◎男性はシャクティパットを受け取れない
シャクティパットには2説あって、ダンテス・ダイジは口を切るだけという説明であり、OSHOバグワンは、何らかのエネルギーを注ぎ込むという説を採る。
以下はOSHOバグワンの説明。
OSHOバグワンのシャクティパットの説明は、肉体、エーテル体、アストラル体、メンタル体の4ボディをクンダリーニ上昇させるための梃子であるというのが基本線。
さらにシャクティパットは、クンダリーニが目覚めていない場合に、第一身体に起こり、クンダリーニが目覚める。その場合、通常数か月かけて起こるクンダリーニ上昇が数秒のうちに起こるので、最初の三つのボディが十分に準備できていない人にとっては有害になることがある。
さらにエネルギーが妨げられないように三つの身体にはつながったラインが必要である。肉体で止まると相当な害があるが、エーテル体、アストラル体まで広がると害はない。
シャクティパットは、見神見仏のために、準備ができている者には、ある程度役立つが、準備ができていない者には害になる。シャクティパットは暗夜を照らす一瞬の雷光のようなものだが、それでその先の道程を一瞥できることは、準備のできた冥想修行者には大いに助けになる。一方、準備のできていない一般大衆に直接シャクティパットを与えるのは有害となる。ところがいつの時代もシャクティパットを希望するのは、一般大衆だという皮肉。
事前準備は重要であって、うまい話はない。それを、楽して労せず手に入れることはできない。ただほど高いものはない。ただで何かを得ようとしてはならない。シャクティパットも例外ではない。人は受け取るのにふさわしいものしか受け取れない。
しかし、シャクティパットの事前準備とは、大金を払うことでは絶対ない。
ここまで説明しておいて、OSHOバグワンは、重要な原則をいくつか挙げる(例外はあるとしている)。
- シャクティパットを与えられるのは男性のマスターに限る。女性のマスターはシャクティパットを与えられない。
- シャクティパットを受け取れるのは、女性に限る。男性は受容性がないからシャクティパットを受け取れない。女性は、明け渡しが容易。
- シャクティパットを受け取る際に、女性は男性マスターから直接受け取ることはできない。女性は必ず間に媒介を入れ、媒介経由でシャクティパットを受けとる。(OSHOバグワンは、媒介が何かを示していないが、よりまし、シャーマンのことを言うのだろうか。)
- 男性と女性では微細身の性別が異なる。
男性は、肉体-男、エーテル体-女、アストラル体-男、メンタル体-女。
女性は、肉体-女、エーテル体-男、アストラル体-女、メンタル体-男。
これを以て、男性は肉体で起こるシャクティパットを受け取れず、女性だけが受け取れるという。
OSHOバグワンは、シャクイティパットとは別に、人を究極に導く恩寵というのがあって、恩寵は第四身体メンタル体で起こるので、男性だけが受け取れ、女性は受け取れない。なぜなら男性の第四身体は女性であって受容的だが、女性の第四身体は男性であって受容的でないから。
(以上参照:奇跡の探求Ⅱ/和尚の“シャクティパット-生体電気の神秘”の章)
またこの図式は、古神道で変性男子、変性女子という説明でもある。
世にシャクティパットを与える話は多いが、その真偽はよく考えるべきだろう。