挟む両側の土手は緑色に染まり、その上で桜の淡いピンク色が鮮やかです。



 公園の入り口に差し掛かると、観桜会の看板が立っていました。日本三大夜桜としても名を馳せていますが、私は「お昼のみ」の観桜です。



 入り口から進んだ所で横に視線を向けると、遠くに見える紅の橋の欄干に向かって、桜のカーテンが広がっていました。早速、豪華絢爛の風景が迎えてくれました。



 極楽橋の上から望む風景は格別です。青空と水面、緑と桜のカラフルな共演は見事です。満開と好天の恵まれた週末と言うこともあり、多くの人で賑わっていました。お昼時の屋台は何処も長蛇の列となり、多くの人で賑わっていました。また、公園内ではブルーシートを広げて宴を楽しむ姿も多く見られました。



 高田城三重櫓も満開の桜で彩られていました。城の造形美と桜の自然の美が青空のキャンパスの上で共存しています。



 高田城址公園の城跡を巡る外堀には蓮が植えられています。この堀の蓮は東洋一だそうです。そして、この堀の取り巻くように桜のカーテンが広がっています。
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