久しぶりにOさん、Kさんとお茶会をした。
Oさんには女の子の孫がいる。今年は初節句だ。
お雛様はお嫁さんの親が買うというのが、常識になっているらしいので、
「お雛様、買ってあげるの?」と訊くと、
「それがね、実は・・・」、ということには
娘さんと少し揉めたらしい。
Oさんは、当然娘さんが家のお雛様を持って行くと思っていたのだそうだ。
そこまで聞いて、えええ~、と思わず声をあげるKさんと私。
私たちの年代の家庭にあるのは、7段飾り8段飾りのお雛様だ。
マンション暮らしの娘さん夫婦が、それを持って行くはずがないじゃない。
Oさんは、持って行ってほしい。
娘さんは、あんな大きなものはいらないと言う。
「だって、じゃあ、あれどうするの?」とOさんは言う。
「でもね、それは、あなた、娘さんのいうのがもっともよ」と、私。
我が家にも、Kさん宅にも、7段飾りのお雛様がある。
だから、私達だって、Oさんの気持ちはわかる。
断捨離の標的にするには忍びない。
娘が引き取って飾ってくれれば一番良い。
でも、一軒家にあったて邪魔なのに、マンションで飾れるはずがない。
片付けた後だって場所を取る。
仕方がない、時代に合わないのだ。
持って行けというのは酷だろう。
小さなケースに入ったセットを買ってあげたら、というのが、Kさんと私の意見だ。
7段飾りのお雛様は、やはり断捨離だ。
または、家で飾って、娘さん一家にお雛さまを見に来てもらうという手もある。
お雛様も喜ぶだろう。
Kさんのお孫さんは、男の子だ。
やはり初節句だけれど、お金をいくらか包んで、鎧兜でもなんでも、
好きなように使ってと言って渡すつもりだそうだ。
それが一番いいかも知れない。
それにしても、孫ってお金がかかるのね~。