12世紀末にジャヤヴァルマン7世により、東バライの北に北バライ「ジャヤ・タターカ(ジャヤヴァルマン王の池)」が建設されます。
東西3.5km、南北1kmの人造湖の中心部に「ニヤック・ポアン(絡み合うヘビ)」は浮島のように建造されました。
ニヤック・ポアンは一辺が70mの正方形の池と四方に一辺が27mの小池が配置されています。大池の中心には蓮華座の円形基壇に祠塔堂が建ち、小池との間には正面が小池を向いた祠があります。
祠には東西南北にそれぞれ違う大きな彫像が据えられて、大池の水を小池に流す樋口となっています。
入ってきた北側には象の頭が大きな口を開けて水を流すようになっています。
大池です。干上がったい大池に仏像の台座が置かれています。
祠塔堂の基壇に2匹のナーガが巻きつき尾を絡め合っています。「絡み合うヘビ」と名前の由来です。
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東の祠へ歩いてきました。
東の樋口は人の顔です。
南の祠から祠塔堂を眺めます。
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南の祠はシンハです。彼女の母親はここで働いており、仕事が終わるのを待っています。
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彫像は涅槃図です。
西は馬の頭です。(ニヤック・ポアンを紹介している本は西がシンハ、南が牛となっているのもあります。)
仏陀座像が削られています。削られリンガに改造された仏陀坐像もあります。
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次回は池に下りて祠塔堂を紹介します。
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