「メコンのへそ」です。ブンカーン市街から21kmでメコン川沿いの「ワット・ア-ホーン・シラワート」に到着です。境内に立っている看板です。
川沿いにはベンチが並んでいます。夕暮れの涼しくなった頃に人が集まるのでしょうか・・・。
アイスクリーム売りがたくさん集まっています。
悠々と流れるメコン川の上流です。
そして、メコン川の下流を眺めます。
対岸はラオスです。ワット・ア-ホーン・シラワートの建つ、この場所は川幅が極端に狭くなっています。
メコン川で水深が一番深いところだと信じられています。ロープに石を結び、川に投げ入れて測られた深さは196mです。
雨季には急流となり大きな円錐を伴う渦巻きが生じます。乾季になり、大きな渦が壊れる時、瀑布と岩を貫ぬく大音響を伴います。しかし、渦はすぐに発生し、瀑布と大音響を伴い消える現象が乾季の3月から5月にかけて毎日発生します。
対岸も寺院です。伝説では「メコンのへそ」はラオス側の岩の下に洞窟が横たわり、メコンオオナマズが生息し、陰暦11月のオーク・パンサー(出安居)には、ナーガが集まって火の玉を吐く神聖な場所です。
ワット・ア-ホーン・シラワート」には「メコンのへそ」の女神が祀られていて、金運や恋愛成就にご利益があるそうです。
人々は二本の線香に火を点け、花や花束、そして口紅、香水、女性のアクセサリー等とともに供えます。
一帯から出た木の化石です。
庭の巨岩です。
午後4時21分、「メコンのへそ」から70km走ってポーン・ピサイの町へ来ました。ノーンカーイまでは、あと46kmです。
サムローに乗って下校の学生たちです。
ブンカーンとノーンカーイを結ぶ国道212号線はメコン川と平行に通っていますが、川沿いを走ることはありません。ノーンカーイを過ぎるとチェーン・カーンまで川沿いを走るのと大違いです。
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ノーンカーイに到着です。午後5時、「サラ・ケーオ・クー」という標札で寄ってみました。
ラオスから亡命した僧侶「ルアンプー・ブンルア・スラリット」の指導によって1978年に建立された寺院です。
門前の売店も店じまいをし、二カ所の寺院門も閉まっているので外観写真だけで写して立ち去りましたが、翌朝再訪した時には売店の女性が開いている第三の門を教えてくれました。
メコン川沿いへ出ます。タイとラオスを結ぶ友好橋まではまだ距離があります。
ノーンカーイはメコン川沿いに寺院がぎっしりと並び立っています。
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国道2号線との交差点です。市街へ入るゲートは二匹のナーガです。
ロイヤル・メ・コーン・ノーン・カイ・ホテルです。一泊900バーツです。
川畔には新しいホテルもたくさん建っていましたが、背が高く見晴らしがよさそうなのでここに決まました。
ホテルのロビーです。
ホテルは川沿いです。夕日を見に川畔に出てみます。
川上にはタイ=ラオス友好橋が見えます。1994年にオーストラリアの援助で完成した、1174mの自動車専用道路です。
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夕食に出かけます。
メコン川に沿った店だと思ったのですが、店の裏は護岸工事がなされ、道路が通っていました。料理ができるまで夕暮れを撮影です。
メコン川に生息するメコンオオナマズを使った、トムヤム・プラーブックです。メコンオオナマズは成長すると全長2m、300kgになる世界最大の淡水草食魚です。絶滅危惧種に指定されていて、タイでは捕獲禁止です。タイ人に言わせると、タイで捕獲禁止にしてもラオス人が捕っているから効果がないということでした。ここに出たのは、ラオスからの輸入か、密漁かはわかりません。
対岸のラオスの寺院では、夜遅くまで満月の行事が行われています。
3月3日、日本ではひな祭りでした。
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