義母から、手作り餅をいただいた。
「色々入っているから」は、彼女の常套句。
餅に色々入っているって、どういうこと?
と、訝しく思いながら、一口パクッ。
ん?カレーの匂いがする。
さすがに中のあんこがカレーではなく、
餅の部分が、ほんのりカレー味がする。
耳鼻科に通っているダンナは鼻が利かないので、
娘にも嗅いでもらったら、確かにカレーの匂いがすると。
「きな粉とカレー粉と間違えたんじゃない」と娘。
義母、ボケた?
いや、彼女は、確信犯。
斬新な創作料理を作る名手です。
(その実態は、残り物をとりあえず全部混ぜる。失敗作が多いけど)
カレー味の餅は、脳が受けつけませんでした(嫁談)
そういえば、私は以前、カレー粉とからしを間違えました。
ドライカレーを作ろうとカレー粉を入れたつもりが、
どんなに入れても辛くなく、苦くなるばかりで、
なんでだろう、と、疑問に思いながら、「こんなもんかな」
と完成させて、ずっとあとで気づきました。
「からし」というでかい表示に気づかず、色だけで判断した私。
そういう失態を犯したのだろうか、義母さん。
「あの餅、カレーの味がしましたよ」
とは、嫁になって30年近くにもなるのに、言えない。
(とは言いつつ、こっそり残りの5個の餅を捨ててしまいました)