◎ジェイド・タブレット-12-9
◎ニルヴァーナ-9
◎宗派別のクンダリーニとニルヴァーナ-2
◎世界の構造は四段構え
ストレートに言えば、クンダリーニは霊線、玉の緒であって、ニルヴァーナは、天御中主神。神直日とは、アートマン。大直日は、コーザル体と思われる。
10チャクラは十種神宝と見る。(10チャクラ説を採用。ニルヴァーナのプロセスとテクニックP13)
※十種神宝
嬴都鏡(おきつかがみ)・・・《サハスラーラ・チャクラ》
辺都鏡(へつかがみ) ・・・《アジナー・チャクラ》
八握の剣(やつかのつるぎ)・・・《ヴィシュダ・チャクラ》
生玉(いくたま)・・・《アナハタ・チャクラ 》
死返玉(よみかへしのたま)・・・《マニピュラ・チャクラ》
足玉(たるたま) ・・・《スワジスターナ・チャクラ》
道返の玉(みちかへしのたま)・・・《 ムラダーラ・チャクラ》
蛇の比礼(おろちのひれ)・・・《太股のチャクラ》
蜂の比礼(はちのひれ)・・・《ふくら脛のチャクラ》
品物の比礼(くさぐさのもののひれ)・・・《足裏のチャクラ》
令集解で、饒速日命(ニギハヤヒノミコト)が天より降ります時、天津神、瑞の宝十種、息津鏡一、辺津鏡一、八握剣一、生玉一、足玉一、死反玉一、道反玉一、蛇比礼一、蜂比礼一、品々物の比礼一を授けて教え導き、若し痛い所が有る者は此の十種の神宝を合せて一、二、三、四、五、六、七、八、九、十と云って布留部由良由良と布留部。如此なしては死れる人も生き返りなむ矣とある。
すなわち人間は誕生に際して10チャクラが霊体に配されて誕生するわけだが、それを天下りと見て、饒速日命が降臨された際の十種神宝と示したというのはありそうなことである。
さて古神道の世界の構造は四段構えで、幽の幽、幽の顕、顕の幽、顕の顕。 この特徴は、どこまでが個人でどこまでが全体なのかわかりにくいということと、個と全体の逆転のインプレッションがとりにくいこと。
幽の幽は、天御中主神であり、ニルヴァーナであり、無のサイド。天御中主神と高皇産霊、神皇産霊の二霊を合一し、三神即一神を幽の幽と言う場合もある。
かたや幽の顕、顕の幽、顕の顕は有のサイドにして、第六身体と思われる。
幽の顕とは、イザナギ、イザナミの二神や天照大御神、素盞鳴神など、天上の霊界を主宰する神。真の神が変現し給いし神を幽の顕。
これは、個人が登場しないので、第六身体の永遠不壊のイデア界のイメージなのだろうと思う。
顕の幽とは、国祖国常立尊、豊雲野尊など、一度現世にその肉体を表現された神であって、地上の幽界を主宰する神。一旦人の肉体を保って霊界に入り給いし神。
顕の顕とは、人間のこと。
顕界に肉体を保ち、神の大道を伝え、また現界諸種の事業を司宰する人間。
(参照:霊界物語 第63巻第4章 山上訓)
さらに、顕の顕について。
『顕の顕 上は天皇より下巡査に至る迄、是は百八十一の階級の神様である。それで日本人は之を御上と言ふ。役人さんを御上と言ふ、是は所謂神の分類です。』
(大本史料集成 3 地裁公判速記録(出口王仁三郎)から引用)
以上を俯瞰してみると、何の力もない人間が全知全能の神になるなどという事は展望しにくいが、万人が玉の緒なる霊線が主神天御中主神に直結していることで、ぼんやりとわかる。
また古事記に最初に登場してくる次の七柱の神は、独神と言われる。独神は独存(カイヴァリヤ)のことだろう。
第一に 天之御中主神
第二に 高皇産霊神
第三に 神皇産霊神
第四に 宇麻志阿斯訶備比古遅神
第五に 天之常立神
第六に 国之常立神
第七に 豊雲野神