1か月程前の「有吉、マツコの怒り新党」でのこと。
ある主婦からの怒りのメール、
「うちの主人は観光地へ行くと、木刀を買いたがります。
それが、幼稚で嫌です」
大体、そんな感じの内容でだった。
すると、有吉さん、マツコさん、口をそろえて
木刀は男のロマンなんだよ、買いたいものなんだよ、
そのくらい良いじゃないか、文句言うなよ、
男にとってああいうものは、なんちゃらかんちゃらと、
男と木刀の関係について、ひとしきり熱く語っていた。
そういえばあるわ、我家にも夫の木刀が。
多分、修学旅行で買ったのだろう、けっこう年代物だ。
結婚したときにはもうあった。
振り回しているのは見たことがないが、いつもベッドの枕元に置いてある。
そうか、ロマンだったのか・・・
でも、よくよく見ると、我が家の木刀は、お土産にしては立派過ぎるような気がする。
お土産の木刀は持ったことがないので、はっきりとは言えないが
夫のは、重いし、長さもあるような気がする。
お土産のは、もっとちゃっちいのではないかしら。
そこで、夫に訊いてみると、
「あれは、修学旅行のお土産などという、まがい物ではないぞよ、
道場で、実際に使っていた本物である」
と、自慢をする。
そう言えば、夫のほうに、剣道の道場をやっていた親戚がいたっけ。
そこで、ありがたくも頂いたのだそうだ。
そして、何度かの引っ越しにも捨てられることなく、
人生をずっと一緒に歩んで来たわけだ。
なるほど、夫の木刀は、ワンランク上のロマンだったのね。
これを書きながら、朝のワイドショーを観ていたら、
外国人のお土産についてやっていて、男性観光客が
日本刀や木刀を買っていた。
どうして、それを買ったのか訊かれて、
「これを持つと、侍や忍者になったような気がするんだよ」
洋の東西を問わず、男のロマンに変わりはないらしい。