「いずも」の引き渡し式に出席が決まりました!
と、わたしはどれだけ今日の日まで皆様に自慢かたがた予告したいのを我慢してきたことか。
内緒にするのにたいした理由があったわけではありません。
当日まで何があるかわからないのと、それから万が一の可能性ですが、
当ブログ読者で式典に出席予定の方がいた場合、現地で当人確定されるかもしれないと思ったのです。
まあ別に悪いことをやっているわけではないので当人確定されてもいいんですけど、
やっぱり恥ずかしいじゃないですか~。(そんな理由かい)
とにかく、「いずも」関係の式典があったら是非出席したいとお星様にお願いしていたところ、
各方面のお星様たちのご紹介とご尽力により出席が叶いました。
わたしがいかに地球防衛協会の重職であったとしても、まだまだ
「あーちみちみ、いずもを見たいから出席すると河野くんに言うといてくれたまえ」
というわけにはいかず、全く今回も関係者各位には衷心より感謝をする次第です。
ここで感謝してもおそらく関係者各位には伝わらないとは思いますが。
というわけで今日から何日間か「いずも」引き渡し式についてご報告したいのですが、
今日はとりあえず概要としてかいつまんでお話しします。
冒頭写真は、2時に出港となった「いずも」の姿。
まだ甲板には乗員が立っています。
完璧に外洋に出てしまうまで、そのままでいるのが決まりのようです。
昨年3月、護衛艦「ふゆづき」の引き渡し式並びに出港式に参加した時には大雨でした。
つい最近、
「エリス中尉+自衛隊イベント=雨」
という公式が定着するような嫌な予感が、と書いたときに
「近々ある自衛隊イベントで降られると困る」
と少しこのことをほのめかしてみたわけですが、もしかして読者の方々のうち
「これはもしかしたら 『いずも』か?」
とその裏を読んで予想をされた異常に勘のいい方も一人くらいはおられたかもしれません。
とにかく、今日はその懸念を一掃する日本晴れとなってくれたのです。
∩( ・ω・)∩
そして見るがよいこの「いずも」の勇姿を。
こんなところから式典を見ることができたなんて、すごくないですか?
ただ「ふゆづき」の時以上に式典会場からは「いずも」の全貌が見えないわけですが(笑)
それもそのはず、かなり広い岸壁の比較的後ろに観覧席を設けていた「ふゆづき」でしたが、
「ふゆづき」どころか「いせ」よりおおきな「いずも」が、普通の大きさの岸壁から
出航することになったため、出席者の位置は艦体のすぐ近くになってしまったんですね。
わたしのいたところは、入り口の真正面でした。
マストにはまだJMU、ジャパンマリンユナイテッドの社旗が揚げられています。
これが引き渡し式では降下され、代わりに自衛隊旗が揚がるのです。
真横はご覧の通りの政府関係者、防衛省関係者席。
ん?なぜ前防衛大臣の小野寺さんがいるの?
昨日防衛大学校の卒業式のニコ動画像をあげた中谷防衛大臣。
「ふゆづき」のときは政務官でしたが、さすがに最大規模の空母型ヘリ搭載艦の
1番艦就航ともなると、防衛大臣が出席するようです。
式典のメインは、「自衛艦旗授与式」。
右は「いずも」艦長、吉野敦1佐。
報道陣の数は午後にはこの2倍に増えていました。
海外のメディアも来ており、関心の高さを表していました。
自衛艦旗を捧げ持った副長を先頭に乗員乗艦。
曲はもちろん行進曲「軍艦」です。
海士のセーラー服集団を見ると「海上自衛隊っていいなあ」といつも思います。
彼らを最後に艦長を除く全員が乗艦しました。
そして防衛大臣乗艦。
この後甲板で訓示、さらに大臣の艦内見学と続きます。
大臣が下艦してきたらとりあえず午前中の式典は全て終了。
祝賀会場に移動するときに初めて「いずも」に揚げられた自衛艦旗を見ました。
美しい・・・・。
CIWSが甲板レベルではなく一段低いところに、しかも二つあるんですね。
斜めになった部分は二つある昇降機のうち一つです。
しかし大きい・・・・。とはいえジョージ・ワシントンよりずっと小さいんですよね。
空母じゃないから当たり前なんですが。
祝賀会会場はなんと、JMUの体育館でした。
三井造船の祝賀会は戦前に立った古い迎賓館だったので、部屋が中で分かれており、
出席者のうちVIPとその他が別々になっていましたが、ここではみんな一緒です。
祝賀会のお料理についてもまた別項でお伝えしますのでお楽しみに。
さて、午後からは出航のための式典となります。
JMU側より、「いずも」乗員に花束贈呈。
そして艦長乗艦。
即座にハッチが閉まり、出航準備です。
このハッチが閉まる様子は、誰にとっても見るのは初めて。
報道陣のカメラですら逐一その動きを熱心に撮影していました。
そして「いずも」出航。
全く音もなく、岸壁から離れていきます。
この時に演奏されていた「軍艦」が、
「帽振れ」のときには「ロングサイン」、「蛍の光」に変わっていました。
後ろのインマルサットアンテナ?がいかに巨大かわかっていただけますでしょうか。
「帽振れ」が終わり、岸壁を離れて今から母港に向かう「いずも」とその乗員。
乗員は直立のまま舷側に立っています。
「ひゅうが」型との大きな違いは甲板の大きさでしょうが、それ以外にも
昇降機の数が2基になったなどという違いがあります。
初めて艦体が全てファインダーに収まりました。
やはり見た目も大きな違いがありますね。
さて、「いずも」就航は早速ニュースソースに上がっているようですが、
TBSのニュースでは、このように報じたようです。
全長248メートル、海上自衛隊では最も大きい艦艇で、
外見上は「航空母艦」にも見える護衛艦が完成し、25日から就役しました。
就役したヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」は、全長248メートル、
排水量およそ2万トンで海上自衛隊の歴史上最も大きい艦艇です。
艦首から艦尾までを貫く平らな甲板を備えた姿は、外見上は「空母」と同じ。
ヘリコプター9機を搭載し、そのうち5機が同時に発着できるほか、
新型輸送機オスプレイも搭載できるということです。
政府は「自衛隊は攻撃型空母を持つことができない」という見解を示していますが、
海上自衛隊は、戦闘機などが発着できないことから、
「空母」ではなく「護衛艦」にあたるとしています。
ただ中国など周辺諸国を刺激する可能性もあります。
ただ中国など周辺諸国を刺激する可能性もあります。
ただ中国など周辺諸国を刺激する可能性もあります。
ふーん(嘲笑)
続く。