お天気が良くて気持ちの良い日が続いている。
5月からは町内会のパークゴルフが始まる。
昨年、ママ友に勧められて二人で始めたパークゴルフ、何かと用事と重なって
夫は2回、私は1回しか参加できなかった。
その1回で私はもうこりごり、今年は参加なし。
では、自分もと、しない気満々の夫に、
「ダメ、あなたは参加しなさい」
私たちはここに住んで40年、町内会の行事には殆ど参加せずに来た。
それでも、私は子供の関係でママ友達と多少の繋がりがあるけれど、
夫は全くと言っていいくらいない。
男性は退職してしまうと、新しい人間関係を作るのが難しい。
数人の昔の仲間とたまに飲むくらいしか楽しみがない。
それなのに、夫の仲良し5人組の2人がすでに亡くなっている。
そのうち1人は、一番お付き合いが長く、気の合う人だった。
夫も心底ガッカリしていたけれど、他の方々も、
5人が3人になっては、意気も上がらないことだろう。
そんな状況なのに、
私が先に死んだらどうするの?
付き合う相手がいなくなるのよ。
親しくなくても、気軽にお話できるお友達をご近所に作ってほしいと思う。
それには、パークゴルフは良い機会だ。
そう夫に勧めていたら、前回一緒のグループで回った方が練習に誘ってくださった。
ご近所とは言え、一度ご一緒しただけなのに、ほんとうにありがたい。
クラブを点検して、張り切って出かけて行った。
思えば、そのクラブは亡くなったお友達からいただいたものだ。
まだ元気なころ、新しいのを買ったからと言って、くださったのだ。
思いもかけず、形見になってしまった。
その頃夫はパークゴルフにはまったく興味がなく、いただいたものの、
我が家の2階で埃を被っていた。
それが今役に立っている。
そのお友達が後押ししてくださっているようで、不思議な気がする。