珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

トレジャーハンター クミコ

2015年10月02日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

題名に魅かれて録画してあった「トレジャーハンター クミコ」を観た。

菊地凛子演じる東京のOLが、映画「ファーゴ」の内容を現実に起きたことと信じて、アメリカ、ノースダコタのファーゴという地に埋められたはずの大金を探し求める話だ。

ファーゴは雪に埋もれた極寒の地、クミコは大金を求めてさまよい、最後は大金を手に入れる夢を見ながら凍死してしまう。

 家族にも職場にも馴染めないOLはいるとは思うけれど、だからと言って、映画の内容を真実と信じてってあり得ないでしょう

そもそも真実なら映画を撮った人たちが見つけているだろう。

途中早送りしたので、どうやって手に入れたかわからないけれど、会社のクレジットカードを使っていて、何日も無断欠勤しているのに、それがばれないと思っていたり、あまりにおバカで、少しも感情移入ができなかった。

アメリカ映画なのに、どうしてこの駄作の主人公に、わざわざ日本人女性を選んだの?

クミコじゃなくて、ジェニーでもクレアでも良かったんじゃない。

迷惑だわ。

そこのところに興味がわいて、ネットで検索してみると、何とこれは実話を元にしているというじゃない!

そして、アメリカでは有名な話だというから驚きだ。

思わず「ウッソ~」と叫びながら、更に読んでいくと、こういうことだ。

2001年にノースダコタのファーゴで、日本女性が凍死した事件があった。

その女性は、死の数日前、地元の人に地図を見せてファーゴへの行き方を尋ねていた。

ファーゴには見るべきものは何もない、それなのに、何故わざわざそこへ行ったのか?

きっと、その地を舞台にした映画「ファーゴ」で、登場人物が雪の中に大金を埋めた場面を真実だと思い込み、探しにに来たのではないかと話題になったのだそうだ。

その想像もずれて居るような気がするけれど、それだけ、ファーゴが人の行くような場所ではないということかしら。

後に、彼女は恋に破れ自ら命を絶ったことが判明した。彼女は、死に場所を探していたということだろう。

でも、日本女性が埋蔵金を探しに来たという噂は、都市伝説として残った。

日本人女性だったというのも、きっとロマン心を刺激したんでしょうね。

なるほどね~、それなら日本女性が主役なのも仕方がないわ。

でも、クミコの言動はあまりに幼稚、舌足らずのぼそぼそしたしゃべり方で、何かと言えば泣く。

アメリカ人の日本女性への典型的イメージってこうなのかしら?

 

この映画、アメリカでは高評価だったというけれど、ファンタジーなんでしょうね。

でも、日本ではどうかしら?

私には受けなかったけど。