今年は大根がよく育ってくれました。
栽培方法はいつもと同じなのですが、気象条件がよかったのでしょうか、長く、太く、そして味も美味しくて申し分のない出来となりました。
大根に限らず、野菜はは冬になると美味しくなります。
その理由は、寒さで凍ることがないよう、細胞に糖を蓄積して、糖度の高い野菜になるためです。
大根もおろして生で食べたり、煮物にしたり、おでんにしたりと、いろいろな調理方法がありますが、熱い大根に練り味噌をつけて食べる「風呂吹き大根」もまた美味しいですよね。
今日は「風呂吹き大根」の由来について調べました。
「風呂吹き大根」
「ふろふき」は漢字で書くと「風呂吹き」と書き、「風呂吹き大根」とは、厚めに切った大根をだし汁で煮て、甘みのある味噌ベースのたれでいただく料理です。
一般的にだしは昆布だし、みそは赤みそを使用するのが主流だそうです。
「風呂吹き大根の名称の由来」
でも「風呂吹き大根」は何故そのように呼ばれているのでしょうか?
そのひとつに風呂に由来する説があります。
・昔の風呂は蒸し風呂で、熱くなった体に息を吹きかけると垢を掻きやすいため、息を吹きかけ垢をこすり取る職業がありました。
そうした職業やその仕事をする人を「風呂吹き」と呼んでいたそうです。
その仕事人が風呂で湯気の出る体に息を吹きかける様子と、料理を食べる時に冷ます姿が似ていることから「風呂吹き」と呼ばれるようになったとする説です。
他には漆職人に由来する説があります。
・昔、漆器を作る職人が、冬場に漆の乾きが悪くて困っていると、ある僧から、大根の茹で汁で乾燥室兼貯蔵庫である風呂に霧吹きするとよいと教えられ、試したところ大変効果があったそうです。
このとき、茹で汁を取った後に残った大根を近所の人々に配ったところ、この大根に味噌をつけて食べるととてもおいしいと評判になり、この大根を「ふろふき大根」と呼ぶようになったという説です。
・更にもう一つの説としては、大根は体にもよく、安くて経済的なため「不老富貴(ふろうふき)」の意味からとする説などがあります。
名称の謂れは兎も角、寒いこの時期に息をフーフー吹きかけながら食べるアツアツの大根は美味しいですよね。
大根は風呂吹きに限らず、おでんや鍋物などにしても美味しくいただけます。
美味しいこの時期の大根をたくさん食べたいですね。
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https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/8f42235d54ca450586f49ba1dba04ca1
> 風呂で湯気の出る体に息を吹きかける様子と、料理を食べる時に冷ます姿が似ていることから「風呂吹き」と呼ばれるようになった
この説に軍配をあげたいです。^^
もっとも、風呂をわかすのに、竹筒を吹いて薪をくべる風呂焚きを思いました。
サンタ、幼児ブース、ハンドベル、ウサちゃんの4イベントは、すべて一緒の日ではありません。
コロナから解放されて、それほどに日常がもどってきたようです。