ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

紫の扉

2010年11月27日 | 子ども
我が家には、私たち家族のほかに、目には見えないが、

住んでいらっしゃる方がいます。

その方々とは、うまく共存しています。

追い出したりせず、お互いの居住区を犯さない程度に

過ごしています。


次女は、とても敏感なので、嫌な空気や、見えない人が見えます。

そのため、眠る時、寝室に入ると、

とても怖がる時があるのです。


先日、娘たちに言いました。

「この家には、目には見えない人が住んでいますが、

悪い人ではないので、追い出さずにいるんだよ。」と。

すると、次女が言いました。

「あのね。寝る部屋の扉が、怖いんだよ。」と。

「どうして?誰か外側にいるから?」

「うん、誰かが出てくるときは、扉が紫色になるの。それが怖いの。」


知りませんでした。

そのたびに、扉の方を見ないようにして、布団をかぶって、

怖い怖いと言っていた次女。

誰か居るの?と聞くと、うんと答え、

一人?と聞くと、一人じゃない、いっぱい、と答える。

その問答をした後、私は扉を開けて、叫ぶ。

「これから眠るから、あっち行って!!」と。

しっしっ!と。。。

なんとなく、遠ざかる影。(のような気がするのです)


この時、扉が紫色に光るとは、初めて知りました。

それは、怖いわ・・・。

扉が開いていなくても、閉じていても、怖いという意味が、

それで分かったのです。


次元が変わるんだろうか?

私には、まだそこまで分かりません。


そして、次女と共通している不思議な視覚があります。

それは、テレビを見ていると、3Dに見えるときがあるということ。

私は、幼少時代、この現象に悩まされ、

目をつむっても、画面の犬や人や動くものが、目の中に飛び込んできて、

眠れない日が続いたことがありました。

とても怖かったのを覚えています。


3D映画の話をしている時に、次女がふと、

「普通のテレビのときも、3Dになるときがあるよ。」と言ったのです。

私は、はっとして、私の幼少期を思い出したのです。

そうなんだぁ。この子は、私と体質が似ているんだ・・・。


数々の不思議体験は、これからも続くことでしょう。

楽しいね、いろんな世界が見れるのは。



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