M子さんがもともと一人で参加するつもりで選んでいたツアーは、
バンコック市内の見どころをほぼ廻り、アユタヤまで連れて行ってくれるという、
お得感いっぱいの内容だった。
私も、2回目とはいえ前回は25年以上も前のことなので、初めてとさほど変わらない。
最後の日がフリーなのも気に入って、M子さんのプランにそのまま便乗することにした。
観光一日目は、暁の寺、王宮、エメラルド寺院、涅槃時など、絶対に外せない名所。
王宮へは、水上バスで川を渡る。
この辺りはあまりにも有名なので、説明は必要ないよね。
な~んて、実は、記憶がごちゃごちゃで、どれがどれやら
取りあえず、写真を並べておきます。
画面が暗いのは、雨季で雨が降っているから。
これはわかる。涅槃寺の涅槃仏、イケメンです。
足の指も巨大です。
ところで、王宮に入るとき、何列かに並んで狭いゲートを通るのだが、
そこで、係のおじさんが一人一人にパンフレットを手渡していた。
私の前の人までは、おじさん手に束ねて持ったパンフを渡していたけれど、
私の番になって、その束からではなく、別に並べてあった束から一部取り出して渡してくれた。
見ると、日本語で「王宮へのご案内」と書いてある。
スゴイ!、おじさんは一目で私を日本人だと見抜いたのだ!
中国人観光客の多さは驚くほどで、外国人の8割がたは中国人じゃないかと思うほど。
服装も、日本人も負けるくらいこぎれいだ。
そんな状態だから、中国語のパンフレットを渡されても文句は言えなかった。
にも関わらず、別な列にいたM子さんも、ちゃんと日本語のパンフをもらっていた。
見ただけで、中国語でもなく、韓国語でもなく、日本語のパンフレットを即座に渡してくれた係員さん。
「さすが、プロね~」と、ささいなことに感動した私たちだった。