珊瑚の時々お絵かき日記

夫と二人暮らし、コロナ自粛するうちに気がついたら中国ドラマのファンになっていました。

キャロル

2016年04月25日 | 映画 ドラマ 観劇 その他 観る

最近、映画づいている。 

「マリーゴールドホテル幸せへの第2章」「長めの良い部屋売ります」

「ミスター・ホームズ」に続いて、「キャロル」を観てきた。

「太陽がいっぱい」の原作者パトリシア・ハイスミスが、

別名で書いた小説の映画化だとか。

「太陽がいっぱい」は、主演のアラン・ドロン の絶世の美男ぶり、

ニノ・ロータの情感溢れるテーマ曲、哀れを誘うラストシーンで

乙女の涙をふり絞ったのよね。

最近、といっても10年以上前だけど、「リプリー」というタイトルでリメイクされた。

主演はマット・ディモン。

こちらのほうが原作に近いそうだけれど、マット・ディモンでは、

とてもアランドロンに太刀打ちできない。

マット・ディモンが悪いわけじゃないのよ、アラン・ドロンの心に刺さるような美貌には

誰もかなわない。

映画の完成度でも、必要なことだけでストーリーを作った「太陽がいっぱい」の勝ちだと思う。

あら、横道にそれてしまったわ。

 とにかく、パトリシア・ハイスミスの原作だというので、俄然観たくなったわけ。

 

時は、多分1950年代の辺りか。

キャロルは、夫も子もある人妻だが、実はレズビアン。

自分を偽って送る結婚生活に疲れ果て、離婚を望んでいる。

しかし、キャロルを理解できず世間体を気にする夫は、承諾しない。

子供を盾に家庭生活を続けることを求める。

そんな時、キャロルはデパートの玩具売り場で、カメラマン志望の若いデパートガール出会う。

彼女も又、恋人から気の進まない結婚を迫られていた。

二人は一目で魅かれ合う。

レスビアンであることを隠し、夫のお飾りとして生きてきたキャロル、

自分らしく自立した人間として生きたい。

でも、そのためには子供を手放さなければならない。

子供を取るか、自分自身を取るか、決断を迫られるキャロル。

とまあ、こんなストーリーだけれど、「めぐりあう時間たち」を思い出した。

ハッピーエンドと言ってもいい終わり方だと思うけれど、

将来も幸せになっていてほしいと願うわ。

キャロルはケイト・ブランシェット。

美しいのよね~。

デパートガールはルーニー・マーラという若い女優さん。

前髪のせいかな、ちょっとした瞬間、

ローマの休日のオードリーヘップバーンに似ている。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする