というわけで、ジミンガーのブーメラン図完成です。
これについては若干の訂正がありまして、まず
「ジミンガー・ブラック」のグーグル原口については
傲慢な物言いで
「グーグルアースで見れば中国艦船の位置わかりますよ!
(なのになぜ自民党はそれをしないのか)」
と言い放ったのがあまりに強烈なクリティカルヒットとなり、
ブーメランというよりは自分で自分の脳天を強振即成仏、
みたいな図になってしまい、ネタ的にあまり面白みがないので、
「ジミンガーシリーズ」最終回はこの人をお送りします。
■玄葉光一郎前外相
(福島復興)
「除染はなぜ遅れてるんですか!!!!」
終了
・・・・いや、ここで終了しちゃったら困るんですけど。
なんで遅れてるんですか?
わたしもぜひ聞きたい。
政権取って3か月足らずの自公にではなく前政権の民主党に。
自民の森まさこ議員が
「避難指示しなかったので外でおにぎりを食べたりしていて
たくさんの子供たちも被曝してしまったんです」
と泣きながら質疑したとき、雁首揃えて閣僚席に座っていたうちの
一人であるあなたにもね。
「体制の問題じゃありません。
タブーを破る時期に来ているということです。
除染がなぜ進まないかというと
中間貯蔵施設がないからで、
なので仮置き場もできない。
つまり復興の哲学を甦らせるべきです。
復興の哲学(元に戻す)のタブーは破るべきです。
除染が進んでも戻らない人がいるからです。
それをやらないから除染が遅れていると言われても仕方がない」
・・・・ちょっといいですかー?
もしもし、玄葉さん?
「頭の悪い人の話し方」の好例になってますよ?
わたし、この部分を三回聞きましたが、
何が言いたいのか全く分かりませんでした。
ええ、ホントーに分かりませんでした。
アベ「(何言ってるかさっぱりわからないけど)
おっしゃることは我々もやっております。
担当大臣を呼んでいただいていないので、
進捗状況をご説明することはできませんが」
「あのね?
実際進んでないんです。
わたしもね、泥をかぶるつもりで言ってるんですよ。
泥をかぶるつもりで言ってるんです。
おもてで議論するってことをしていないんです、
復興に与野党ありませんから、私も野党ですけれど、
泥をかぶります。
そしてぜひ様々な提言を福島の復興についていたしますから、
復興に付いて集中審議をし精力的に議論したいと思います」
まあ、要は「復興会議に民主を締め出すのはいけない!
見えないところで進めないで俺たちにも言わせろ!
俺たちが復興のために働いているところを国民に分からせろ!」
ってところでしょうかね。
復興に関しては条件抜きで国民からの支持が得られ、
「存在感」(ぷっ)を野党なりに示すことができると。
そのチャンスから自分たちをハブるな、と。
じゃあ聞きたいんだけど、
あんたがた政権与党のときに復興作業について
手柄を独り占めにするため自分たちだけでやろうとしたり、
その実勝手に中韓企業に工事を発注したりしてなかった?
「因みに安倍総理は3.11以来、総裁になられるまで
一年半、比較的時間があったと思いますが、
福島には何回くらい行かれましたか?」
アベ「急に言われましても・・・・三回くらいですかね。
玄葉さんは遅れてると言われますが、民主党政権下では
やはり基本的なやり方自体うまくいかなかったんですよ。
やり方も、進め方も。
だから遅れてるんじゃないですか。
そのことはしっかりと認めたほうがいいですよ?
その上に立って我々は違うアプローチをします。
そのことについて説明をしてもらいたいんであれば、
最初から担当大臣を呼んでいただければよかったんですよ。
どういう進め方をしているかということについて
中身のある議論ができます。
しかも今はもう議論をしている時ではないんですよ。
実際に何をやるか、それをやっています。
それを説明して欲しいんであれば
担当大臣を呼んでいただきたいと思います!」
この答弁の間玄葉がしていたこと。
「民主はなにもできなかった」と言われると、
顔をひきつらせて何度も首を横に振る
「議論をしている時ではない」というところで
目を伏せたままニヤニヤ笑う。
お前は生徒会で論破される中学生か。
「これ、哲学と理念の話をしていて、今回の質疑を通じて
どうも安倍総理は、どうも福島に思い入れがどうも、
あまりないなあと思って、残念に思いましたけども、
やはり与野党なくこれを進めてね。
私は泥を被って今日申し上げてるんですよ?
それをですねえええ?
あのっ、そういう言い方をされるというのは
私は非常に残念だと思います。
総合的な国益論に立ってで大きな判断をしてほしいと思います」
「泥を被って」を計4回言いましたね。
こいつの言う「泥をかぶる」ってどういうこと?
どうも聞いていると「福島の復興」とその議論に加わり、
民主党に
(政権時代の言い訳を)させろ!
ぜひさせろ!
俺たちのいないところであれこれ決めるんじゃねえ!
ほれ、泥を被ってその政策に助言してやるから?
自分たちだけ「美味しいところ取り」するな!
俺たちも入らせろ!
って言ってるように聞こえるんですが。
政権与党にあったときさして何もしていなかった民主が、
野党になったとたん勢い込んで
「泥をかぶる覚悟」を決めたのはなぜだろう?(棒)
政権与党のときにいくらでもかぶれただろ?あ?
因みに、「何回足を運んだか」と玄葉氏は息巻いて、
安倍総理は「三回くらい」と控えめ過ぎる答えを返していますが、
実は安倍総理は震災直後の
3月26日には支援物資のトラックとともに
福島県南相馬市、相馬市、新地町、福島市
4月8日には
宮城県仙台市、亘理町、山元町の避難所計8か所。
5月30日には
岩手県盛岡市、宮古市の避難所、仮設住宅など
党総裁就任までに計10回被災地を訪問しています。
そういえば、このブログのコメント欄で
「震災の時に自民党が
どんな立派なことをしたのか知りませんが」
などと無知を装って悪意のあるコメントをしていた
反安倍親中護憲派の団塊左翼さんがいましたね。
その「立派なこと」は、あなたが中国政府にしょっちゅう受けている
ハニートラップ宴会で泥酔している時間をすこし割いていただいて、
パソコンをワンクリックして検索するだけで、山ほどでてきます。
民主党の党員ですら、「民主が何もしないので困り果て」
自民党に「がんばってください」と言ってきた話とかね。
あなたの好きな中国様の下僕である岡田が、
地元の自民推薦の議員が後援している企業が
放水のためのポンプ車を無償提供したのに、
「敵の手柄にさせたくない」と送り返した話とかね。
まあ、知らないのか知って言っているのか知らないけど、
どちらにしてもクリックすれば何でも知ることのできる現代の日本で
「知らなかった」という言い訳をネットですること自体が「ブーメラン」ですわよ。
(日米共同声明)
「これ、当たり前のことを確認する、
国内向けのパフォーマンスである上に、
非関税措置で必要以上に押し込まれていると思います。
1、センサティビティの存在
2、最終的な結果は交渉で決まっていく
3、一方的に関税撤廃を求められるものではない
これを勝ち取ったと(噴きだしながら)言う言い方をしているわけですが、
同時に
自動車部門や保険部門に対処
その他の非関税措置に対処
ということが明示された、というのが今回の共同声明です。
当たり前のこと、って言ったのは、実際はこの
1のセンサティビティの存在っていうのは
民主党政権下で下ごしらえの交渉は事実上終わってました!
2も、昨年四月、すでに私とUS・DRの通商代表の間で、
まさに明示的に、
文章にしたわけではありませんが、
そういうことは確認をされています。
3ですが、これ
当たり前のことですね?(笑いながら)
これ、他の国はどうなんですか岸田さん?」
つまり、俺たちのやっていた当たり前のことを
勝ち取ったなどと言って誇るな!
当たり前のことなんだから!
ってことみたいです。
岸田外務大臣「今回のことはその当たり前のことを
初めて文章にしたことに意義があると思っています」
(ニコニコしながら)
「こんなこと当たり前なんでどこの国もそんな約束させられてないんですね!
当たり前なんですよ当たり前なんですこんなことは当たり前」
アベ「当たり前っておっしゃいますけど、そうなんだったら
民主党政権で文書にすればよかったじゃないですか。
外交交渉においてですね。
『いくらでもできた!』と言っても、できなかったじゃあないですか。
だったらなんで首脳会談のときに作らなかったんですか?
政治は、結果なんですよ。
出していない結果に対して、後で出した人に対して
『そんなのは俺たちだってできた』と言ったってですね。
それは世の中にはなかなか通らないのではないか、と。
私はそれを喧伝するつもりはありませんし、第二パラグラフについても
なかなか取れる話ではないと思っています。
最前線で頑張ってくれた皆さんにはありがたいと思います。
しかし、文章化するのも困難なことでありそれはなかなか決まらなかった。
そしてそれは首脳会談においていろいろ決まっていくわけですが、
今回第二パラグラフ、第三パラグラフを会わせて
文章化することができたわけでありまして、」
「まさにそういうことなんですよ!
我々からすれば当たり前のことを文章化するために
3パラで譲って押し込まれた、って結末だということなんですね。
いずれ参加表明するんだと思いますが、そのときには
アメリカの同意は得たうえで参加表明すると考えてよろしいですか?」
アベ「第3パラグラフが押し込まれたわけではありません。
我々の公約は
『聖域なき完全撤廃を前提とする以上交渉には参加できない』
というものですからこの国民との約束を違えるわけにいかない。
私はこれを向こうに口頭で申し上げ、文書化することを迫ったわけです。
米国には米国内の立場があり勿論日本にもある。
これらを踏まえてタイミング的にも調整をしていく」
「まあ事実上参加表明していると思いますがー、
これはアメリカとよく調整をした方がいいと思いますね!」
(話聞いてたのかな?)
「一方的に参加表明と言うことになってしまったときには、
ここに明示的に書かれちゃってるわけですから、
ベタ折れになっちゃう可能性がありますので。
ところで自民党の言う『聖域』ってなんですか?
関税撤廃乗れ以外のことですか?」
アベ「どこの国にもある『譲れない部分』です」
「おそらくオバマ大統領との間で『例外』って使ってないでしょう?
コメは場外を求めますね?」
「コメはどうするんだ」
って国会で聴かれて一言もそれについて答えなかった野田総理が
確かおたくの党にはいましたね。
アベ「まだ交渉参加するかどうかも決めてません」
「コメは除外を求めるべきです。
自民党議員にはTPP反対が多い。
これどうするつもりなんでしょうかね?(ニヤニヤ)」
(日米関係)
「日米首脳会談で気になることがあった。
『この三年間で著しく損なわれた日米の絆』と
安倍さんは
レッテル貼りで
レッテル貼りで
レッテル貼りで
いたします。
私も確かに外務大臣時代認めたんですけども、
鳩山さんのときに
一時揺らぎが出た
このことはそうだと思います。
でもその後の政権で建て直したと言う風に考えています。
本当にね、安倍総理が言うように著しく損なわれたって言うなら、
あのとき胸を張って完全復活した!みたいな(笑いながら)
宣言ができるのかと。
そもそもですね、著しく損なわれていたのなら一度会っただけでですねえ、
取り戻せるものなのかと(はあはあ笑いながら)。
だからそもそもですね。
一時揺らぎは出たけど、建て直していたってのが率直なトコだと、
思います。現にですね。
安倍さんのあのような宣言、胸を張った会見も含めてですね。
あの会見に対して米国から、ん~~~
何の反応もありません!その後!何のコメントも!ありません。
ですからですね、アメリカからすれば野田政権の延長線上、
っていうのが率直なところ、なんですね!
実際オバマ大統領は総理を品定めした、
という側面があるのではないか、と思います。
私は勿論、国益に比することはしっかりと協力をいたしますし、
どうかな?と思ったら厳しくチェックをしようと思っています。
で、何が言いたかったかといいますと。
安倍総理の発言聴いてると、なんかねえ、
単純なレッテル貼り!
あるいはパフォーマンス!
そういうのがね、わたし、非常に気になります。
もしね、そういうことをこれからも続けるってことであれば、
私は今後は厳しく追及していきたいと言う風に思います。
そのことを申し上げてわたくしの質問を終わります」
玄葉が目を剥いて何を言いたかったかと言うと、
「民主党は悪くない」
「自民が成果といってるのは民主もやってた。
文書化なんて単なるパフォーマンスだ!」
「アメリカは自民を品定めしただけ。
認められたとかって威張るな。レッテル貼りすんな」
ってことだと思うんですがね。
「確かに鳩山時代に日米関係が損なわれた」
これは認めるのね。
じゃお聞きしたいんだけど、
菅首相は鳩山から総理を代わったとき、
鳩山がやった失策と失われた信頼に付いて、
何かそれを取り戻すようなことをしたのかしら?
最悪の状態だったところに大震災が起こり、
その後中国との関係が急に悪化したので
そう言った問題を棚上げしてアメリカが支援をしてくれたことで
関係が復活した、と勘違いしているだけなんじゃないかしら。
そしてなによりアメリカの機嫌を取り戻すために菅首相は
TPP交渉参加を「押し込まれて」検討を余儀なくされたのでは?
玄葉光一郎。
この男、ライバルの前原誠司に張り合って、外相時代、
初の中国訪問の時にわざわざ「お大臣」扱いで
政府専用機をチャーターしやがったんですよ。
中国航空のビジネスクラスで十分でしょ?
中国なんてあっという間に着くんだから。
で、そのときの費用が1200万円。
政府専用機は外相クラスでは使わないのが普通なんですがね。
さぞかし機内ではふんぞり返ってモト取ったんでしょうねえ?
この質疑が行われたのが2月28日。
3月7日、安倍総理は岡田克也の質疑にこたえる形で
「鳩山のあと持ち直したって言うが、
じゃこの3年間日米関係は良好だったと
胸を張って言えますか?」
って聞き返し、岡田は答えられませんでした。
これ、この日に玄葉に『言い逃げ』された最後の部分に対する
反論を兼ねて言ったのではないかととエリス中尉思っております。
オカラがブルブルしている横で、玄葉もこれを聞いて
「きいいい」ってなっていたんじゃないかと。
本人たちがいかに言い募ろうとも
日米関係は最後までむちゃくちゃだったでしょ?
その動かしがたい証左が、あの時期急に中国、
ついでに韓国の動きがアグレッシブになったこと。
ロシアも一時激化しましたよね。
つまり日米同盟に揺らぎが出ていることを中国が見越して
ゆさぶりをかけてきた、ってことだったんじゃないのかしら。
それから、「レッテル貼り」っていうのはね。
何回しか足を運んでいないから被災地に対する思い入れが感じられない、
と言う風に、
「自分の目に見えていることだけ取り上げてそれを誠意に換算し勝手に比較して非難する」
これをレッテル貼りと言うんですよ。
おたくの歴代党首とか、特にあの小沢元代表とかが、
どれだけ被災地に足を運んで実際国民のために何をしたか。
こういうの一覧表にでもされたら一番困るのは民主党でしょうに。