アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

眼(まなこ)もし睡らずんば

2022-12-07 10:19:34 | 丹田禅(冥想法8)neo
◎宗派によらない体験とは言えない体験

禅の達磨から三人目の第三祖僧さんが、体験とは言えない体験を説く。
『眼(まなこ)もし睡らずんば
諸夢 自ずから除く
心もし異ならずんば
万法一如なり』
(信心銘)

大意:眼が眠らなければ、様々な夢は自ずと見ない。
心がもし変わらず同じならば、すべての存在は一つである。

熟眠中でも夢を見ないというのは、インドでも冥想の重要テーマだった。
荘子にも『古の真人は、眠っても夢を見ず、起きていても憂いがなかった。』(大宗師篇)というのがある。

宗派は異なっていても求める境地に変わりはない。個が宇宙全体・世界全体に転換するポイントがあって、それは冥想修行のステージの一つとして存在することは知られていたのだ。

そしてそれは、最初は特異な体験だが、日常に変わる。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日常覚醒時での想念停止と睡... | トップ | 坐忘、ある冥想法-1 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

丹田禅(冥想法8)neo」カテゴリの最新記事