◎古事記仲哀天皇の段
(2019-04-04)
古事記仲哀天皇の段で、これから熊曽の国を撃とうとしている前に、建内宿祢大臣は、神功皇后に神託を請うた。
すると神功皇后に懸いた神は、「金銀本位制度で、享楽的な西の国を帰順させようと思う」とお告げになった。
すると仲哀天皇は、「高い所に登って西の方を見れば、国土は見えず、ただ大きな海があります。」と述べ、神功皇后に懸いた神は嘘を言っていると思い込んで、琴を押しやって黙っていた。
すると神がこのような仲哀天皇のことを怒って最後に崩御に追い込むシーンに続く。
西の国が大海になるというのが、見間違いでなく、大洪水のことであるとは、思いもしなかった。
洪水になると屋根に上がった人が下に降りられなくなるのは、洪水災害シーンで時々目にする。
出口王仁三郎のつぶやき集に『大祓になったら大変なことになる。屋根の上にあるものは下に降りられぬ時が来る』
(新月の光/下巻/木庭次守編P146から引用)とは、この西の大海のことを言っていたのか。