らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

正月三が日のタブー

2020-01-04 | 情報

明けましておめでとうございます

今年最初のブログを今日から始めます。
2018年1月から1年余りブログの書き込みを休止した後、昨年4月から再度始めて9か月になりました。
休止するまでは毎日アップしていましたが、諸事情により、再開後は一日置きにアップするようにしています。
この間、つたない内容にも拘らず、毎日、千数百名の読者の皆様からご訪問していただいており、本当にありがとうございます。
出来るだけこのペースで続けたいと思っていますので、本年も引き続きよろしくお願い致します。

さて、正月明けの今日は何を書こうかとネットでネタを探していたところ、「正月三が日にしてはいけないもの」という記事がありました。
正月三が日は昨日で終わっており、今頃書いても遅いと言われるかも知れませんが、敢えて記しますと、それは、「掃除」と「水仕事」そして「料理」だそうです。

1.まずは「掃除」です。
 三箇日には歳神様をお迎えしているので、そんな時に掃除をすると家から追い出すことになることから、掃除を控えるのが望ましいということです。

2.次は「水仕事」です。
 水を流すと歳神様も一緒に流れてしまうことになるので、洗濯や台所仕事などはできるだけしない方が良いそうです。

3.そして、「料理」です。
 竈(かまど)の神様が帰ってきている間は火を使わない方が良いということです。

他にも
4.豚、牛、馬などの四足歩行の動物の肉を食べてはいけない
 これは仏教の教えからきており、天武天皇が僧侶の肉食禁止令を出したことなどが理由として言われています。
 二本足の「鶏」は大丈夫なので、気になる方は鶏肉をご検討ください。

5.ケンカをしてはならない
 皆が新しい年を良い年にしたいと願う新年に、争いなどして悪い運気を植え付けたくないという考えから生まれた縁起かつぎのようですが、ケンカは控えるに越したことはありません。

6.お金を使ってはいけない
 年の初めにお金を使いすぎると、その1年はお金が貯まらないのだそうです。
 但し、神様に手向ける初詣でのお賽銭は大丈夫だといわれています。

これらは昔からの言い伝えだったり、地域の風習のようであり、仮に実行しなかったとしても何ら差し障りがあるわけではありません。
但し、「3」の料理では、火災に十分気を付けることや、「5」のケンカは、どのようなケンカにしても新年早々すべきではないこと、そして「6」のお金の浪費もまた新年早々ほどほどに、という戒めだと受け止めてもいいのではないかと思います。



悪質ウイルス「エモテット」に注意

2019-12-25 | 情報

12月20日のNHKの番組「シブ5時」の中で,、悪質なコンピューター  ウイルス「エモテット」について紹介していました。
このウイルスはメールに添付されて送られてくるので、「コンテンツの有効化」は絶対に押さないようにと注意していたので、今日はこのウイルスについて調べることにしました。

「エモテットの概要」
いま大流行している、かつてないほどに悪質なコンピューターウイルス エモテットの被害はことし秋からいろいろな企業や団体が感染して被害を受けており、その数は、少なくとも日本国内で400社以上と言われています。
このウイルスの一番の特徴は根絶することが不可能ということです。
というのは、感染した後でウイルスが形を少しずつ変えてしまうように作られており、セキュリティソフトは形が変わると見つけきれないことから対応が難しく、根絶が困難とのことです。

更に、犯罪者グループからそれぞれのパソコンが遠隔操作されるという仕組みがあって、これを使った人の、例えばネットバンキングのサイトに勝手にアクセスするなどして、お金を盗むということも可能であり、特定のコンピューターに対するサイバー攻撃もできるそうです。
防御の唯一の方法は、このウイルスの付いた電子メールを見分けることであり、メールを開いて「コンテンツの有効化」は絶対に押さないことだそうです。

「コンピューターウイルス エモテットの詳細HP」
このウイルスの詳細については JPCERT/CC( PCERTコーディネーションセンター)のHPに詳しく掲載されているのでリンクしておきます。
このHPでは「マルウエア Emotet」と表記されています。

JPCERT/CCによれば、このウイルスは実在の組織や人物になりすましたメールに添付された、Word 形式のファイルを開き、「コンテンツの有効化」をクリックすることで Emotet の感染に繋がることが分かっていることから、感染拡大を防ぐため注意喚起を呼び掛けています。

JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)とは、インターネットを介して発生する侵入やサービス妨害等のコンピュータセキュリティインシデント(以下、インシデント(出来事)) について、日本国内に関するインシデント等の報告の受け付け、対応の支援、発生状況の把握、手口の分析、再発防止のための対策の検討や助言などを、技術的な立場から行なっている組織です。

「リンク先」
マルウエア Emotet」の対策などの詳細が書かれているリンク先の「JPCERT/CC」HPです。

JPCERT/CCのHPには、Emotet の主な感染経路、Emotet に感染した場合の影響、感染を防ぐための対策や対応方法などの情報を紹介しています。
ご参考になればと思ってリンクしました。
メールを開く時には十分ご注意ください。



お歳暮を贈る時期

2019-11-27 | 情報

今年もお歳暮のシーズンがやってきました。
我が家では、毎年「K百貨店」のネットショップから贈っているのですが、先日、その手続きを済ませたところです。
同百貨店からはお歳暮の季節になるとカタログが送られてくるのですが、ネットショップ利用者には今回からカタログの送付が廃止となったようです。
カタログがあればパソコンからの入力も比較的わかり易いのですが、今回は入力項目などが分かりにくく、担当者に電話で聞きながら何とか手続きができた次第です。
毎回のことながら、高齢者にはネット通販は分かりにくいですね。

さて、今日はこれから最盛期となる「お歳暮を贈る時期」について調べました。

「お歳暮の起源」
先ず、お歳暮は、日頃お世話になっている方々に対し、1年の締めくくりにお礼の気持ちとして贈るもので、 その起源は江戸時代と言われています。
毎年、盆と暮れの年2回、長屋の大家さんや取引先に対し、「日頃お世話になっています。これからもよろしくお願いします」という意味を込めて、店子(たなこ:借家人)や商人が贈りものを持参したのが始まりの一つといわれています。
それが商習慣と結びつき、現在のような形になったようです。

「お歳暮の現況」
お歳暮は感謝の気持ちと、「これからもよろしくお願いします」という思いを込めて、相手方の家に持参するのが正式な渡し方ですが、現在では宅配便で贈るのが一般的となっています。

「贈る時期」
お歳暮は本来12月13日~20日までに贈るべきと言われています。
その理由は、12月13日は「正月事始めの日(すす払い等)」で、正月の準備を始める日であり、20日以降はどの家庭も年越しの準備で慌ただしくなるためであると言われています。
しかし、すす払いの習慣が廃れたことで贈る時期は前倒し傾向になっており、現在では11月末に贈るのも珍しいことではなくなりました。

贈る時期については地域によって若干の違いがあるようです。
例えば関東地方では12月初旬~31日ごろ、関西地方では13日~31日ごろが多いようです。
届く時期があまり遅くなると迷惑になる可能性もあり、やはり、地方を問わず12月20日ごろまでに届くように手配する方が無難のようです。

「年内に贈れなかった場合」
もし、手配の遅れなどにより年内に届かない場合は、
関東地方では1月7日(松の内)までに、
関西地方では1月15日までに表書きを「御年賀」として贈ります。
その後、立春(2月4日頃)までの間なら「寒中御見舞」として贈ります。
その場合、先方にお歳暮として贈れなかったことをお詫びして、年明けに贈る旨を手紙か電話で一言伝えるのがマナーです。

お歳暮は、日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを込めて贈る日本の文化の一つです。
贈る時期やマナーに十分注意しつつ、お世話になった方へ一年の締めくくりとして感謝の気持ちを伝えたいですね。


認知症予防の食事法

2019-09-02 | 情報

日経ネットを見ていたら、「認知症を予防するための食事法」という興味深い記事があったのでご紹介します。

記事によれば、「認知症」の発症には、生活習慣、特に食生活と深い関わりがあるということです。
認知症を予防するための食事法については、世界的に研究が進められており、2015年には、米シカゴのラッシュ大学医療センターで考案された“アルツハイマー病を予防する”食事法として「MIND(マインド)食」の効果が発表されています。

「MIND食」
MIND食とは、心臓病の予防効果やダイエット効果が確認されている「地中海食」と、高血圧を防ぐために米国で考案された「DASH(ダッシュ)食」という2つの優れた食事法をベースに、認知症の予防を目的に新たに考案された食事法です。

「地中海食」
地中海食とは、イタリア、ギリシャ、スペインなどの地中海沿岸の国々の人が食べている伝統的な料理のことで、以下のような共通の特性があります。
・果物や野菜を豊富に使用する。
・乳製品や肉よりも魚を多く使う。
・オリーブオイル、ナッツ、豆類、全粒粉など未精製の穀物をよく使う。
・食事と一緒に適量の赤ワインを飲む
食事法です。

「DASH食」
DASH食とは「高血圧予防のための食事法」で、NIH(アメリカ国立衛生研究所)の主導で行われた臨床試験に基づく食事療法のことです。
DASH食の具体的な内容は、野菜や乳製品、果物、魚や大豆製品などを積極的に食べること。
これらの食品には塩分の排出を促す効果のあるカリウム、カルシウム、マグネシウム、食物繊維などが豊富に含まれており、同時に摂取することでその効果がさらに高まると言われています。

「MIND食の効果」
地中海食とDASH食をベースに考案されたMIND食の効果については、認知症になっていない高齢者923人を対象に、平均4年半にわたって観察を続けたところ、次のような結果が得られたということです。
「結果」
MIND食15項目(推奨と避けるべき食材)のうち、平均9.6項目実行したグループ(厳密に実行)は、平均5.6項目しか実行していないグループ(少し実行)に比べて、アルツハイマー型認知症の発症率が53%低かった。
また、平均7.5項目実行したグループ(緩やかに実行)では35%低いという結果が出たということです。

「MIND食で取り入れる食材と避けるべき食材15項目」
MIND食では、積極的に食べた方がいい食材10項目と、逆に食べ過ぎないように注意すべき食材5項目を示しています。

「MIND食で取り入れるべき10の食材と避けるべき食材」は下記のとおりです。(日経ネットより)
具体的には、動物性脂肪(飽和脂肪酸)や甘いものを控え、オメガ3などの不飽和脂肪酸を含むオリーブオイルや魚、ナッツ、抗酸化物質であるポリフェノールが多いワイン、カロテノイドや食物繊維が豊富な緑黄色野菜などを推奨しています。

なお、オメガ3脂肪酸とは、 ヒトの体内で作ることができないため、食物からとる必要がある栄養素です。
オメガ3脂肪酸のEPAやDHAは、脂肪が多い魚(たとえば、サケ、マグロ、マス)や甲殻類(たとえば、カニ、ムール貝、カキ)のような海産物に含まれているということです。



このMIND食の推奨食材となっているフルーツが、ブルーベリーなどに代表される「ベリー類」です。
ベリー類は優れた抗酸化作用を持つポリフェノール(アントシアニジンなど)を豊富に含んでいます。

70歳以上の女性約1万6000人を対象にした研究では、ベリー類の摂取量が多い人は認知機能の低下が最大2.5年遅いと報告されています。
日本人が大好きなイチゴ(ストロベリー)でもOKです。

これだけMIND食の効果が確認されているのなら、MIND食15項目をできるだけ摂取して、認知症の予防に努めたいですね。


木魚の由来

2019-08-15 | 情報

お盆には、菩提寺のご住職をお迎えして棚経をあげてもらいますが、その折、どのご住職も木魚を叩いて調子を取っています。
この木魚は法具ですが、単なる楽器のような存在なのでしょうか? それとも他にもっと重要な意味があるのでしょうか?
今日はその由来と意味について調べました。

「由来」
木魚は元々は、木を魚の形に彫ったもので、中国の宋代(10世紀~13世紀)で使われていたようです。
当時の用途は、木槌等で木魚を叩いて音を出し、人々を集めるための道具として使われていました。
これが木魚の元々の由来です。

日本でも、大本山永平寺では、魚鼓(ほう)という、三メートル弱の魚の形をした板が、修行僧が食事をする僧堂の外廊下に吊り下げられており、当番の修行僧がこれを叩いて合図に使用しているそうです。

・永平寺の魚鼓(ほう)という、三メートル弱の木魚です。(ネットより)


この木魚が殺生を禁じられているお寺に何故あるのでしょうか?
実は、お寺のお坊さんや修行僧の中にはお経の途中でウトウトして眠ってしまうお坊さんもいるようです。
これを防ぐために木魚を叩くようになったと言われています。
それが何故魚なのかと言うと、古来、魚は眠らないからと考えられていたことから、「目を閉じて惰眠を貪ることなく修行に励むように」という戒めが込められているのだそうです。

また、魚が口にくわえている丸い玉は煩悩を表していて、魚の背をたたいて煩悩を吐き出させているそうです。
魚板に、中身を空洞にして音が出やすくするなどの工夫が加えられ、現在のようにお経を読む際に使われるようになりました。
リズムをとることも目的としているそうですが、眠気覚ましの意味もあると言うことです。


木魚の由来は、人を集めるための道具から修行僧の眠気防止、そして現在では、主にお経を読むときにリズムを整える事へと変遷しているようです。

 


線香をあげる時のマナー

2019-08-13 | 情報

今日からお盆です。
16日までのお盆の期間中、ご先祖様と語らい、この世で一緒に過ごせたことの感謝の気持ちを込めてご供養し、16日には霊が再びあの世へお帰りくださいますよう送り火を燃やして手を合わせましょう。

先日、「お線香の意味」について当ブログでご紹介したところですが、今日はお墓にお線香をあげる時のマナーについてご紹介したいと思います。
知っているようで案外マナー違反をしている場合があるかもしれないので確認の意味で取り上げました。

「マナー」
お線香は一般的に、お墓参りでは一束単位で持っていきます。 これは、そのまま束の状態で墓前にお供えする場合もありますが、一緒にお墓参りに行った方々に分けるためでもあります。
お墓参りでのお線香の供え方は、宗派や地域によって様々です。
束をそのまま横にして備える場合もあれば束をばらして決められた本数のみをお供えする場合もあります。
また、お線香を置く香炉の広さによっては一束ではなく、半束をお供えする場合もあります。

「本数」
お供えする時には、本数だけでなく、置き方にも作法があるので、注意が必要です。
・臨済宗・・・・1本を香炉の真ん中に立てます
・日蓮宗・・・・1本を香炉の真ん中に立てます
・曹洞宗・・・・1〜3本を香炉の真ん中に立てます
・浄土宗・・・・1〜3本を香炉の真ん中に立てます
・日蓮正宗・・1〜3本を横に寝かせます
・天台宗・・・・3本を香炉の中に、香炉の手前に1本、奥に2本、自分から見て逆三角形になるように立てます。
・真言宗・・・・3本を香炉の中に、香炉の手前に1本、奥に2本、自分から見て逆三角形になるように立てます。
・浄土真宗・・1本を2〜3本に折り、横に寝かせます。 
         線香を折るのは、香炉のサイズに合わせるためとなるので、2本又は3本どちらでも大丈夫です。
          しかし、4本以上に折ることはありませんので、注意が必要です。

「線香の向き」
線香を横にすることを「寝線香」と言い、線香を横にするときは、自分から見て火が付いている方が左に来るようにしましょう。
もし、既に火が付いているお線香がお供えされている時は、既にお供えされているお線香の向きに合わせてお供えするのがマナーとなります。



「線香の付け方」
お線香の正式な付け方は以下のようになります。
・ライター或いはマッチでロウソクに火を灯し、ロウソクからお線香に火を移します。 燭台が両脇にある場合は、必ず右側のロウソクから火を移します。
・火を移したお線香を、故人に近しい人から順に分けます。

ライターから線香に直接火を灯すのは、 正式にはタブーとされていますが、屋外の場合は、基本的に使用しても問題ないようです。
なお、風が強い日に、一般的なライターで束のお線香に火を灯すのは難しく、なかなか火が灯らない場合は、束になっているお線香を扇子状に広げることで、火を灯しやすくなります。

「消し方」
お線香は、仏様にお供えするものとなりますので、 そのお線香を、悪行を積み、汚れているとされている人間の口から吐いた息で吹き消すことは無作法となります。
正式な消し方は、お線香を上下に揺らして消すか、もしくは手の平で仰ぐ、専用の線香消しで消す、のいずれかの方法となります。

以上が線香の灯し方から消し方までの一般的マナーとなります。
マナー違反は、自分が恥ずかしい思いをするだけでなく、周りの方を不愉快な気分にさせることもあります。
マナーを守り、心を込めて、気持ちよくお参りしたいものです。

 


敷居や畳の行儀作法

2019-07-26 | 情報

最近の住宅は和室を設けないスタイルが増えているようです。
そのような家に住むと、自ずと、敷居や畳に対する概念が無くなってこないかと心配します。
日本人である以上、敷居や畳の行儀作法は身につけておく必要があります。
もし、この行儀作法を知らずに上司や同僚などのお宅で和室に通された時に敷居や畳の縁を踏んでしまうと、その人の人格や常識を疑われ、恥をかくことがあるかもしれません。
そこで今日は「敷居や畳の縁を踏まない行儀作法」について調べました。

昔は“敷居や畳の縁を踏んではいけない”と、どこのご家庭でも躾けられた事と思います。
小生も大正生まれの父母によく叱られたものですが、今後、和室が無い家で育った人たちは和室の行儀作法を知らずに育つのでしょうか?

でも何故、敷居や畳の縁を踏んでは駄目なのでしょうね?
70数年前の私の記憶では、「戸や障子などの敷居や畳の縁を踏むのは親の顔を踏むようなものだ」とか、「敷居を枕にすると幽霊が出る」などの理由だったように思います。
果たしてそうだったのか?



調べてみると、「敷居や畳の縁を踏んではいけない」という仕来たりが生れた理由は「境界」という概念からのようです。

即ち、敷居は部屋と部屋を区分けする境界の役割を果たしています。
そして、畳は「立って半畳、寝て一畳」と言われるように、一人の人間が暮らすための最小の空間とされました。
そこから、畳の縁は一人一人に必要な空間を区分けする境界とも考えられたようです。

更に、橋のたもとや村はずれなどにお地蔵さまが祀られているのも境界の表れであり、お地蔵様を祀ることで境界が持つ危うさから逃れようとしたようです。
そのような境界に対する認識から敷居や畳の縁も境界の一種と考えられるようになり、「踏んではいけない」と言うタブーが生れたということです。

そのタブーを破ることは家の秩序や格式を破壊することにつながりかねません。
そこで、親の顔や幽霊を持ち出して子供に守らせようとしたり、更に、昔は畳の縁に家紋を刺繍することもあって、家紋を踏んではいけないと言う意味でも畳の縁を踏むことをタブーとしたようです。

今流行りの畳や敷居がない家に育っても、私たち日本人はそれらに対する行儀作法を忘れることなく、恥ずかしい思いをしないようにしたいものですね。


四百四病

2019-07-20 | 情報

「四百四病(しひゃくしびょう)」と言う言葉があります。
この言葉もニュースで知りました。
ニュースでは「四百四病」は人間が罹る一切の病気で、人間は「四百四病」の入れ物であると簡略に説明していました。
そこでこの言葉について調べることにしました。

この言葉は仏教用語だそうです。
仏説では人間の病気には404病あるとされています。
それによれば、人間の肉体は、「地」・「水」・「火」・「風」の四要素から構成されており、これを四大(しだい)と言います。
この四要素の調和が失われると「四大不調」となって、おのおのの要素から101の病が起こりるのだ、というのです。

四大不調、即ち、「地大」が増すことによって黄病(オウビヨウ)が起こり、「水大」が積もることによって痰病(タンビヨウ)が起こります。
そして、「火大」が盛んになることによって熱病が起こり、「風大」の動きが激しくなると風病が起こるそうです。
仏教用語であっても、当然のことながら、仏様はこれらの病気を治すことはできません。

更に、「四百四病」には「四百四病の外(ほか)」と言う病もあるそうで、それは『恋のやまい』だそうです。
歌の文句にあるように、この病も仏様でも草津の湯でも治せないということです。



嘗て、「四百四病より貧の苦しみ」という諺がありました。
これは、人間がかかるあらゆる病気(四百四病)よりも、貧しいことの方が辛いということですが、現在ではこの言葉は死語に近いものとなっているようです。

「貧」も「四百四病」も御免蒙りたいですが、軽度な「一病」であればそうとも言えません。
何故なら、皆さん良くご存知の「一病息災」という言葉があるように、一つぐらい病気のある人の方が反って身体に気をつけるので、健康に留意しない丈夫な人よりも息災であると考えられているからです。
 
いずれにしても、日頃の健康には十分留意して、いつまでも息災でいられるよう願いたいですね。


「腕立て伏せ」と「心血管疾患発症リスク」

2019-07-02 | 情報

健康ジョギングを始めて37~8年になります。
ジョギングを続けるにあたって心掛けている事は、翌日に疲れが残らないように、そして筋肉痛にならないように、走る前と後にはウォームアップとクールダウンを入念に行うことです。
ウォームアップは15分くらいしていますが、その中に腕立て伏せを200回ほど行うことを取り入れています。
これをすることにより冬でも身体が温かくなり、いきなり外に出ても心臓への負担は全く感じなくなります。
この”腕立て伏せ”、先日ネットを見ていたら、嬉しい記事があったのでご紹介したいと思います。

「腕立て伏せと心疾患発症リスクの関係」
その記事とは、日経ネットに載っていた”腕立て伏せと心疾患発症リスクの関係”と見出しされた記事です。

記事によると、米国の男性消防士を対象に行われた研究で、一定のペースを保ちながら腕立て伏せができる回数が多い人ほど、その後10年間の心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患の発症や心臓突然死のリスクが低いことが明らかになったそうです。
一定のペースで行う腕立て伏せが連続で10回以下しかできなかった人に比べ、41回以上できた人では、その後10年間の心血管疾患発症などのリスクが96%も低くなっていたということです。



「心肺持久力の簡便な指標として「腕立て伏せ」に注目」
心筋梗塞や脳卒中に代表される心血管疾患は、世界各国で主な死因の1つになっています。
その危険因子としては、タバコ、高血圧、糖尿病などがあり、これらは心血管疾患のリスクを高めると言われているところですが、反対に、運動はリスクを低減することが知られています。

今回の腕立て伏せの調査はアメリカ・インディアナ州の10か所の消防署に勤務していた男性消防士1562人(平均年齢39.6歳)を対象に、1分間に80回のペースで、メトロノームの拍子に合わせて腕立て伏せを行いました。
そして、それに関するデータが得られた1104人を分析対象にしたそうです。

次に、腕立て伏せができた回数に基づいて、参加者を5つのグループに分け、その後10年間の心血管イベント(心筋梗塞・狭心症・心不全の発症、心臓突然死など)の有無を調べました。

「腕立て伏せの回数が多いほど心血管イベントリスクが少ない」
その結果、上の表の通り、腕立て伏せの回数が多い人ほど心筋梗塞・狭心症・心不全の発症、心臓突然死などの心血管イベントリスクが低下したことが分かったそうです。

ただし、この現象は、腕立て伏せ回数を評価した時点の、参加者たちの心血管疾患の危険因子の保有状況の違いによって説明できる可能性があることから、「今後、より多様な人々を対象に、より規模の大きい研究を行う必要がある」としていますが、いずれにしても、このような結果が得られた事により、腕立て伏せの回数の計側がシンプルで費用のかからない心肺の持久力を推定する方法である可能性があると載っていました。

嬉しいですね。
医学的根拠もなにも知らずに、ただジョギングのウォームアップの一つとして実行していた”腕立て伏せ” が心血管疾患のリスクを低下する効果があることが実証されたのです。
そして、腕立て伏せの回数を計側することにより、心肺の持久力を推定することができるのです。
どのような運動でも自分に良いと思った事はやってみて、そして継続することですね。


訪問時のマナー

2017-12-11 | 情報

年末年始は友人や知人、会社の上司宅を訪問する機会が増えるのではないでしょうか?
このような時、品のある大人として礼を失しない一定の作法があります。
今日は手土産を持参した訪問時のマナーについて調べました。

訪問時には次のような所作を心掛けましょう。
1. 玄関では正面向きで上がって、必ず靴を揃える
  靴は揃えて脱いで正面向きで上がり、相手にお尻を向けないようにかがんで、靴の向きを直してから下座に置くのがマナーです。
  帰る時は、下座に置いた靴を中央に置き直してから履きましょう。
2. 素足で訪問先に上がらないこと
  素足のまま訪問先に上がるのは清潔な印象を与えません。
  理由は、畳の上で食事をし、お茶を点ててきた日本では、清浄の象徴として室内では白い足袋を着用する習慣があるからです。
  もし、訪問直前に素足に気づいた場合は、ストッキングや靴下を購入し、はき替えてから訪問しましょう。
3. 和室では、勧められるまで座布団に座らない
  和室に通された時は、たとえ座卓の周りに座布団が準備されていても勝手に使うのはタブーです。
  出入り口近くの下座に控え、挨拶をし、手土産を渡し、先方から「どうぞ座布団をお当てください」と勧められたら、「失礼します」と受けて座りましょう。
4. 敷居や畳みの縁(へり)は踏まないこと
  敷居は内と外を分ける境界線であり、土台を支える大切な部分です。畳みの縁も境界線であり、家紋を入れた高価な織物を使っていることもあります。
  「敷居や畳みの縁を踏むのは家の顏を踏むようなもの」と思われるので注意が必要です。 また、座布団などを踏んで歩くのもダメです。
5. 洋室で席を指定されない時は、下座に坐りましょう。
  洋室に通された時は、先方から指定されない限り下座(出入口にいちばん近い席)に座るのがマナーです。
  挨拶する時は椅子から立ち、手みやげを渡してから、相手が勧めてくれた椅子に腰掛けます。
6. テーブルの上にバッグなどを置かない
  テーブルは食事をする場所なので、荷物を置くのは失礼になります。
  和室なら座っている脇に手荷物を控え、洋室なら椅子にバッグと手みやげを置くのがマナーになります。
  なお、洋室で床に手みやげを置いてしまうと、床に置いたものを差し上げることになるので、これも失礼な印象を与えます。
7. 手土産は紙袋ごと渡さない
  紙袋や風呂敷は、手土産を汚さないために使うものなので、そのまま渡すのは失礼になります。
  手土産を取り出してから表書きやリボンの結び目が相手の正面に向くように直し、両手で渡しましょう。
  そして、使い終わった紙袋は持ち帰るのがマナーです。

如何でしょうか?
訪問時のマナーはその人の品格が表れます。
緊張する必要はありませんが、最低限の礼儀は守りたいですね。