ワット・ソトーンの行事を紹介していますが、ついでに陰暦3月の満月の日の「マカブーチャ」(万仏節)を紹介します。
マカブーチャとは釈迦入滅の3か月前、王舎城の竹林精舎へ釈迦が具足戒(出家者遵守しなければならない戒律)を与え、悟りを得た1250名の比丘が、釈迦の説法を聞くため、偶然に集結した奇跡を記念した日です。
夕方から信者は寺院へタンブンに出かけます。僧侶を先頭に、手に供花と線香、灯したロウソクを携え、経を唱えながら本堂を3周します。「ヴィアン・ティアン」と呼ばれ全国の寺院で行われます。
当日は祝日となり飲食店で酒類は供与されません、酒類の販売も禁止されます。したがって酒類の提供が主な飲み屋はほとんどが閉店します。
写真は2013年2月25日に撮影したものですが、この日は風もなくろうそくが消えませんでした。
東向き寺院の正面にはヴィアン・ティアンのロウソク、線香を立てる灰が用意されています。
参拝に来た人はここでロウソク、線香に火を点け、本堂を三周した後ここへ挿しておきます。
夜遅くなるまで参拝の人は絶えません。
ワット・ソトーン近くのクイッテアオの屋台です。
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