アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

累卵の危険な時期

2023-04-14 12:05:16 | 時代のおわりneo

◎瑞能神歌の二段目など

(2016-12-30)

 

オバマ大統領のレームダックは2017年1月19日まで、同時に朴槿恵大統領は職務停止中であり、北朝鮮にとっては千載一遇の時期となっている。

 

こうした折柄、出口王仁三郎の未来予言の中核は、瑞能神歌である。その中でも昔から注目を惹いているのは二段目三段目のところ。

 

叙述は日清戦争、日露戦争、大東亜戦争(5年にわたる世界戦)と進む。

 

戊午年に初段となるが、将来する戊午年は2038年であって、戊午は年干支の戊午ではなく、戊午の示すシンンボリックな年を指すものと思う。騒擾、日本にとっての最終戦争シリーズのスタートである。

 

二段目は東天から襲う空襲。二段目に具体的描写がないのは、あまりひどくてよう言われんわいとのことで、その惨禍の程度が想像される。

 

三段目は、一厘の大逆転の仕組みの具現で、至福千年、弥勒神世が到来する。

 

現代は、初段以前に位置し、戊午となるのを待っている状態。戊は土であり、午は火。戦争をやりたがるリーダーが各国に出そろうのを戊午と見る。世論が政治によって高度にコントロールされている現代ではあるが、民心が戦争に向かっているかどうかを観ることで、時代の戊午度合いを測ることができる。

 

出口王仁三郎はこれを大正年代に発表したが、この悲劇が現実化しないように努力を傾注してきた。聖者の出してくる未来予言とはそういうもの。当時から見た現代はその様相より悪化している可能性を否定できないところもあるし、逆に神は人間に成熟の猶予を与え給うたという両面を感じる。

 

 

『綾の高天に顕れし、国常立(くにとこたち)の大神の、神諭(みこと)畏(かし)こみ謹みて、厳(いづ)の御魂と現はれし、教御親の神勅(かみこと)に、日清間の戦ひは、演劇(しばい)に譬えて一番叟、日露戦争が二番叟、三番叟は此度の、五年に亙りし世界戦、

 

龍虎相打つ戊の、午の年より本舞台、いよいよ初段と相成れば、西伯利亜(シベリア)線 を花道と、定めて攻め来る曲津神。力の限り手を盡し、工夫を凝らし神国を、併呑(ひとのみ)せんと寄せ来たり、

 

天の鳥船(とりふね)天(そら)を蔽ひ、東の空に舞い狂ひ、茲(ここ)に二段目幕が開(あ)く。

 

三段いよいよ開く時、三千餘年の昔より、国の御祖(みおや)の選まれし、身魂(みたま)集る大本の、神に仕えし神人が、御祖の神の給ひたる、日本心(やまとごころ)を振り起し、厳(いづ)の雄猛(おたけ)び踏み猛び、厳の身魂を元帥に、瑞の身魂を指揮官に、直日の身魂を楯と為し、何の猶予も荒身魂、爆裂弾の勇(いさぎ)能く、神の軍(いくさ)の奇魂(くしみたま)、奇しき勲功(いさお)は言霊の、天照る国の幸魂(さきみたま)、言平和(ことむけやわ)す和魂(にぎみたま)、

 

魂の助けの著るく、轟く御代を松の代の、四十有八(よそまりやつ)の生御魂、言霊閣(ことたまのや)に鎮まりて、四方の国々天の下、治めて茲に千早振、神代ながらの祭政一致(まつりごと)、開き始めて日の本の、現津御神(あきつみかみ)に奉る、常盤の御代ぞ楽しけれ。』

(雑誌神霊界大正7年2月号P11/瑞能神歌/出口王仁三郎から引用)

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