苦しみ

悲しみや苦しみをどのように受け止めることができますか？


悲劇は嫌いですが‟ハッピーエンド”ならまだ救いがあります。
これが‟バッドエンド”なら最悪ですね。

その先にハッピーエンドを期待できますか。
それがイエス・キリストに対する信仰だと思います。


福音に出会う前のことです。
友人には生まれながらの障害がありました。
生まれるときに問題があって両足とも股関節脱臼を負っていたのです。
二十代で歩行が困難になり、手術を決意しました。

その手術とは股関節を一度切り離し、骨の形を整えてからつなぎ直すというものです。
大手術であることは容易に想像できますが、
本当の大変さは麻酔から覚めた直後に始まりました。
二十四時間以上、耐えきれないほどの痛みにもだえ苦しみました。
それは周りで見ている方が耐えられなくなるほどのものだったそうです。

「この痛みと苦しみは何とかならないのですか？」
付き添っていた家族が涙ながらに医師に訴えると、その答えは
「できることは全て行いました。後は時が過ぎるのを待つだけです。」というものでした。


その一週間後、彼に会いました。
ベッドの上で「ひどい目に遭ったよ」と微笑んでいました。
少しは楽になったとはいえ、痛みはまだ続いるようでした。
その目には希望が見えたように思います。

さて、彼はそれほど大きな痛みと苦しみを与えた手術を恨んだでしょうか。
結果的に自分の選びが正しかったと確認しました。

偽善売教

「偽善売教が行われれば、民は…滅びてしまう」アルマ1：12


単純な質問です。
偽善売教で民が滅びると考えられますか？

この世だけを見ているなら「そんなバカなことはない」とほとんどの人が考えるでしょう。
永遠（霊）の観点から見ると確かに人類は滅びるしかありません。

イエスは全人類の霊の救いのために贖いの業を備えました。
それを受け入れないとしたら救いを受けることはできません。
主の‟救い”を受け入れないとしたら、その先には‟滅び”しかありません。

偽善売教に走る人は、霊の救いもその反対にある滅びも理解していないように思えます。