計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

やはりクラシック音楽はいいなあ・・・

2006年01月29日 | 何気ない?日常
 私の場合、気象が趣味と実益を兼ねているのですが、その他の趣味と挙げてみると・・・やはり音楽鑑賞になります。特にお気に入りなのがクラシック音楽。持っているCD類は全て山形の実家に置いたままなので今は手元において聴くことが出来ません(最近は「●響アワー」のお世話になっています)。今度帰省した時にはCDも持って来なくては。そういえば、今年はモーツァルト生誕250年?だとか・・・。

 またしても昔話ですが、中学時代は吹奏楽部でしたが、当時は同じ市内の中学・高校・社会人サークルの吹奏楽団の演奏会を、部活のメンバーと聴きに行くのが恒例となっていました。ついでに皆でお茶でもして音楽談義に華を咲かせていたものです。

 最近は音楽の演奏を聴きに行く事もなくなりましたが、今はようやく気象業務の現場にも慣れてきたので、少しそういう演奏会にも出向いてみようかな?と思っております。さすがに演奏は・・・無理だなあ(苦笑)。何しろ楽譜が満足に読めなくなりました。

 今のN県N市に移住して早5ヶ月位になりますが、こちらはいろんな学校もあるようですし・・・こちらの地元の楽団の演奏も聞いてみたいですね。

 音楽鑑賞のためにも楽譜の勉強しようかな・・・。
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気象予報士試験・・・もう何回目になるのかな?

2006年01月28日 | 気象情報の現場から
 この日曜日は気象予報士試験の日なんですね。私も冬の試験で合格したこともあり、懐かしく思います。私が受験した当時は気象予報士試験に関するホームページも参考書も少なく、勉強するにも通信講座だけが頼りのような状況でした。それから時が流れて、色々な試験に関するページも開設されて、受験に関する参考書も充実してきて・・・ちょっぴり羨ましく思ったりもしています。しかし、試験の回を重ねるにつれて出題内容もひねって来ている事もあり、相変わらずの超難関に変わりないのが実際の所。今回受験される皆さんのご健闘を心より祈念する次第です。

 さて、3月にはどれだけの新しい気象予報士が誕生するかは分かりませんが、この業界もなかなか厳しい状況。資格は取ったけれど・・・というケースも少なくありません。他の方の例を出すまでもなく、私も気象関連の業務にたどり着くまでに、8年の期間を要しました。21歳で気象予報士試験に合格し、29歳で今の会社に入社しました。入社してまだ1年も経っておりませんが、会社の数値解析部門で第一線に立っております。

 趣味で挑戦される方もいれば、本業を目指して挑戦される方もいらっしゃると思います。どちらしても、まずはこの試験を突破して、それからどうするか考えても遅くはないと思いますが、晴れて気象予報士となった暁には、CAMJ等の場でお会いできる事を楽しみにしています。
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名物?イラストレーター・Tさんの話

2006年01月26日 | 気象情報の現場から
 いつもは「天気予報は科学技術の集積の賜物」とばかりに豪語?していますが、今日はちょっと趣を変えようと思います。

 科学技術が天気予報を支えているのは言わずもがなですが、天気予報には「芸術」という一面もあると最近感じています。気象衛星画像も然ることながら、カラフルで分かりやすい天気図等もまたアートの世界ですね。私の会社のホームページもクリエイティブなアートが凝らされております。

 最近はプレゼンテーションの案件も多く、そのスライドはPPTで作成します。そしてそのイラストが問題なのです。分かりやすいスライドを作るためにはどうしても挿入イラストが必要です。そして、インターネットで検索を掛けても、イメージに合うイラストが出てこない・・・ということの連続なのです。皆さんもありませんか、資料を作るとき思うような図が見つからない!ってこと。

 そこで登場するのが「イラストレーター」ことTさん。メールマガジン「気象トレンド未来予報」の本年元日号にも、我らがボスの年賀状に関するエピソードを書きましたが、ボスの年賀状のイラストを任されたのも、このTさんです。さらに会社から顧客宛に書類を郵送するときの宛名書きもまたTさんの役目。封筒を渡されると即座にレイアウトを考案し、鉛筆で文字の配列を決めて行くのです。最後にペンで文字を入れるときのTさん・・・その光景は、まさに一筆入魂です。

 そのTさん、これこれこんな感じでイラストお願い、という具合に大まかなイメージを聞くと、そのままカチャカチャとPPTをいじったか・・・と思うと挿入イラストをビシバシと作ってしまいます。オートシェイプを組み合わせるだけで人物のマンガを作ってしまうのだから・・・神業?です。このイラストがあるだけで、プレゼン資料がグッと分かり易くなります。

 まあ、何しろ自分のホームページを立ち上げたり、プレゼン資料の作成経験もそれなりにあるので、インスピレーションが浮かぶとそのまま書き上げてしまうのです。また、フリーハンドで描く手書きの模式図がとても綺麗です。何しろ昔は画家かマンガ家になりたかったとか?

 普段のTさんはものすご~く静かです。黙々と気象データを分析していたり、難しい本を読んでいたり、インターネットで情報収集をしていたり・・・。机の上には手書きの天気図が何枚も置いてあったり、自身の研究を纏めたノートは置いてあったりします。そのノートには手書きのイラストがふんだんに描かれています。

 どんなに難しい方程式にも物理的な意味=イメージがある、そのイメージを分かりやすい図に描く事が重要!というのがTさんの言葉です。もしかしたら・・・複雑なイメージを描き続けているうちに、絵の技術を会得したのかもしれません。

 ちなみに、このTさん・・・気象事業部・所属の列記とした気象予報士です。美術専門職ではありません、念のため。小さな会社とは言え、色々な技をもった人がいるものです。
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激しい横風と強烈な寒気

2006年01月25日 | 気になるニュース
今日は気になる記事を紹介します。

JR羽越線「35メートルの横風で転覆」風工学会が試算 (河北新報) - goo ニュース

 昨年12月のJR羽越線脱線事故で、現地調査をした日本風工学会の報告会が24日あったそうですけど、そこで「竜巻と考えるのが妥当」との見方が示されたようです。この事故に関しては、私も列車を脱線せしめる横風の強さを試算しました。12/27日の日記で紹介した内容を再掲しますと・・・求める風速Vは次のような式で表現できます。(図・参照)

● V≧{Mg・sinθ / [ρL(H+h)] }^0.5 ・・・(1)

 ここで、θ:車両の傾斜角、M:車両の重量、g:重力加速度、h:盛り土の高さ、H:車高、V:求める横風の風速、L:車両の長さ、ρ:空気の密度

 この計算式からは、車両がθ=45°傾く場合、横風としてはV=44.55m/sという猛烈な風が吹きつけることになります。そしてもう一つ、列車の進行方向と風向とが互いに直角ではないことから、さらに揚力が作用した可能性も考えられます。飛行機が飛び立つ原理です。揚力は

● 揚力=(1/2)×CL×ρ×A×V^2 ・・・(2)

CL:揚力係数、ρ:空気密度、A:空気の当たる断面積、V:速度

で計算できるように、速度の2乗に比例します。列車の運行速度を下げていれば揚力の影響は低減できた可能性が十分にあります。仮に揚力が働いていたとすれば、(1) 式のMgの作用は減少しますので横風の風速が40m/sに満たないものであっても転倒する危険性が増します。

 今回の記事の試算結果も大体同じような値になりました。ダウンバーストによる突風が原因かと推測していたのですが、実際には竜巻の影響との見解が出されました。しかしどちらにしても、非常に小さなスケールの局地的な現象であり、その発生を予測する事は困難です。

 ダウンバーストや竜巻は、積乱雲に伴う現象であることが知られています。寒冷前線の通過時など、積乱雲の影響を受ける時には注意が必要と思われます。ドップラーデーターなどの設置も然ることながら、気象観測と気象予測が的確に運用され、乗客の安全・安心の向上に活かされるよう希望します。


平成17年12月の天候をもたらした要因について(速報) - 気象庁HP

 2005年12月は私の故郷でもある山形県置賜地方も記録的な大雪に見舞われました。この冬の寒気は尋常じゃない、とは思っておりましたが、このメカニズムに関する見解が、気象庁から発表されました。それによりますと

 ①例年より大きく南に蛇行した偏西風に沿って、寒気の中心から強い寒波が次々と流入した。
 ②熱帯の活発な対流活動が偏西風の蛇行を強化し、寒気の流入がさらに活発化した。

 ・・・この2つが大きな要因とのことです。詳しい事は気象庁HPを見て下さい。pdf資料に詳しく掲載されています。なるほど~ぉ、勉強になります。
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昔、なりたかった職業

2006年01月22日 | 何気ない?日常
 私の場合、会社の休みは土日ダブルだったり、日曜日だけだったりします。コンスタントに2日ずつ休みがあれば、日々の疲れも取れるのですが、日曜日だけですとちょっと散歩や買い物の外出したり、メルマガの執筆や掃除・洗濯など、一通りの事をやってしまうと、ゆっくりと休まる時間が殆どなくなってしまいます。

 さすがに加齢のせいもあって?、疲れが取れにくくなってきたのかな~~と思ってしまう今日この頃。日頃はまさに数値データやプログラミング言語との格闘の連続で、一気に集中してプログラムの修正やら計算を走らせます。そしてプログラムを開始して手が空くと、今度は処理速度が遅くなったPCでさらに資料や・・・最近はプレゼンテーション用のイラストの作成も担当するようになりました。いつの間にかPPT用のイラストレーターも兼務しています。

 その内、業務のプレゼンテーションでBGMなんかを入れるようなことが・・・万に一つでもあろうものなら・・・その作曲も私の担当になるのかな~~。

 今でこそ私の職業は「会社員(ヒラリーマン)」もしくは「気象予報士」ですが、これまでの人生でなりたかった職業というのは、コロコロと替わっていきました。記憶にあるものをざっと挙げて見ますと・・・

【小学生時代】
・虫歯を治す歯科医師
・ひたすら好きなだけ絵を描く画家・芸術家
・コンピュータのプログラマー
・科学者

【中学生時代】
・オーケストラの指揮者
・自分で作曲して自分で指揮や演奏もできる作曲家
・コンピュータのプログラマー
・工業技術試験場の技術職

【高校生時代】
・コンピュータのプログラマー
・大学の理学部物理学専攻を経て、世界に冠たる物理学者
・予備校の講師

【大学生時代】
・テレビ局のアナウンサーかラジオのDJ
・雑誌の編集長
・物理工学の技術者・研究者・・・なんか漠然としてよくわかんな~い。
※学年が進むにつれて段々わからなくなってきた。この時期は自分の方向性が見えなくて長い悩みのトンネルに入っていたような気がする。

【大学院生時代】
・バイオメカニクスの研究を続けて大学の教授
・気象予報士としてお天気キャスター、もしくは医療気象情報のパイオニア
・技術開発・設計開発のエンジニア

【半導体技術者(つまり前職)の頃】
・計算力学を武器とする「方程式の魔術師」と呼ばれるような気象予報士
・気象分野に新風を巻き起こす週末起業家、できれば本当の気象事業家的コンサルタント
・30歳までには、気象分野に転職したい。自分の確固たる専門分野を確立したい。本も出したい・・・。
※この頃にはもはや、かつてのお天気キャスターには興味がなくなっていた。むしろ「徹底的なビジネスライク」に感化されるようになる。

 いま、こうやってズラズラと書き並べてみると・・・子どもの頃は自由な発想がありましたが、歳を取るにつれて(イエイエ、いろいろな事を学び、そして経験するうちに見極めもついて)現実的な考え方になっていくものですね。そしていつしか理想と現実が交わってしまう・・・。

 そうなると、きっと皆さんが気になっているのは【そして今、現在】という事になるのかな?まあ、その辺の所は秘密にしておくことにしましょう。また、新たな野望が芽生えている鴨しれませんねえ・・・。
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スペシャリストの時代

2006年01月19日 | オピニオン・コメント
 この週末は大学入試センター試験のようですね。テレビ番組の影響もあって東京大学の志願者数が例年より増加傾向にあり、また起業家指向で経済学部系が人気との見方もあるようですね。いわゆる「ヒルズ族」と呼ばれる成功者に憧れて、将来は自分も・・・と思われるのかもしれませんね。このような「勝ち組」と呼ばれる存在に対しては賛否両論色々あるかもしれませんが、私は特にこれといった感情はありません。さすがに「ああ、凄いですね」とは思いますが・・・。

 時はライブドア関連の出来事がニュースを盛り上げている今日この頃、高校時代の古文の時間に勉強したフレーズがふと脳裏をよぎるのです。「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・」「ゆく川の流れは絶えずして・・・」そして四字熟語「栄枯盛衰」。どんな巨大企業でも、絶好調の時もあれば絶不調の時もあるのです。今回の事件については憶測だけが飛び交っており、真相が明らかになっていないので特にコメントは致しませんが、あれほどの「凄い企業」でも「一寸先は闇」なのだな・・・と言う事を思い知らされました。

 今では欧米流のM&Aの動きも珍しくなく、株で儲けるのがブームにもなってきているようです。他人が地道に努力して作り上げたモノを、横から奪い取って右から左へ流すことで莫大な富を得る、と言うことに対する厳しい見方もあると思います。その結果、地道に努力する事が馬鹿馬鹿しいと感じるようになるのではないか?結局、要領よく他人を利用した方が「勝ち組」になれるのでは?という声も見受けられます。しかし、真に成功している人は紛れもなく、とんでもない「大勝負(賭け)」を経験しています。失敗すれば大きな痛手になるのです。それにも関わらずあえてハイリスクに挑戦し、その見返りにハイ・リターンを手にしたのは事実です。今、栄華を極めている人達も人知れず努力していたと思いますし、相当の実力や見識を持っていたと思います。

 今の時代のヒット産業が、これから10年後、20年後にどうなっているかは分かりません。時代の変遷と共に脚光を浴びる産業は目まぐるしく変わっていきます。現に気象情報産業は、当初1000億市場と期待されていたにも関わらず、未だ300億円市場に留まっています。今後、気象リスクに対する認識が変わり、気象情報会社の「ヒルズ族」が出現する可能性もゼロではないでしょう。わが国における主要産業も目まぐるしく変わってきました。今はIT産業が主流ですが、かつては紡績→鉄鋼→自動車→電子→・・・と変わってきたのです。ポストITの最有力候補はバイオと目されているようですが、先日のソウル大学のES細胞捏造は・・・残念です。

 そんなこんなで、次の時代には何がヒットするのかをしっかりと見極めて、それをビジネスの軌道に乗せる事ができれば、もしかしたら未来の「ヒルズ族」になれるかも・・・。次の時代を担う若い皆さん、可能性はまだまだあります。

 これで、やっと本題に入れるかな。前置きが長くてすみません。ついつい、思いついたままダラダラと書いてしまいます・・・。日中は仕事で脳細胞を最大レベルに活性化させているので、今はブレーン・ストーミング中なのです。これから「ヒルズ族」を目指すかどうかは別にしても、やっぱり自分のビジネスを確立したい!自分の能力を発揮したい!と夢や希望に燃える人は少なくないと思います。ましてや我が国は資源に乏しく、農業自給率も20%前後という状態です。このような国が国際的なアドバンテージをギャランティーできるために残された選択肢は「知的財産」になるのです。

 知的財産、ということは研究開発という要素がどうしても必要になります。日本の高度経済成長は科学技術の進展と多くの先人達の勤勉な努力によって支えられてきました。それが今では、技術的なものは周辺アジア諸国に追いつかれ、国内では深刻な理科離れが進んでいる現状。このような時代だからこそ、様々な分野に秀でた「スペシャリスト」の出番なのです。様々な問題が渦巻く世の中だからこそ、その問題の一つ一つを解決できる専門家が求められるのです。

 そもそも「他人が地道に努力して作り上げたモノを、横から奪い取って右から左へ流すことで莫大な富を得る」という行為も、モノを生み出してくれる人たちがいたからできるのであって、新しい物が生み出されない所に、新しいビジネスが生まれる事はないのです。問題は至る所に山積しています。そしてその多くは、その存在すら認知されていないのです。このような問題発見し、解決に導くことができるのは専門家たるスペシャリストに他なりません。問題の数だけビジネスのシーズ(種)があるはずです。

 脱線しますが、気象予報士にとって資格の他に「+α」となる部分(コア・コンピタンス)が重要というのは、もう昔から言われていましたし、私自身もホームページやメールマガジン、BBSなどで繰り返してきました。最近では「+α」というフレーズにも飽きたので、「コア・コンピタンス」や「気象予報士としての専門分野」とフレーズを変えています。気象が影響を及ぼす分野は多岐に渡っています。そしてその多くは未知のベールに包まれています。このような問題を発見し、分析し、解析し、解決に導くためには、多くも専門分野のスペシャリストのコラボレーションが必要となるでしょう。そのような意味で気象予報士としてのコア・コンピタンスが問われてくるのだと思います。

 さて、将来起業家になるにしても専門家になるにしても、中途半端では太刀打ちできません。大いなる野望を持つ事は大いに宜しいのですが、それに見合うだけの専門性を身に着けなければならない、と言う事です。特に起業家の場合は経営のスペシャリストであることが要求されるわけです。逆に言えば、自分のコア・コンピタンスが確立されていれば、就職や転職の際に大きな武器になるのです。私自身、自分のスペシャリティーのおかげで転職できたわけですから・・・。

 長くなったのでこれで締めますが、やはり周りの流行に流されず、自分の理想や信念、使命感に裏付けられた専門性を持つ事ができれば、自分自身の生き方がぶれる事はないでしょう。それができればある意味幸せな事ではないか、と私は思います。
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お台場スウィングオーケストラ

2006年01月17日 | 何気ない?日常
 フジ系19時からのテレビ番組「部活!芸能人綱引き部ビッグバンド部が全国大会に挑戦!汗と涙の100日間完全密着」を見ました。前半しか見れませんが・・・この前半のビックバンド部は、楽器未経験の芸能人のメンバーが100日間の特訓を経てビックバンドの全国大会に挑戦する、という内容でした。しかも・・・ジャズ。曲目が「ムーン・ライト・セレナーデ」や「イン・ザ・ムーン」と言った有名な曲目。前者はともかく(あまり良くわかりませんが・・・)後者ははっきり言って大変です。特に最後のTrp.(トランペット)のハイCの音(つまり2オクターブ上の「ド」:ちなみにこのCは「ツェー」と読む)。B♭管(ベーかん)でハイCは・・・。

 さて、こんな事を書くと「な~んでそんな事知ってるの?」という話になるわけですが、実は私もいまの年齢の半分くらいの頃(また歳の話か・・・)、Trp.を吹いていた時期があります。結局3年間「だけ」でしたが・・・。そんなこともあり、映画「SWING GIRLS」を見たときは感激しました。舞台が山形県置賜地方で田舎的要素もmoderateに描写されていて嬉しくなりました。今では中島みゆきさんの歌を借りて「そんな~時代も~あ~ったねと~・・・今は~笑って~いら~れるわ~♪」なんですけどね。

 ただ、この映画の影響を受けてかどうかは知りませんが、ビックバンドが流行っているのかなあ・・・。芸能人サークルの次は六本木ビックバンドでもできるのかな?はたまたお天気キャスターでビックバンドを結成!?・・・そういえば昨年、お天気キャスターが集まっての演劇もあったようですし・・・。ま、どの道・・・私には縁のない話だわ。

 それはそうと、この番組を見ていて思ったのは、色々と悩んだりつらい場面もあったけど、一人一人がしっかりと「音楽」してるって事。文字通り「音」を「楽」しんでるのが伝わってきました。和気あいあいとした様子を見ていると、かつての自分を思い出します。他局でやってる「吹奏楽の旅」に出てくる学校もそれはそれで素晴らしい青春だと思いますが、ちょっと私は馴染めないなあ・・・。

 私がもし、これから好きに音楽をやるとするならば・・・あくまで「仮定」の話です。決して「必ずやる」とは言ってません(ここは強調しておきます)。・・・まず上手い下手は置いといて、それなりに「形」になれば、まずは演奏する側が「楽しくやれる」事を大事にしたい。初めて楽器に触れる人が、もしくはブランクのある人が、自分で楽器で音を奏でられる「感動」や「喜び」を大切にしたい。ある程度上達して、さらに本格的な演奏を目指すのであれば、そういったアマチュア楽団なりオーケストラに入れば良いと思いますし、辺りを見回すとやっぱり敷居が高い。

 番組の場合はあくまで「3ヵ月後にはコンテスト」という目標があったので、大変でしたが、それとは違う形で、もうちょっと「気軽に」音楽を楽しむ機会があっても良いのになあ・・・と思ったりもしています。市民の楽団というのは大抵の場合、楽器を何十年もやってるような人達が集まっているので、全くの初心者には敷居が高かったりするわけで・・・。まあ、これも全て私の中の「仮定」のお話ですから、気にしないで下さい。私の場合、仕事の以外の趣味的な(余暇・遊び)位置付けでモノを言ってます。

 まあ、それ以前に私の頭は四六時中も仕事のことばかり考えています。これでは乱流の乱れエネルギーよりも先に脳細胞の活性化エネルギーの方が早く散逸してしまいます。たまにはこういった、気象以外の与太話も良いですよね。
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最近、歳を感じる時・・・

2006年01月16日 | 何気ない?日常
 私の会社は基本的に日曜日が休みで、土曜日の休みは隔週です。歳をとってきたのか、1日だけの休みでは疲れが取れなくなってきています。まあ、掃除・洗濯は平日でも「気が向いたときに」行っているので、休日は散歩やメールマガジンやショッピング・・・ですね。そんな中ちょっとだけゴロゴロ・・・場合によっては気象データの解析に追われてぜんぜん休めない事も。まあ、前職は完全週休2日制だった・・・と言う事も少なからず影響しているのかな・・・。

 前職(半導体集積回路の論理設計業務など)の頃から気になっているのがドライアイ。しかも、最近は鏡をよ~く見ると、笑う時に目尻に小じわらしきものが・・・。あ~、確実に歳を取ってきているんだなあ・・・って感じました。ちなみにこの夏で30歳になります。参議院議員の被選挙権を得る事になります(だからって別に議員さんになるわけでもないけど)。まあ、このまま「負け犬」と呼ばれるのは必死の情勢です。別にだから困るってわけでもないのですが。

 先日、社内でこのブログやメールマガジン、HPの読者像を勝手にFBI並みの?プロファイリングしていると書きました。そのプロファイリング中に出た言葉です。

●「多分・・・この読者は(年齢が)若いだろうね~」
◎「まあ、下手すると私(=qq_otenki_s)よりも若いんでしょうね」
●「そりゃそうでしょ!きっと大学の学部か院生、もしくは転職狙ってる若手か?」
◎「そうですよね~。私(=qq_otenki_s)も首の皮一枚で二十歳代ですし。もうすぐ皆さんの後を追ってそちらに行きますよ・・・」
●「大丈夫!まだ十分若いから!!」

 その言葉を素直に喜んでいる時点で・・・あ~もう歳だあ~~!!
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誰もが思う?素朴な疑問

2006年01月13日 | 気象情報の現場から
 ・・・また-10.9℃!?これは山形県米沢市の今朝7時の気温です。詳しい事は今朝の「おきたまお天気チャンネル」でコメントしたので、ここでは省略します。

 さて、本題に入りましょう。ブログは初心者ですが、ホームページ:救急?『お天気』診察室は、かれこれ8年位継続しています。今ではホームページ2件+ブログ1件+メールマガジン4本を同時に運営するようになりましたが・・・ずっと、ある素朴な疑問を持っています。

 「一体、どんな人が見てくれているのだろう」

 件の救急?『お天気』診察室は、私が学生時代の頃に立ち上げて、新卒時の就職活動や半導体設計技術者としての生活を経て、今の会社に転職するまでの間、ずっと続けてきたロングセラーです。救急?『お天気』診察室の中では私は「編集長」と名乗っています。

 それで驚いたのは、気象予報士会(現在の日本気象予報士会・CAMJ)の会合に参加した時に、いきなり「あ、編集長!」と呼ばれたことでした。何とCAMJの方でも、しっかり見て下さっている方がいらっしゃるのです。また、新卒の就職活動の際に某気象情報会社を受けた際も、その会社のスタッフが実は救急?『お天気』診察室をよく見ていたとか・・・で、その会社は落ちました。

 ちなみに・・・私の現在の会社の皆さまはいつも見てくれています。とてもありがたい事ですね。そして、やはり「一体、どんな人が見てくれているのだろう」と私と同じような、いや「私以上に」興味があるようです。時々、読者層を勝手に想像してしまう事も・・・。その鋭い「プロファイリング」ぶりには、ただただ感服です。皆さん本当に想像力が豊かです。FBIの犯罪心理捜査官も真っ青?。

 そんな中、社内で最も想像力が豊かなのは、我らがボス。その発想はまさに奇想天外、空前絶後、大胆不敵・・・とても書けません。やはりベンチャー企業を立ち上げるだけのパワーがあるものだなあ・・・と思います。私には真似ができません。そんなボスが私に掛ける言葉が「シミュレーションの開発は頼んだぞ!これで博士号も狙うんだ!」・・・お心遣いはありがたいのですが、それがまたプレッシャーなんだよなぁ~~。

 それにしても、どんな人が私のサイトやメールマガジンを見てくれているのか・・・やっぱり気になります。また、社内でFBI並みの?プロファイリングが行われるのでしょう(爆)。
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PCの動作を劇的に「遅く」する方法

2006年01月12日 | 気象情報の現場から
 今日、帰りがけに行き付けのスーパーに立ち寄ると、なんと、チョコレートの特設売り場が設置されていました・・・って「おいおい、まだ早いよ」と思うのは、私だけでしょうか。いずれにしても、気象関連の仕事には従事しておりますが、私の周りに「お天気お姉さん」は一人もいません。往々にして理想と現実は乖離しているものです。

 さて・・・気を取り直して、本題に入りますか。PCの動作を劇的に遅くする方法?別に知りたくないって?確かに、劇的に「速く」する方法なら私も知りたい。

 要はですね、3次元の数値シミュレーションを1本走らせるだけなんです。Win系のマシンを使っている方は使った事があると思う「タスクマネージャ」。これでCPUが今どのタスクでどれだけ占有されているかが分かるのです。普通に使っていれば(WordやExcelなど)数%~30%位かな・・・。しかし、シミュレーションを走らせると一気に97%以上を占めてしまいます。要はシミュレーションが走っている間は、常時CPUは100%フルパワーで動作するのです。

 大学や研究機関で大規模な数値シミュレーションに携わっている方から見れば、何もPCじゃなくてもスパコンで良いじゃないの?と思われるかもしれません。スパコンを購入するなんて、家でキリンをペットに飼うようなものです。ズバリ!先立つものがありません。

 そこで、私は処理速度の速いPCでシミュレーションを走らせていますが、なんとこのPCでその他の業務も全てこなしているのです!!展示会やらプレゼンテーションの予定があると、このシミュレーションを同時に数本~10本以上も走らせる事になります。その上、メールのやり取り、文書・資料などの作成、気象データの分析なども行っているのです。

 ここまで来ると、PCの処理速度が遅い事極まりなし!まあ、最近はこの遅~いPCの活用法についてもすっかり慣れっこになってしまいました。PCを使わない仕事も結構ありますし(高等数学と格闘することも珍しくはない)、何しろ最近はオールナイトでPCをフル稼動させたり・・・。もう3次元のシミュレーションは時間掛かりますよ~~。もう20時間位はザラに掛かります。

 そろそろ高速のスーパーPCの導入が待ち遠しいです。
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お天気お姉さんの笑顔の先に・・・

2006年01月11日 | 気象情報の現場から
 気象情報会社に勤務する身となって、やっぱり欠かせないのが同業他社のホームページをサーフィンする事。エッ!?ナニナニ・・・他者の動向を把握して事業戦略に反映するのかって?ま~あ、それなりに参考にはなりますね。しか~し!その実態は・・・我を忘れて?娯楽のレベルで楽しんでいることもたまに(あっ!会社の皆さん、ごめんなさ~い)。それにしても最近の動画配信?は面白いですね。便利な時代になったもんだ。天気図をバックに高気圧、低気圧、前線が・・・なんて、見ているだけで今日の天気のポイントが掴めるので助かります(別にサボタージュしているわけではありません)。なにはともあれ、各社共に個性が光っていてまさにウェザー・エンターテイメントのオン・パレードですね。

 最近、何かと問題が噴出しているのがマンションの耐震偽装問題。建築士の先生方が次々に登場しております。その中で興味深いお話を伺いました。建築士には大きく意匠設計を専門とする先生と構造設計を専門とする先生がいらっしゃるとの事。仕様に基づいて構造設計を行い、検査機関による審査を経て合格すると、今度は意匠設計に進むとの事です。そして、建築士全体における構造設計建築士の割合は約1/4程度との事。

 構造設計は、高度かつ複雑な計算を伴い、しかも高価な計算ソフトも使うようですね。それで居て、どちらかと言うと(意匠設計サイドに比べて)裏方に近いように思います。しかし、建物全体の一番のコアな部分を担っているわけです。意匠設計の成果は直接、建造物のデザインという形で目に見えるので、どちらかというと(構造設計サイドに比べて)華やかなように思います。以前、N○Kの朝の連続ドラマの「天うらら」のヒロインも、ドラマの中で建築士として活躍しましたが、彼女の場合も意匠設計ですね・・・確か。

 この話を気象情報に当てはめてみると、気象情報コンテンツの設計や気象番組というのは意匠設計、その華やかさのその先には、気象データを日夜分析し、高度な理論・解析・計算を駆使する構造設計(予報技術者)がいる、ということです。

 私の場合は、気象番組に関係する業務は全くないので番組のことそれ自体は分かりません。ただ、各社の楽しいコンテンツや動画のお天気お姉さんの笑顔を見ながら、その裏でデータと格闘する構造設計サイドの技術者へと思いを馳せるのです。彼らは一体どのような手法で、どのような予報を行っているのだろう。そこにはどのような技術者がいるのだろう。もちろん、華やかな意匠からうかがい知る事はできませんが・・・。

 幾ら伝え方が素晴らしくても、伝える「内容」がしっかりしていなくては意味がありません。お天気お姉さんの笑顔の先には、高度な科学技術の現場があるのです。天気予報は科学的に行われなければなりません。そのためには、高度な科学を常に勉強し続け、常に自分の技術力を高めていかなければなりません。結局、こういう所に帰着するんですね。

 最近は乱流の理論も勉強しています。乱流と言えばNavier-Stokesを時空間平均する方法(RANS系)と空間フィルタリングしてDNSとSGSモデルに分離して計算する方法(LES)があります。それにしてもkolmogorovやSmagorinskyと言った、思わず舌を噛みそうな名前が続出してくるので一苦労です。あらためて計算流体力学の奥深さを感じています。

 その一方で、(これは会社の業務とは違いますが)山形県置賜地方の気象データの分析や計算シミュレーションの研究も少しずつ進めています。いつの日にか、私のテクノロジーによって予測された天気予報をお天気お姉さんが伝えてくれる番組の実現を、心密かに願っています(笑)。
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休日の過ごし方

2006年01月08日 | 何気ない?日常
 少し山形県置賜地方の気象分析の話題が続いていたので、ちょっと気分を変えてみようと思います。今となってはもう山形県民ではありませんが、やはり気象予報士としての原点でもあり、解明すべき課題も多いことから研究は続けています。ここで使われた分析手法は他に地域の研究でも応用できると思われるので、そう言った意味ではノウハウの開発と言う事もできるでしょう。

 さて、今日は仕事もお休みです。休みの日にまとめてメールマガジンやホームページの執筆や修正を行っているので、連休というのはありがたいですね。連休中ずっとこんなことをやっていると言うわけではありません。私にとってメールマガジンやホームページの執筆や修正というのは頭脳労働です。か~な~り、疲れます。終わった頃にはヘロヘロです。ぶっ倒れてしまう位・・・と言っては大袈裟ですが。

 このような分野は余り取り扱う人も少なく、また見に来る人はさらに少ないので反響が殆どありません。それでも高度な内容のご質問やご相談を頂く事もありますので、書き方のタッチは緩くしても、内容はしっかりしておかなければなりません。この手の分野の連載コラムを書けるかもしれません。しかし・・・読者数が少ないのかなあ。

 平日は業務に追われていますから、お休みの日は基本的に気象データの分析は余り行いません。私の場合、業務として行う分析とそれ以外の活動のための情報収集の2系統の研究案件を抱えています。で、遅れた分を休日で挽回しようとするわけです。でも、1日中データと格闘するということはまずありません。そんなことしていたら・・・飽きます!

 基本的な平日の過ごし方としては、買い物兼散歩で色々と歩き回ることが多いです。場合によっては電車に乗って遠くへ・・・でも、最近行ってないなあ。でも、外に出る事は多いです。近くの大きな本屋には毎回行ってますし(爆)。市民センターに行っては地域情報を隈なくチェーック!とにかく業務で内勤なので休日は外に出て地域の情報を収集しています。その傍らで、メールマガジンやホームページの執筆や修正、気が向いたら気象データの分析・・・と続きます。あとは掃除・洗濯などかな。

 まあ、週末によって休みの長さがまちまちなので一概に休日の過ごし方、というのが定まっていないのが正直な所です。前職の頃は「週末起業」を試みた事があります。それがいまの「おきたまお天気ねっとわーく」に繋がっていて、有料メールマガジン講座として残っています。でも、まだまだです。さらなる展開に向けていろいろと仕掛けたいと思っています。

 いろいろと外の世界を見ていると、新しい発想が芽生えてくるのです。篭りっ放しでは新しいアイデアは浮かんできません。当てが無くてもとにかく外に出てみる、歩き回ってみる、見慣れた場所・風景の中に新しい発見があるかもしれない。新しいビジネスのヒントがどこかに隠れていないかな・・・。週末起業にもリトライしてみたいですね。
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仕事始めと新年の抱負

2006年01月04日 | 気象情報の現場から
 新年の仕事始めです。初日ということもあって、社員一同が揃って、社長の長~い訓示?に始まり、その後は一人一人が新年の抱負?を述べて行きました。その場ではそれなりに当たり障りの無い事を言って場を凌いだ私ですが、やっぱり新たな展開を仕掛けて行きたいと考えています。
 
 会社内でうっかり大きな事言ってしまうと、我らがボスはドンドン突っ走ってしまうので、何事も慎重には慎重を重ねて発言しなくてはなりません。ただ、現場の業務に関しては、前職では考えられないくらいの大きな権限を持っているので、それは有難い事と思っています。

 私が言う新展開と言うのは、会社の業務の枠に留まらず気象予報士としての活躍のフィールドを広げて行きたいという事です。これまでの私は、まず気象情報会社に転進する事と自分の気象予報士としての専門分野の確立に没頭していました。

 前者はともかく後者については今でも重要なウェイトを占めています。仮にいろんな場所に出て行っても自分の専門分野(ここではコア・コンピタンスやオリジナリティーと言ったニュアンス)がなかったら「・・・で、アンタ何者?」で終わってしまうわけです。それだけに自分の強みを早めに確立して置きたいのです。

 しかも、私は前職に4年居りましたから、新卒でストレートに気象情報会社に入社できた気象予報士よりも4年間も遅れているわけです。彼らと同じ事をしていたら、この遅れを挽回する事は到底無理です。むしろ、彼らができない事、やっていない分野であれば勝算は大いにあります。学生時代に気象学以外の分野を専門にしてきた気象予報士の強さを最大限に発揮する、これぞまさしく「逆転の発想」ですね。

 でもやはり現状の気象業務法制度では気象予報士としての活躍する際にはやはり気象情報会社に所属した方が有利なのは明らかなわけです。前職の頃からメールマガジンを発行するなどの活動は展開しておりましたが、おのずと限界がありました。気象情報会社への転身は私にとっては悲願だったのです。

 これまでの悲願の多くは2005年までに次々に実現して来ました。しかしそれというのも長~い長~い、それも数年にも渡る長い道のりを経てようやくの事なのです。正直に言って、こんな事を書くと怒られそうですが・・・今まで莫大なエネルギーを使ってきてバテ気味です。もうウルトラマンで例えるならカラータイマー点滅状態でした。

 それでも何とか良い環境を提供してもらい、自分の技術も少しずつ成熟してきました。まだまだ発展途上ではありますが・・・。

 ここまで書いてようやくメーンディッシュかな。ここまでのプロセスは土台の形成であったり自分の武器の生成の段階でした。当然これからも続きます。その上で気象予報士としてできる事・・・もちろん勝手に独自予報を出す事はできませんが、多くの皆様に気象情報や技術的な部分を分かり易く解説したりする活躍の場があっても良いのでは?と思っています。

 例えば地域のラジオ番組で天気予報の解説をするとか(昔はラジオ大好きでした)、メールマガジンで長期予報の解説をするとか、NPO法人と協力したり、地方の団体を協力したりしてイベントに参画する、気象予報に関する講演も良いですね。など・・・まあ漠然としておりますが、より多くの皆様との交流を大切にしていきたいと思っています。そしてその中から新しいマーケットやニーズが見えてくるのかもしれません。

 そんなこんなで新しい展開につなげていきたいものです。あ~書きすぎて疲れました。
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米坂線止まる

2006年01月03日 | 何気ない?日常
正月三が日を米沢で過ごし、再び米坂線に乗ってUターンしました。

で・・・この米坂線は終点の一つ前の越後金丸駅を出た直後に線路上の雪に詰まって立ち往生。そのまま時間だけが過ぎ・・・結局、越後金丸駅まで逆戻り。そこから終点坂町駅までは急遽ジャンボタクシーが手配されました。なんと村上からチャーターされてきたのです。その間、30分以上列車の車内で待機しておりました。

ジャンボタクシーというのは、実は初めて乗ったのですが初乗り料金が800円で、その後は一定距離で100円ずつ加算されていくものでした。普通のタクシーだと、初乗り680円で80円ずつの加算だったと思います。

越後金丸駅~坂町駅までの運賃が確か3200円だったと思います。ということは、普通のタクシーに乗った場合はどうなるかちょっと計算してみると。

ジャンボタクシーの場合
800円+100円×24=3200円

だから・・・普通のタクシーの場合
680円+ 80円×24=2600円

・・・おぉ~~結構な距離ですねぇ・・・。なんとか坂町駅まで着きましたが、そこからの連絡線がくるまでに1時間以上掛かりました。この電車も手前の平林駅?辺りで雪に掴まって足止めされていたのです。結局、この電車のダイヤは90分以上も遅れたのでした。

・・・そんなこんなで、4時間程度で戻る予定が、7時間以上も掛かったのでありました。さすがに疲れたので今日はこの辺で。
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年賀状・・・

2006年01月02日 | 何気ない?日常
 年末年始といえばクリスマスとお正月というビックイベントが続きますね。クリスマスを過ぎると、そろそろ気になるのが年賀状と言った所でしょうか。私にとってもなかなか頭を悩ます問題です。誰に送るか?っていうのは、かなり切実な問題ですね。これまで色々な人達を見てきましたが、大きくは次の4種類に分けられると思います。

(1)とにかく関わりのある人には片っ端から出しまくる。出していない人から来た場合はそれから出す。
(2)ある程度の範囲に絞って出す。出していない人から来た場合はそれから出す。
(3)こちらからは出さない。来た人にだけ出す。
(4)誰から来ても、一切出さない。

 これまで長年見てきた傾向からは・・・一番多いのが(2)、その後に(3)と(1)が続いて、(4)は余りいないようですね。ちなみに(1)は業者に印刷を依頼していることが多いようです。

 自分の場合を振り返ってみると、小学校・中学校の頃は(2)、高校生の頃は(3)、大学~大学院の頃は(2)、前職の頃も・・・まあ(2)かな。で、その退職直後(12月末退職だったので)は、やっぱり(2)です。そして転職して初めてのお正月の今回は(3)でした。最近は、年賀葉書よりも年賀メールの方がウェイトが高いのかもしれません。実際、私もメールに切り替えつつあります。

 葉書でもメールでも、懐かしい人からのお便りが届くと嬉しいものです。それ以上に添え書きが嬉しかったりします。かく言う私も、やっぱり添え書きには一番神経を使います。最近の年賀葉書の絵柄は印刷物が多くなりました。しかし、その中に近況やメッセージなどの添え書きがあると心の温もり?を感じます。なにげない一言でもインパクトが違います。

 さて、嬉しい年賀状もあれば笑える年賀状があるのもまた事実。人生史上最もウケた年賀状は中学1年当時のクラスメートからのものでした。葉書の表には普通に宛先住所・宛名・差出人氏名・住所が書かれています。で、ウラを見てみると白い紙面の真ん中に一言だけ・・・「おめでとう」それだけです。この意表を突いた演出に大ウケしたのは言うまでもありません。
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