■ソンクラーンに行けなかったコーン・ケンのシムを訪ねてきました。今回の旅行目的は「プー・ウィアン」の磨崖仏参拝ですが、磨崖仏の所在地「チュム・ペー」までの行路途中にあるシムに寄りましたので紹介します。
午前6時54分、バンコクをスタート、サラブリー、コラートと国道2号線を走行、381kmでポーンの交差点です。国道207号線に入り17km走ると「ワット・サ・ブア・ケーオ」に到着です。午後1時10分になっています。
【初日の走行:朱色・566km、第3日目:山吹色・364km、帰路:黄緑色・570km、全走行距離:1520kmでした。】
店先に吊るしてあるのは、コーン・ケン名物の「サイクロー」(ソーセージ)です。
「ワット・サ・ブア・ケーオ」のシムです。1916年の建築と言われています。
2001年に王室後援の下でサイアムソサエティによって修復作業が実施されています。
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■正面の壁画です。
階段左右のシンハーの前に腰掛ける親子人物がある珍しい意匠です。
左には子供の像がありませんが、逸失したものと思われます。
扉の左壁面には地元の風俗が描かれています。
扉の右側の壁になります。
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■左側面の壁画です。
壁画はインドの叙事詩「ラーマーヤナ」のラオ版「プラ・ラック・プラ・ラム」(プラ・ラム・サドック)です。
「プラ・ラム」が魔王「タオ・ラパーナスアン」にさらわれた妻「ナーン・シーダ」を弟「プラ・ラック」、息子で猿に変えられた「フラマン」(タイではハヌーマン)の協力で取り戻すお話です。
川に流される「ナーン・シーダ」です。
壁面にぎっしりと描かれた絵を理解するのは、非常に難しいです。よく見ていくと「プラ・ラック・プラ・ラム」以外のジャータカも描かれているようです。
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■右側面の壁画です。
魔軍と戦う「プラ・ラック」「プラ・ラム」兄弟と「フラマン」です。
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■背面の壁画です。
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■堂内は仏伝図が描かれています。堂外の画風とは多少異なります。
正面は涅槃図です。
左右に悲しむ弟子が描かれています。
出城前夜と出家踰城の図です。
愛馬と御者との別れです。
入口の上の壁には瞑想する太子、降魔浄土の図です。
攻撃してくる魔衆です。
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シムの隣に建っている礼拝堂です。
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